【公認心理師・伊藤絵美氏推薦!】二度の休職を経て職場復帰。メンタルダウン当事者の試行錯誤をまとめた『休養の地図』好評発売中!
『休養の地図 “仕事一辺倒”だった僕がメンタルダウンから職場復帰した話』(くっぺ@復職の人)4月12日に発売
ビジネス書や女性エッセイを刊行する株式会社大和出版(所在地:東京都文京区、代表取締役:塚田太郎)は、『休養の地図 “仕事一辺倒”だった僕がメンタルダウンから職場復帰した話』(くっぺ@復職の人著)を、2024年4月12日に発売しました。
メンタルダウンでの休職者が10年間で倍増した今、必要な本
メンタルダウンでの休職者や退職者は、年々増加傾向にあります。
自治体職員を対象にした2022年度の調査では、精神疾患での休職者が10年前の約1.8倍に増えたことがわかりました。
しかし、休職者は増え続けているのに、「また働ける自分になるにはどうしたらよいのか」「復職後の再発防止として何をすればよいのか」といった、職場復帰や仕事復帰に向けた、具体的な情報を得る機会は少ないのが現状です。
そこで、本書では、
●仕事をしなきゃいけないのに、気力が湧かず何も手につかない
●休職を選択したけれど、どのように過ごせばいいかわからない
●どうすれば「また働ける自分」になれるのか、道すじが見えない
●環境を変えても、またつらくなって休んでしまうのではないか
●働けていない自分は、なんてだめな人間なんだ……etc.
と悩んでいる休職中、休養中の人に向けて、ただ働けるようになるだけでなく、“健やかに継続して働く”ためのヒントを示しています。
もちろん、休職していない「最近メンタルが不安定」「いつも疲れている」「うまく休めない」という人にも、メンタルダウン予防として役立つ内容になっています。
“メンタルダウン当事者”の試行錯誤から、ヒントを得られる
著者であるくっぺさんは、メンタルダウン当事者の30代教員。
メンタルダウン(うつ病、双極性感情障害)を経験して、トータルで3年2ヶ月休職。その間、一度復職するも再休職になった経験をお持ちです。
著者は二度の休職から、休養中に「家事の習慣化」「趣味の多様化」を図ることが、メンタルダウンからの回復、そして、復職後の自分を助けることにつながると気づきます。
一度目の復職では、わずか1ヶ月で再休職となりましたが、この2つを心がけた結果、3年以上継続して働くことができています。
僕は「仕事一辺倒」になって仕事に過剰適応し、苦しくなって休職しました。
だからこそ、ただ働けるようになるだけじゃダメだと思いました。
歯を食いしばって働いて、家に帰ったら疲れて寝るだけ。それではまたいつか無理がきてしまう。仕事を続けるためにも、趣味を増やし、家事を習慣化して、オフの時間を充実させることにしました。こうした休養中の試行錯誤は、そのまま回復の手段となり、復職後の自分を助けることにもつながっています。
例えば、休職中に読書ができなくなった僕は、集中力が低くてもできる「一度読んだ漫画を読む」ことをしました。徐々に新しい漫画が読めるようになり、小説を読めるようになる。そんな変化を確認して、自分を褒めました。復職した今も、休職中にやっていた「スタバで読書をする」は、オンオフを切り替える上で役立っています。このように、「休養の時期の過ごし方」と「職場復帰」は、地続きなのだと身をもって実感しています。(はじめにより)
本書ではこうした、健やかに継続して働くことを見据えた“休養の時期の過ごし方”をステップで紹介します。
各章末には「メンタルダウン前後の変化」として、イラストでbefore afterを掲載。くっぺさんの休み方、セルフケア、趣味、家事、価値観の変化をひと目でつかむことができます。
『セルフケアの道具箱』の著者、伊藤絵美さんが解説!
さらに、本書の大きな特徴は、著者ひとりの体験談で終わらずに、多角的な視点が含まれていること。休養仲間のエピソードが多数掲載されているため、自分に合った方法を取り入れることができます。
また、巻末にある公認心理師・伊藤絵美先生の解説を読むことで、専門家の視点から、本書について理解を深めることができます。
くっぺさんが療養仲間の体験談を紹介できるのは、くっぺさん自身の回復の道のりに、専門家だけでなく、多くの仲間やサポーターが関わっていたからです。
入院時に出会った人、リワークで出会った人、SNSで出会った人、その他のシチュエーションで出会った人、本の中で出会った人、そしてもちろん家族や職場の人たち……。本書を読むと、くっぺさんがうんとつらいときも、回復の途上にあるときも、復職したあとも、多くの人との出会いや関係の中にいることがわかります。拙著にも書きましたが、「自分をひとりぼっちにしないこと」は究極のセルフケアだと私は考えています。どうか本書を読む皆さんも、他者との関係性の中で回復していくイメージを持ってください。
「自分には家族も友達もいない」という人がなかにはいるかもしれません。
そういうときは本書の著者であるくっぺさんを伴走者としてイメージしてみてください。くっぺさんは皆さんの支えになることを願って、この本を書いたはずですから。(伊藤絵美 巻末解説より)
主要目次
はじめに 休養の時期の過ごし方が、未来のあなたを助ける
序章 仕事に無我夢中だった僕が、ある日突然頑張れなくなった
STEP1 ゆっくり休む――まずは疲れ果てた心と身体を充電しよう
STEP2 セルフケアを身につける――不安から身を守って平穏に日々を送ろう
STEP3 趣味を増やす――仕事以外でも充足感が得られる自分になろう
STEP4 家事を習慣化する――復職しても日常は続くから、暮らしを大切にしよう
STEP5 新しい価値観を作る――再発しないために、考え方をアップデートしよう
STEP6 職場復帰の準備をする――少しずつ自分に負荷をかけていこう
終章 遠い未来を考えすぎずに、今日1日をマシにしていく
おわりに 一歩ずつ進むうちに、見える景色は変わっていく
著者プロフィール
くっぺ@復職の人
30代男性、教員。メンタルダウン(うつ病、双極性感情障害)を経験し、3年2ヶ月休職。その後復職し、「5年後も再発せずに笑ってはたらく」を目標に奮闘中。
2024年4月現在、復職3年4ヶ月を達成。X(旧Twitter)では休職中の試行錯誤や、復職後継続して働くにはどうしたらいいかを発信している。
Xのスペース機能では「復職ラジオ」を開催。復職した方をゲストに招き、再発しないための工夫など当事者の経験談を集めている。
趣味はスタバで読書。
X @kuppe55(https://twitter.com/kuppe55)
書籍情報
書名 : 休養の地図 “仕事一辺倒”だった僕がメンタルダウンから職場復帰した話
著者 : くっぺ@復職の人
ページ数: 256ページ
価格 : 1,760円(税込)
出版社 : 株式会社大和出版
ISBN : 978-4-8047-6429-0
配本日 : 2024年4月10日
URL : Amazon https://amzn.asia/d/i39LYMe
会社概要
商号 : 株式会社 大和出版
所在地 : 〒112-0013 東京都文京区音羽1-26-11
設立年月日: 1972年8月
代表取締役: 塚田太郎
業務内容 : 書籍出版(ビジネス書・女性書・心理書・生活実用書・教育書)
公式HP :https://daiwashuppan.com/
問合せ先:info@daiwashuppan.com(編集部宛)