【星のや京都】夕焼けに染まる桜を愛でる平安貴族のような舟遊び「夕桜(ゆうざくら)の花見舟」開催|期間:2022年3月25日~4月10日
各施設が独創的なテーマで、圧倒的非日常を提供する「星のや」。京都府・嵐山にある全室リバービューの旅館「星のや京都」は、2022年3月25日~4月10日の期間、夕焼けに染まる桜を愛でる優雅な舟遊び「夕桜の花見舟」を開催します。春の夕暮れに星のや京都の目の前を流れる大堰川(おおいがわ)に雅な屋形舟「翡翠(ひすい)」を浮かべ、渓谷の夕桜を眺めながら日本酒と和菓子を味わうアクティビティです。平安貴族が四季の渓谷の風景を愛でながら舟遊びを楽しんでいたように、貸し切りの屋形舟から夕暮れに染まる嵐山の渓谷の桜を眺め、優雅な時間を過ごすことができます。
開発背景
桜を愛でる花見は平安時代に始まったとされ*1、平安貴族はお酒を酌み交わしながら桜の下で和歌を読んでいました。嵐山は13世紀末に亀山上皇が奈良県・吉野山から桜を数百株移植して以来*2桜の名所として知られ、例年多くの観光客でにぎわいます。嵐山の地で平安貴族は別荘を構え、四季の渓谷の風景とともに和歌や管弦楽に興じながら舟遊びを行っていました*3。花見の喧騒から離れて夕暮れの静かな渓谷に咲く桜を静かに眺めることで、平安貴族になぞらえた優雅な時間を過ごしてほしいと考え、本アクティビティを開発しました。
*1 日本後記
*2 京都営林署「嵐山国有林の防林・風致対策について」 1982年
*3 歴史物語『大鏡』「三舟の才」
特徴1 雅な屋形舟「翡翠」から愛でる奥嵐山の桜
本アクティビティでは、星のや京都の目の前を流れる大堰川に屋形舟を浮かべ、渓谷の山肌が桜色に染まる様子を眺めます。嵐山の桜は、現在日本さくら名所100選に選定されています*4。渓谷は斜面が急なので、ソメイヨシノやヤマザクラなど約1500本の桜の一本一本が際立つ華やかな景色が特徴です。地上の花見の喧騒から離れ、夕暮れのやわらかな光のなかにほんのりと浮かび上がる夕桜の風情を大堰川の上から静かに眺めることができます。
*4 公益財団法人 日本さくらの会
特徴2 春の風情をうつした和菓子と日本酒で花に酔う
平安貴族は春になると桜を愛でる酒宴を開き*5、酒の肴(さかな)に梨や柿、栗などの果物を味わっていました*6。本アクティビティでは、春の風情をうつした日本酒と和菓子を味わいます。日本酒は京都の伊根町(いねちょう)で栽培している古代米からつくられ、春ならではの華やかな赤い色が特徴の赤米酒「伊根満開(いねまんかい)」です。和菓子は、京都の和菓子店「御室(おむろ)和菓子いと達」がこのアクティビティのために日本酒との相性を考え手掛けました。もち米のなかにいちごやマンゴーなどのドライフルーツ、アーモンドや甘く濃厚なスパイスの香りを閉じ込めた桜色の干菓子です。甘酸っぱくフルーティな酸味をもつ伊根満開が、和菓子のほのかな甘さを引き立てます。夕桜を愛でながら、春の訪れを目でも舌でも楽しむことができます。
*5 宇津保物語 「国譲」 下
*6 源氏物語
特徴3 雅な屋形舟「翡翠」で優雅な舟遊び
翡翠は、京都で古くから親しまれてきた建材や装飾を用いて雅な空間に仕上げた星のや京都専用の屋形舟です。例えば、舟枠には書院造に用いられる北山杉やヒノキ材を使用し、木材の先端を覆う木口かくしには、古くから寺院などの柱や天井の装飾に見られる銅の錺(かざり)金具を用いました。舟内には京町屋の犬矢来をイメージした竹の背もたれや、草木花で染め上げた柔らかな風合いのクッションのほか、舟の側面の御簾(みす)を降ろすことでプライベートな空間を楽しむこともできます。また、翡翠の屋根には特殊なガラスがはめ込まれており、スイッチを押すことで、雪見障子を開けるように白から透明に色が切り替えられます。渓谷の桜と青空を見上げて楽しむことができる、これまでにない屋形舟です。
「夕桜の花見舟」概要
期間 :2022年3月25日~4月10日
時間 :17:20~18:10
料金 :1組36,300円(税・サービス料込)*宿泊料別
含まれるもの:雅な屋形舟「翡翠」の貸し切り、日本酒、和菓子
定員 :1日1組(1~4名)
予約 :公式サイト(https://hoshinoya.com/kyoto/)にて7日前まで受付
乗降場所 :星のや京都
対象 :宿泊者
備考 :荒天の場合、当日でも運航中止の可能性があります。
季節や天候により運航時間が変更になることがあります。
■星のや
「夢中になるという休息」をコンセプトに、各施設が独創的なテーマで、圧倒的非日常を提供する「星のや」。国内外に展開する各施設では、その土地の風土、歴史、文化が滞在時間を豊かにするものとしておもてなしに織り込み、訪れた人を日々の時間の流れから解き放ち、特別な非日常へいざないます。
URL :https://hoshinoya.com
星のや京都
平安貴族が別邸を構えた京都府・嵐山。渡月橋から船に乗り、大堰川を遡ると現れる水辺の私邸。京都に息づく日本の伝統技法を感じる客室、伝統的な日本料理に軽やかな遊び心を加えた料理、四季の美しい景観と静けさの非日常の世界を楽しめるリゾートです。
〒616-0007 京都府京都市西京区嵐山元録山町11-2/客室数 25室
https://hoshinoya.com/kyoto/
<最高水準のコロナ対策宣言>
【1】衛生管理
星野リゾートでは、コロナ対策の一環として、お客様の健康と公衆衛生を考慮し、以下の対応を行っております。
・チェックイン時の検温実施
・通常の客室清掃に加え、ホテル館内のアルカリ電解水による清掃と拭き上げ
・館内各所に除菌用アルコールを設置
・全客室に手指消毒用アルコールを設置
・レストラン入店時に全てのお客様へ手指のアルコール消毒を実施
・食器類(お皿、グラス)やカトラリーの高温洗浄(80度以上)、食事用トレイの除菌洗浄
・フロントにパネルやビニルシートなどのパーテーションを設置
・館内での接客業務の際にマスクを着用
・スタッフの健康と衛生面の管理徹底(出社前の検温と記録確認)
・湿度40%以上を保つ加湿器を全客室に設置(星のや東京、沖縄県内の施設を除く)
・レストランにおけるメニューのQRコード化(界ブランド全施設)
【2】3密回避
密閉、密集、密接の3つの「密」を回避する滞在を作るべく、以下の対応を行っております。
・大浴場の混雑度がスマートフォンで分かる3密の見える化および混雑予測サービス実施(一部)
・滞在中、混雑が確認された場所での、入所・入店規制
・レストランの混雑状況を管理し、入店時間の分散化
・チェックアウトのフロント精算時に、入列規制を適宜実施
・客室でのチェックイン対応(星のや・界)
・パブリックスペースへのCO2(二酸化炭素)濃度測定器の配備
・自然換気、機械換気など、建物の設計にあわせた換気の徹底
関連資料:【星野リゾート】コロナ対策まとめ