近大産チョウザメのメニューを期間限定で初提供 キャビア生産の課題であるオスの有効活用に向けて

近大産チョウザメのバターソテー(左)、近大産チョウザメの炙り寿司(中)、近大産チョウザメのカルパッチョぶどう山椒オリーブオイル(右)
近大産チョウザメのバターソテー(左)、近大産チョウザメの炙り寿司(中)、近大産チョウザメのカルパッチョぶどう山椒オリーブオイル(右)

近畿大学(大阪府東大阪市)と近畿大学発ベンチャー企業の株式会社アーマリン近大(和歌山県白浜町)は、大阪・梅田と東京・銀座に出店している養殖魚専門料理店「近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所」にて、近畿大学で養殖されたチョウザメを使用した特別メニューを期間限定で提供します。店舗で提供することで、チョウザメ魚肉の味わいを広くお客様に認知いただき、キャビア生産の課題であるオスの有効活用に繋げます。

【本件のポイント】
●キャビア生産に伴うオスの有効活用を目的に、水産研究所店舗にてチョウザメ料理を初提供
●クセがなく淡泊な味わいと弾力ある食感を生かした3品のメニューを提供
●キャビア生産事業の推進とともに、メニュー提供を通じて近畿大学の研究成果を広く発信

【本件の内容】
近畿大学水産研究所新宮実験場(和歌山県新宮市)では、平成7年(1995年)からチョウザメの研究に取り組んでおり、平成20年(2008年)に「近大キャビア」を発売しました。近年は近大キャビアの生産拡大と生産効率の向上を目指す研究を行っており、大豆イソフラボンによる全メス化や、Z・W染色体のDNA配列を検出するPCR検査法の開発などの成果を発表しています。また、近大キャビアが和歌山県の新たな観光資源となるよう、大手百貨店や高級スーパーなどに販路を広げ、和歌山県の特産品としてキャビアの増産・ブランド化を進めています。
キャビアの供給が高まる一方で、採卵対象でないオスや、採卵後のメスの魚肉利用が課題となっています。チョウザメはキャビアばかりが注目を浴びていますが、魚肉も食用で、クセがなく淡泊な味わいはさまざまな料理と相性が良く、弾力ある食感で食べ応えもあります。限定メニューとして料理店で提供し、この美味しさを広く発信することで、魚肉利用の課題を解決したいと考えました。
今回提供するメニューは、しっとりと焼き上げたチョウザメをホワイトソースで仕上げた「近大産チョウザメのバターソテー」と、チョウザメを炙ることで、その旨味を存分に味わえる「近大産チョウザメの炙り寿司」、さらに和歌山県産ぶどう山椒オリーブオイルで味付けした「近大産チョウザメのカルパッチョ ぶどう山椒オリーブオイル」の3品です。
今後、チョウザメの増産が進めば、レギュラーメニューとしての提供や地元企業への拡販を進め、認知をさらに広げていくことを目指します。

【提供概要】
提供期間:
令和6年(2024年)4月1日(月)~21日(日)※ ディナータイムのみ提供
提供店舗:
養殖魚専門料理店「近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所」
大阪店、銀座店
※「近畿大学水産研究所はなれ グランスタ東京店」での提供はありません。
メニュー:
近大産チョウザメのバターソテー 1,200円(税込)
近大産チョウザメの炙り寿司 600円(税込)
近大産チョウザメのカルパッチョ ぶどう山椒オリーブオイル 950円(税込)
お問合せ:
近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所
大阪店 TEL(06)6485-7103 銀座店 TEL(03)6228-5863

【店舗概要】
店名  :
近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所 大阪店
住所  :
大阪府大阪市北区大深町3番1号 グランフロント大阪北館6階
営業時間:
ランチ 11:00~15:00(L.O.14:00)
ディナー 17:00~23:00(L.O.22:00)
※ 定休日はグランフロント大阪に準ずる
店名  :
近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所 銀座店
住所  :
東京都中央区銀座6丁目2番先 東京高速道路山下ビル2階(銀座コリドー街)
営業時間:
ランチ 11:30~15:00(L.O.14:00)
ディナー 17:00~23:00(L.O.22:00)
日・祝のみ、ディナー17:00~22:00(L.O.21:00)
※ 不定休、年末年始は休業

【関連リンク】
近畿大学水産研究所
https://www.kindai.ac.jp/rd/research-center/aqua-research/


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