【物価高騰】でも高まる旅行熱。   旅先では節約よりも、ちょっとぜいたくを楽しみたい!?

~くらしのリアルを探る「ほぼ1000人にききました」~

くらしにまつわる旬の話題やちょっとしたトピックをオレンジページが読者アンケートでリサーチする、「ほぼ1000人にききました」。今回は、国内在住の成人女性995人の夏の旅行に関する意識を調査しました。アフターコロナになって初めて迎える夏休み。国内旅行をしたい人が63.2%に。値上げ続きの昨今ですが、旅先では「ぜいたくしたい」人が半数近い44.4%に上ります。また、お得な「全国旅行支援」の利用実態では、メリットを享受できた人、できなかった人が分かれる結果となりました。

ダイジェスト

ようやく自粛ムードから解放! 「国内旅行に行きたい人」63.2%
旅行では節約生活もひと休み!? 「たまにはぜいたくしたい」44.4%!
お得な「全国旅行支援」、クーポンには賛否の声も  

今年の夏、旅行する?
夏のレジャーでしようと思うこと
夏に旅行に行きたい都道府県は?

ようやく自粛ムードから解放!「国内旅行に行きたい人」63.2%

 今年、夏に国内旅行に行きたい、または行く予定がある人は63.2%。夏のレジャーでしたいことも、「国内旅行」が72.7%でダントツ1位に。直近3 年間の「国内旅行」の頻度は、「2~3 年に1 回未満」が約4 割で最多、2022 年は旅行に行かなかった人も半数を超えていることから、ようやくコロナ禍の自粛ムードから解放され、みんなの旅行気分も高まっていることがうかがえます。ちなみに、夏に行きたい旅行先の上位は、1位北海道、2位沖縄、3位長野県がランクイン。全県を通して行きたい理由に「涼しさ」「グルメ」「自然」を挙げる人が目立ち、場所は違えど、暑さを逃れつつ、おいしいものと大自然で心身ともにリフレッシュしたい、という気持ちは共通しているよう。

旅行に対する気持ちは?

旅行では節約生活もひと休み!? 「たまにはぜいたくしたい」44.4%!

「国内旅行」に期待することは、1位が「心身ともにリフレッシュしたい」74.1%。また、物価高騰のご時世ですが、「たまのぜいたくを楽しみたい」が44.4%で、「あまりお金をかけずに楽しみたい」27.5%を大きく上回りました。こうした傾向は、特に子育て世代の30 代で顕著のよう。感染対策や物価高の影響などで、親も子もなにかと我慢の多い日常が続いたため、旅行ぐらいは「ちょっとぜいたくしてでも楽しみたい」という人が多いのかも!? 実際、30~40代を中心に、「気づいたら子供は低学年。今までどこも行けてなかったので、お金がかかっても思い出をつくりたい!」(30代・なゆ)、「ラグジュアリーなホテルでちょっとぜいたくに過ごしたい」(40代・よまたけ)、「近くでもいいので、豪華な旅館に泊まって、おいしい食事を楽しみたい」(40代・おれんじ)といった声が多く寄せられました。

全国旅行支援、使った?

お得な「全国旅行支援」、クーポンには賛否の声も

「全国旅行支援」を利用した、もしくは利用したいと答えた人は82.4% 。すでに利用した人に感想をたずねてみると、よかった点として、「お得に高い宿に泊まれてよかった」(30代・summer girl)、「クーポンを使ってご当地のおみやげを購入できたこと。子供に好きなもの買ってあげるよーと言えたこと(笑)」(30代・もんなん)、「いつもは行かない少し高めのお店のご飯を、クーポンを使って楽しめた」(20代・あんず)など、ふだんの旅よりもぜいたくできたという声が挙がりました。一方で、「クーポンが使えるお店が限られていた」(40代・まほみ)、「クーポンの期限が短いので、買い物に追われて時間を失った」(60代・MIco)、という不満の声も。「ワクチン接種・陰性証明がめんどう」という意見も多く、なかには「予約時に旅行支援の対象の宿泊施設だという説明がなく、現地で決済時に対象施設であることを知り、陰性証明ができず割引を受けられなかった」(30代・ポコたん)という声もありました。

 今回の調査では、長い自粛生活から解放されて、「旅行を楽しみたい」という気持ちがよくわかる結果となりました。ただ、旅行者を迎える宿泊施設や飲食店などにとっても、物価高騰や光熱費の値上がりは打撃に。宿泊費や飲食費のさらなる高騰が続けば、ようやく復活の兆しが見える旅行熱の盛り上がりにどう影響するのか、今後も注目していきたいですね。

アンケート概要
●調査対象:オレンジページメンバーズ・国内在住の20歳以上の女性(有効回答数995人)
●調査方法:インターネット調査
●調査期間:2023年4月14日~4月28日
●「ほぼ1000人にききました」について
読者モニター「オレンジページメンバーズ」には、さまざまなくらし情報・くらし体験によってはぐくまれた生活感度の高い読者が数多く所属しています。そんなメンバーたちの声を集めて、「くらしのリアル」な数字、リアルな声を集めたのが「ほぼ1000人にききました」企画です。WEB上でのアンケート調査、座談会など、ご相談に応じて展開いたします。
●『オレンジページ』について
失敗なくおいしく作れるレシピ情報が支持され、今年創刊38周年を迎えた生活情報誌。30~40代の主婦を中心に幅広い読者層を誇ります。

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