中東の動向は世界の経済に直結している『中東の経済学』6月4日発売

中東の経済事情を知るために

株式会社カンゼンは、中東経済の仕組み、成り立ちを説明し、世界との関係性を考えることができる入門書『中東の経済学』(細井長 著)を6月4日に刊行いたします。

『中東の経済学』書影
『中東の経済学』書影

中東の動向は世界の経済に直結している

日本にとって、石油を通じて中東は重要な地域です。しかし日本で中東政治や文化についての出版物はありますが、経済関連のものは皆無といえます。本書は、トレンドをおさえつつ学術的な観点から中東経済のしくみ・成り立ちを説明し、世界との関係性を考えるための入門書です。

サンプルページ

石油産業の構造:上流と下流
石油産業の構造:上流と下流
石油と天然ガスはまだまだ主役
石油と天然ガスはまだまだ主役
レンティア国家とは?
レンティア国家とは?
サウジアラビアとUAEが中東貿易の二強
サウジアラビアとUAEが中東貿易の二強
中東の労働市場の特徴
中東の労働市場の特徴
次世代エネルギー供給地をめざす中東
次世代エネルギー供給地をめざす中東

目次

『中東の経済学』目次①
『中東の経済学』目次①
『中東の経済学』目次②
『中東の経済学』目次②
『中東の経済学』目次③
『中東の経済学』目次③

はじめに 中東の経済事情を知るために

■プロローグ 中東の基礎知識
中東という地域
主要な中東の国ぐに①
主要な中東の国ぐに②
主要な中東の国ぐに③
イスラム教の基本
アラブ人は空気を読める?
ホフステードの五次元モデル

<中東経済こぼれ話①>
中東ビジネスの要諦

■Part.1 石油産業の歴史としくみ
石油産業の構造:上流と下流
世界的大企業サウジ・アラムコ
「後出しジャンケン」で石油を買う日本
大きくなりすぎたスタンダート石油
イランからはじまる中東の石油産業
我々以外は仲間に入れぬ:赤線協定
アラビア半島での石油発見
サウジアラビアで世界最大の油田発見
メジャーが支配する中東の石油
メジャーに暗雲立ちこめる60年代
資源ナショナリズムの動きとOPEC結成
メジャー支配からOPECへ
盟主サウジアラビアの苦悩
価格低迷の90年代、市場過熱のゼロ年代
産油国「アメリカ」への対応
脱炭素時代の石油産業

<中東経済こぼれ話②>
日本に石油メジャーが生まれなかったワケ

■Part.2 世界と日本のエネルギー事情
石油と天然ガスはまだまだ主役
化石燃料依存度が高い日本
日本の弱点はエネルギーの海外依存
石油はあとどれくらい採れるのか?
石油の生産量・消費量
世界最大の産油国アメリカ
世界経済を左右する石油価格の推移
石油の貿易:中東の得意先はアジア
天然ガスはあとどれくらい採れるのか?
天然ガスの生産量・消費量
世界最大の産ガス国もアメリカ
日本の石油中東依存度は9割超
アジア主要国の石油中東依存度
石油市場における中東の重要性

<中東経済こぼれ話③>
中東の統計の信頼性

■Part.3 オイルマネーの循環
中東経済でもっとも重要なのは石油価格
中東産油国の財政の柱は石油
サウジアラビアの財政はラクじゃない
レンティア国家とは?
「課税なくして代表なし」
レンティア国家における石油収入の循環
みんな公務員
国が相手じゃ勝負にならない
民間企業も地主さん
石油価格が低いと王様もツラいよ
国民にも負担してもらいます
新興勢力の地代の生み出し方
資源があると経済成長しない?

<中東経済こぼれ話④>
オランダ病:工業化できない産油国
 
■Part.4 中東の貿易構造
中東の貿易:お隣さんとは少ないよ!
サウジアラビアとUAEが中東貿易の二強
NOイスラエル:アラブ・ボイコット
イスラエルとの経済関係
カタール断交問題と経済関係
カタール経済は断交でダメージを受けた?
棚からぼた餅のオマーン
トルコがリードする地域経済統合
域内貿易が少ないGCC
もともとのドバイは地域の物流拠点
ドバイの再輸出先はどこか?
海外直接投資の状況
世界競争力ランキングからみた中東

<中東経済こぼれ話⑤>
世界銀行報告書の不正とサウジアラビア
 
■Part.5 労働構造と人的資本
中東の労働市場の特徴
外国人だらけの湾岸諸国
男だらけの湾岸諸国
稼いだお金を故郷に送る
外国人労働力に頼りつづけられる?
公務員での雇用も限界?
課題山積の労働力自国民化
「働かざる者食うべからず」になるか?
湾岸諸国の学力は高くない
なぜ学力が低いのか?

<中東経済こぼれ話⑥>
経済成長は外国頼み

■Part.6 中東経済の未来
中東経済の新たな針路
サウジアラビアの「ビジョン2030」
投資を通じた国づくり
スポーツを通じた産業育成
趣味がビジネスに:競馬
世界から脚光を浴びる観光開発
利子という言葉は使わない:イスラム金融
イスラム圏市場へのパスポート:ハラル認証
次世代エネルギー供給地をめざす中東

<中東経済こぼれ話⑦>
中東にお金もちは多いのか?

プロフィール

細井長(ほそい・たける)
1977年生まれ、秋田県出身。立命館大学国際関係学部、同大学院国際関係研究科博士前期課程、同大学院経営学研究科博士後期課程修了。博士(経営学)。現在、國學院大學経済学部教授。専門は国際経済、中東経済、エネルギー経済。著書に『中東の経済開発戦略』(ミネルヴァ書房)、『アラブ首長国連邦(UAE)を知るための60章』(明石書店)。

書誌情報

書名:『中東の経済学』
ISBN:978-4-86255-728-5
著者:細井長
(國學院大學経済学部教授)
ページ数:192P
判型:四六判
定価:1,980円(本体1,800円+税)
発売日:2024年6月4日
出版社:カンゼン
商品URL:https://www.kanzen.jp/book/b10084686.html

【この件に関する問い合わせ先】

株式会社カンゼン
宣伝プロモーション部
担当:伊藤真
TEL:03-5295-7723
MAIL:ito@kanzen.jp


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