都市型マンションブランド「アトラス」の中古市場評価をデータで分析|建替えの知見、都心好立地、開発思想が支えるブランド価値
2017年6月から2025年12月までに、平均平米単価は最大約2.36倍に。
マンションリサーチ株式会社(本社所在地:東京都千代田区神田美土代町5-2、代表取締役社長:山田力)は、マンション市場の長期的な変化を把握するため、全国14万3,000棟のマンションデータを公開している「マンションナビ」の保有データを用いて、旭化成ホームズが展開するマンションブランド「アトラス」シリーズについての資産性を独自比較分析し、公開しました。
本調査のポイント
1.旭化成ホームズ「アトラス」が中古市場で評価されている「見えない価値」
2.建替えの知見が支える都心好立地での供給力とブランド特性
3.アトラスタワーの平均平米単価は2017年6月から2025年12月で約2.36倍に。中古市場における評価の高さをデータで可視化
調査背景
近年のマンション市場において、ブランドごとのコンセプトや基本性能の違いは、資産価値形成に大きな影響を与えています。旭化成ホームズの「アトラス」は、「こころ躍る、上質。」をコンセプトに、土地の特性を活かし、その場所にふさわしい価値を引き出すマンションづくりを重視しているのが特徴です。
本調査では、旭化成ホームズの「アトラス」「アトラスタワー」を対象に、マンションナビが保有する全国14万3,000棟のデータを活用し、東京都23区内の立地分布・価格推移・スペックを比較分析。
アトラスが中古市場において評価されている理由を、価格推移や立地分布などのデータから可視化しました。
調査概要
価格推移分析期間:2015年6月〜2025年12月
データ取得時点:2026年6月
データ出典:旭化成不動産レジデンス株式会社/マンションナビ
共同レポート協力:旭化成不動産レジデンス株式会社(https://www.afr-web.co.jp/fudousan/index.html/)
調査機関:マンションナビ(https://t23m-navi.jp/)
調査対象:旭化成ホームズが展開するマンションブランド「アトラス」
調査対象エリア:東京都23区全域
代表事例として取り上げた物件:宮益坂ビルディング ザ・渋谷レジデンス/アトラスタワー六本木/アトラス江戸川アパートメント
調査方法:各物件の価格推移・平米単価・賃料・管理費・修繕積立金・立地特性をもとに、アトラスシリーズの市場での評価や資産性を定量・定性的に分析。
都市型マンション「アトラス」が掲げる「こころ躍る、上質。」の思想と独自の建替え事業
旭化成ホームズは「こころ躍る、上質。」をコンセプトとし、都市型マンション「アトラス」を分譲している会社です。単に高級感や設備仕様だけを追求するのではなく、都市での暮らしに調和する設計、街の記憶を受け継ぐデザイン、長く心地よく住み続けられる住環境を重視しています。
さらに、旭化成グループの強みとして独自の建替え事業が挙げられます。都心の一等地といった分譲マンション用地を仕入れにくいエリアでも、高経年マンションの建替えを通じて、地権者との対話を重ねながら合意形成し、新たな住まいを供給してきた点は、旭化成グループの特徴の一つです。一般的な用地取得だけでは供給が難しい都心好立地でのマンションを開発している点は、アトラスの立地特性や中古市場での評価を支える要素の一つと考えられます。
データとマップで見る、東京23区内の「アトラス」シリーズ供給エリア戦略
東京23区内におけるアトラスシリーズの分布データを分析すると、好立地の分譲数が多く、マンション建替え事業、再開発事業、等価交換事業、一般的な用地取得など、複数の開発手法を組み合わせながら供給していることがうかがえます。

アトラスシリーズの分布図を確認すると、東京23区全体で分譲されていること、都心5区の好立地に多く供給されていることがわかります。
特に、都心5区での分譲実績が目立ち、具体的には以下の棟数が供給されています。

都心5区はすでに開発が進んでおり、好立地での供給が難しくなっています。こうした都心好立地での供給を支える要素の一つが、旭化成グループのマンション建替えに関する豊富な実績です。
好立地での供給が多いブランドとして認識されやすくなり、アトラスシリーズには生活利便性が高いというイメージが定着し、購入判断を後押ししていると考えられます。
約8年間で平均平米単価は最大約2.36倍に。市場平均を上回る推移を確認
2015年6月から2025年12月までの価格推移を見ると、アトラスシリーズは上昇傾向を示しています。特に、2017年6月と2025年12月を比較すると、平均平米単価は大きく上昇しています。


首都圏の中古マンション成約平米単価(※)が同期間で約1.78倍となる中、マンションナビ調べでは、アトラスの平均平米単価は約2.26倍、アトラスタワーは約2.36倍となっています。
※東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県の2025年におけるマンション価格の成約価格
東日本不動産流通機構「首都圏不動産流通市場の動向」における中古マンション成約㎡単価等を参照。比較期間・算出方法はマンションナビ調べ
参照元:東日本不動産流通機構「首都圏不動産流通市場の動向(2025年)」(https://www.reins.or.jp/pdf/trend/sf/sf_2025.pdf)
平均値を大きく上回る数値を記録していることは、アトラスシリーズが購入者から評価されてきたことを示す一つの材料と考えられます。
中古市場での評価を支える『見えない価値』と代表物件
アトラスが中古市場で評価される背景には、スペックや立地だけでは測れない5つの「見えない価値」があります。
1. 長く人が住み継いできた場所に供給されることによる生活利便性
2. 土地の歴史や記憶を継承する上質なデザインと「6つの企画方針」
3. 新旧住民のコミュニティ形成と、長期的な住み心地・管理意識への寄与
4. 受賞実績に見る、品質・デザインへの客観的評価
5. 新築購入者からも評価される信頼性とサステナビリティ
これらの「見えない価値」は、代表物件の価格推移や物件特性からも、その一端を読み取ることができます。

まとめ
旭化成ホームズの「アトラス」は、建替え事業等を通じた都心好立地での供給実績と、長期的に居住できる住まいへのこだわりを背景に、購入者から高い評価を得ているブランドです。
「生活利便性の高い立地」と「街の記憶を受け継ぐ開発思想」が重なり合うことで、実需層を中心とした購入検討者から評価され、中古市場での価格推移にもその特徴が表れていると考えられます。
データ提供/マンションナビ(https://t23m-navi.jp/)
共同レポート協力/旭化成不動産レジデンス株式会社(https://www.afr-web.co.jp/fudousan/index.html/)
マンションリサーチ株式会社について
会社名: マンションリサーチ株式会社
代表取締役社長: 山田力
所在地: 東京都千代田区神田美土代町5-2 第2日成ビル5階
設立年月日: 2011年4月
資本金 : 1億円
コーポレートサイト:https://mansionresearch.co.jp/
本件に関するお問い合わせ先
マンションリサーチ株式会社 すみかうる編集部
TEL:03‐5577‐2041
Mail:info@mansionresearch.co.jp
マンションリサーチ株式会社その他サービスURL
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