マクニカ、モーター特化型予知保全DX「Mpression Smart Motor Sensor」の販売を開始

~製造業でのダウンタイム回避、最適なモーター運用による電力コスト(CO2排出量)削減も実現~

半導体、ネットワーク、サイバーセキュリティ、AI/IoTにおけるトータルサービス・ソリューションプロバイダーの株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将、以下マクニカ)は、2022年6月2日にリリースした「Macnica Smart Motor Sensor」をマクニカの技術ブランドMpressionシリーズ「Mpression Smart Motor Sensor*1」として12月より販売を開始いたします。同ソリューションは、低圧三相モーター向けに特化したセンサー・クラウド一体型の予知保全DXソリューションで、装置の想定外のダウンタイム削減やメンテナンス費用の最適化に貢献します。また、AIの専門知識なく手軽に予知保全の導入を実現することができ、最適な状態でモーターを稼働させることにより電力コスト(CO2排出量)の削減も可能となります。

産業用モーターによる年間消費電力量は、産業部門においては75%を占めると推計されています。また、最適な状態でないモーター運用の場合、電力効率の低下によって必要以上に電力コストを消費するだけでなく、予期せぬ異常の発生により最悪のケースではラインダウンに発展する恐れがあります。

「Mpression Smart Motor Sensor」は、バッテリー駆動のセンサーをモーターの冷却フィンに取り付け、初期設定は、スマートフォン専用アプリより行います。使用開始後、AIによる機械学習が自動的に開始され、一定期間後に異常を検知するAIモデルが自動生成されます。これにより、センサーから集められた振動、温度、磁界データは専用ダッシュボードに表示され、モーターから離れたロケーションであってもパソコンやスマートフォン、タブレットなどで確認でき、異常時にはアラート通知され、対処方法の指示も具体的に表示されます。さらに、常にモーターの健康状態を把握することで、効率的なメンテナンスを実現でき、最適な状態のモーター運用によって電力コスト(CO2 排出量)の削減にも繋がります。

マクニカは、本ソリューションのリリース後、トライアルを通じてお客様と一緒に予知保全に向けた取り組みを行ってきました。いち早く評価を開始した日世株式会社では、全社的なDX推進に向けて本ソリューションを活用し、最適化に向けた一歩を踏み出しています。
日世株式会社 プレスト生産部 技術保全課 課長 村上 仁宏 氏は次の様に述べています。「なるべく早期に予兆を把握するには、多くのデータが収集できたほうが良く、いくつものモーターセンサーを見たのですが、なかなか納得いくものがありませんでした。そうした中で出会ったのが、Mpression Smart Motor Sensorでした。他のセンサーでは、温度や振動の異常によって不具合を検出しますが、このセンサーでは他にない磁束も検出することが可能で、これらは温度や振動の異常の元となる磁界のズレをキャッチできるので、一層早い段階で予知保全が行えます。設備の状態は、ダッシュボードでいつでも確認する事ができ、データに基づいてメンテナンスや設備更新の計画も立てることができます。」

詳細及びインタビュー動画はWebサイトをご覧ください。
https://www.macnica.co.jp/business/ai_iot/products/hardware/141195/#link5

マクニカはDigital Synergy Factory(DSF)という、製造業における知見と最新テクノロジーを活用した次世代スマートファクトリー化に向けたサービスを体系化しており、今回の「Mpression Smart Motor Sensor」の提供により予知保全分野における支援を拡張してまいります。

*1:アナログ・デバイセズ社(NASDAQ:ADI、本社:アメリカマサチューセッツ州、CEO:Vincent Roche、以下:アナログ・デバイセズ)が開発した、超高精度MEMSセンサーを搭載したハードウェアと専用ソフトウェアで構成され、マクニカが提供するOEMソリューションです。

フードテックジャパンへの出展について

マクニカ/アナログ・デバイセズは、2022年12月7日(水曜)~9日(金)に幕張メッセで開催されます、「フードテックジャパン(食品工場の自動化・DX展)」に、出展します。
食品工場の自動化・業務効率化を実現する先端テクノロジーを取り扱う本展示会において、「Mpression Smart Motor Sensor」の展示及びデモンストレーションを実施します。

■展示会名: 第3回 フードテック ジャパン 食品工場の自動化・DX展
■主  催:RX Japan株式会社
■会  場:幕張メッセ
11ホール 11-20ブース(出展名:マクニカ / アナログ・デバイセズ)
■会  期:2022年12月7日(水)~12月9日(金)
■参  加:登録制(事前登録及び招待チケット制)

※本文中に記載の社名及び製品名は、株式会社マクニカおよび各社の商標または登録商標です。
※ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。 その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご承知ください。

日世株式会社 について

1947年に設立され、1951年にソフトクリームを初めて日本に紹介した日本のソフトクリームのパイオニアにして総合メーカーです。現在、ソフトクリーム液体原料(ミックス)、可食容器のコーン、ソフトクリーム製造機であるフリーザーを製造販売しています。http://www.nissei-com.co.jp/

アナログ・デバイセズ について

アナログ・デバイセズ (NASDAQ: ADI) は、現代のデジタルエコノミーの中心で事業を展開し、アナログ・ミックスド・シグナル、パワー・マネジメント、RF、デジタル&センサー技術などの包括的な組み合わせをもって、実世界の現象を実用可能な情報に変換します。アナログ・デバイセズは、全世界の産業、通信、オートモーティブ、コンスーママーケットの125,000を超えるお客様に、75,000以上の製品で対応しています。ADIの本社はマサチューセッツ州ウィルミントンにあります。https://www.analog.com/jp

株式会社マクニカ について

マクニカは、1972 年の設立以来、最先端の半導体、電子デバイス、ネットワーク、サイバーセキュリティ商品に技術的付加価値を加えて提供してきました。従来からの強みであるグローバルにおける最先端テクノロジーのソーシング力と技術企画力をベースに、AI/IoT、自動運転、ロボットなどの分野で新たなビジネスを展開しています。「Co.Tomorrowing」をスローガンに、最先端のテクノロジーとマクニカが持つインテリジェンスをつなぎ、ユニークなサービス・ソリューションを提供する存在として、社会的価値を生み出し未来社会の発展へ貢献していきます。当社は、横浜に本社を構え、世界24か国/地域80拠点をベースにグローバルなビジネスを展開しています。詳細はWebサイト(https://www.macnica.co.jp)をご覧ください。


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