多様性への挑戦。あごうさとし×能政夕介の演劇『フリー/アナウンサー』が京都で上演

2021年6月末、THEATRE E9 KYOTOにおいて演出家あごうさとし氏が演出を手掛ける作品『フリー/アナウンサー』が公演される。出演・作は能政夕介

異色の経歴、言語表現への挑戦

出演するフリーアナウンサーの能政夕介(のせ・ゆうすけ)は大学卒業後に楽天株式会社へ就職。その後友人と起業した後に自身でフリーアナウンサーへの道に進む。現在はJリーグ公式映像のDAZNにてJリーグの実況アナウンサーをはじめ、多くの現場で活動している。

今回新たな挑戦として「演劇」の舞台で言語表現についての意義を問う。
アナウンサーの歴史は約100年前。1925年3月22日に仮設スタジオから歴史的な第一声「アーアー聞こえますか」と京田武男アナウンサーが伝えた。

時代は移り変わり、TVをつければ、ネットを開けば、スーツを着たアナウンサーが原稿を読み、番組を進行する。
アナウンサーたちは司会、実況、ナレーションなど様々な場面で異なる音声表現で私たちに情報を届けてくれる。
 
時代の経過と共に音声表現も大きく変化をしてきた。そんな言葉を扱うアナウンサーだからこその苦悩や、音声表現の意義を劇中で問いていく。

日常生活の中で、当たり前のように使う「言葉」その言葉に正解は、自由はあるのだろうか?
そしてこれからの未来の中でどんな変化が起こるのだろうか?

「言葉について語り、考える。多様な価値観に繋がる時間になれば」と意気込みを語ってくれました。

作品は2021年の6月23日(水)から25日(金)までの3日間、3公演が実施される予定だ。

申し込みはTHEATRE E9 KYOTOの申し込みサイトより
https://askyoto.or.jp/e9/ticket/20210623

作・出演の能政夕介氏
作・出演の能政夕介氏
2021年度にTHEATRE E9 KYOTOに出演するアーティストたち
2021年度にTHEATRE E9 KYOTOに出演するアーティストたち

公演の詳細

日時
6月23日(水) 19:00
6月24日(木) 19:00
6月25日(金) 15:00
・上演時間 約60分を予定

会場
〒601-8013 京都市南区東九条南河原町9-1
THEATRE E9 KYOTO

チケット
[自由席/日時指定/税込]
一般 前売り:3,500円 当日:4,000円
学生 前売り:2,000円 当日:2,500円
高校生以下:無料

※未就学児の入場はご遠慮ください。
※学生チケットの方は当日窓口にて証明書のご提示をお願いいたします。

音声配信:10,000円
舞台の音声を生配信します。
コロナ感染対策にご留意いただきつつ、ご家族、お友達をお誘いあわせの上お楽しみください。
※前売りのみの販売となります。
※本番日に配信します。前日までに、お申し込みアドレスに配信先URLをお知らせいたします。
 
申し込みはTHEATRE E9 KYOTOの申し込みサイトより
https://askyoto.or.jp/e9/ticket/20210623

制作に携わっているあごうさとし氏・能政夕介からのメッセージ

「周りの声が気になる」それは音声表現としてか、音としてか、それとも自分自身への言葉だからだろうか。 日本で最初の放送は1925年「あーあー、聞こえますか?こちらは東京放送局であります」だった。 歴史的な第一声から約100年が経過し、アナウンスは様々な言葉、発語、形式、媒体、収録機材、取材対象 そしてアナウンサーそのものの在り方が変遷し、更新された。 『フリー/アナウンサー』言葉を扱うアナウンサーに自由はあるのか。言語表現における自由とは何か。当たり前だと思考している音や対象に、混乱を加えたとき、新たな発見が広がっていく。

                                                能政夕介



「アナウンスとは、和だ」と能政さんはいう。気配りに満ちた日本人的感性のようでもあり、恐ろしく思うこともある。

彼が混乱と言っているのは、多分私のことも指していると思うが、そんなつもりは毛頭無い。純粋な言葉の主体が、歩行の中に立ち現れると思う。

この街に移住したフリーのアナウンサーの第一声をなんとか全国に届けたい。

                                              あごうさとし

出演者及び制作関係者

あごうさとし
劇作家・演出家・THEATRE E9 KYOTO芸術監督・アーツシード京都代表理事。
「複製」「純粋言語」を主題に、有人、無人の演劇作品を創作している。新劇場
「THEATRE E9 KYOTO」を設立、運営する。森村泰昌、やなぎみわなど美術家
との共作多数。2007年度若手演出家コンクール最優秀賞、2010年度京都市芸術文化特別制度
奨励者、2012年度利賀演劇人コンクール奨励賞、2017年度京都市芸術新人賞受賞、第7回京信・
地域の企業家アワード優秀賞(2020年)。令和2年度京都府文化賞奨励賞などを受賞
 
能政夕介(Kotokake代表)
立命館大学産業社会学部卒。大学時代、RBC(立命館大学放送局)にてアナウ
ンサーとして在籍。大学卒業後楽天(株)に就職し、インターネットを通じたマーケ
ティングやコンテンツ開発やコンサルタントに従事。楽天市場に出店する店舗様
の売上を上げるコンサルタントを経験。その後独立し、現在はフリーアナウンサーとしてDAZNやスカ
パー等でスポーツ実況も担当。その他にも結婚式、イベントの司会をはじめナレーションなどアナウンス
業務を展開。また、アナウンスの現場で培った経験を活かし企業・高校・大学等へコミュニケーションを
軸として研修や講義も担当している。

【過去の出演歴】 DAZNにてJリーグ中継(J1/J2/J3)、スカパーにて天皇杯やユースの試合等も担
当。その他にもなでしこリーグやアメリカンフットボール・ラグビー・高校野球の実況担当経験もあり。滋
賀県のえふえむ草津メインパーソナリティーに加え、滋賀の魅力を発信するラジオをVoicyでも配信。
コワーキングスペース内にあるメディアでもパーソナリティーを担当

演 出|あごうさとし  作・出 演|能政夕介
舞台監督|北方こだち  照明|渡辺佳奈  音響|森永恭代  音声配信|株式会社 La AUS1
制作|福森美紗子  宣伝美術|森倉悠希(一般社団法人 Impact Hub Kyoto)
助成|文化庁「ARTS for the future!」(申請中)
主催|THEATRE E9 KYOTO(一般社団法人アーツシード京都)


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