プライベートブランドの商品を購入する頻度が 「増えた」人は4人に1人
「プライベートブランド」に関する調査結果を発表
株式会社ドゥ・ハウスは、自社のインターネットリサーチサービス『myアンケートlight』を利用し、全国の20代~70代の男女を対象に「プライベートブランド」に関するWEBアンケートを実施いたしました。調査期間は2023年1月16日(月)~1月20日(金)。有効回答は697人から得ました。
日用品、食品の値上げが続く中、お手頃な価格で購入できるプライベートブランド商品への注目度が増しています。そこで、ここ1~2年でプライベートブランドの商品を購入する、頻度や商品に変化があったのかを調査しました。
調査サマリ
● プライベートブランドの商品を購入する頻度が「増えた」人は24.2%、「変わらない」人は70%
● 1年以内にメーカー品からプライベートブランド商品に切り替えた【食品】はスナック菓子・米菓、食パン、ヨーグルトなど
● 1年以内にメーカー品からプライベートブランド商品に切り替えた【調味料】はマヨネーズ、ケチャップ、ドレッシングなど
● 1年以内に、メーカー品からプライベートブランド商品に切り替えた【飲料】は牛乳、お茶類、コーヒーなど
プライベートブランドの商品を購入する頻度が「増えた」人は24.2%、「変わらない」人は70%
ここ1~2年で、プライベートブランドの商品を購入する頻度は変化しましたかを聞いたところ、「増えた」と回答した人は24.2%、「変わらない」と回答した人は70%でした。4人に1人はこの1年でプライベートブランドの商品を購入する頻度が増えたと回答したものの、引き続きメーカー品を購入している人が多くいました。
プライベートブランドを購入する際に重視することは「価格」と「品質」
プライベートブランドを購入する際に重視することは「価格」69.3%、「品質」55.4%でした。その次に「製造者(製造しているメーカー名)」24.7%、「産地/原産国」24.4%が僅差で続きました。コメントでも「スナック菓子をメーカー品とプライベートブランドで迷ったことがあるが、製造メーカーが信頼できるメーカーであることがわかり安心して購入した」(30代、男性)とあり、価格を重視するものの、どこが作っているのかを気にしている人も多いようです。
1年以内にメーカー品からプライベートブランド商品に切り替えた【食品】はスナック菓子・米菓、食パン、ヨーグルトなど
1年以内にメーカー品からプライベートブランド商品に切り替えた【食品】で、最も多く回答されていたのは「スナック菓子・米菓」で39.4%でした。「食パン」34.6%、「ヨーグルト」28.3%が続きます。「毎日のふだん使いなので、リーズナブルな価格の方を選ぶ」(60代、女性)という声もあり、購入頻度が高いものほど価格が気になっている生活者も多いようです。
【プライベートブランドに切り替えた人】
●食パンを切らしていたのでいつものメーカーのものを購入しようとしたところ、価格が高く、すぐ横にプライベートブランドの食パンがあった。価格はそちらの方が安い上にパッケージにも添加物なし品質にもこだわっていると記載あり、プライベートブランドの食パンを購入した。(30代、女性)
●コンビニやスーパーの売り場で、特に飲料やプレーンヨーグルトを買うときに、ナショナルブランドとプライベートブランドのどちらを買おうかとよく悩む。でも、毎日のふだん使いなので、リーズナブルな価格の方を選ぶ。(60代、女性)
【メーカー品を買い続けている人】
●クックドゥを購入しようとしたらパッケージが新しくなり価格も値上がりしていて手に取りながらどうしようかな、プライベート商品だと半値以下で買えるからどうしようと悩みながら、結局おいしそうなリニューアルしたパッケージに負けて味の素のクックドゥを購入しました。(50代、女性)
1年以内にメーカー品からプライベートブランド商品に切り替えた【調味料】はマヨネーズ、ケチャップ、ドレッシング
1年以内にメーカー品からプライベートブランド商品に切り替えた【調味料】は、「マヨネーズ」が最多で39.5%でした。続いて、「ケチャップ」は35.2%、「ドレッシング」は32.9%の人が、メーカー品からプライベートブランドへと商品を切り替えていました。試しにプライベートブランドを買い、味の違いがないと感じたものは切り替えの対象となっているようです。一方で、味に対する不満や家族からの要望があると、引き続きメーカーの調味料を購入している家庭もありました。
【プライベートブランドに切り替えた人】
●メーカーのマヨネーズを買おうとしたら値段が2割ほど高い気がした。真横にPB商品があって値段の差(額は忘れた)があったので、大きな味の違い、品質の違いはないなと思って、PBでいいやと思った。同時にケチャップ、しょうゆ、みりん、めんつゆ、料理酒も今後はPBにしようと思った。(50代、男性)
●味噌はいつも使っている銘柄があったが、他の食品の値上がりが激しく、普段の買い物ほど負担感が大きい。よく使う調味料の変更に抵抗感はあったが、200円ほど違うので、思い切って使ってみた。味はそこまで違和感なく、PBで十分だなと思った。(40代、女性)
【メーカー品を買い続けている人】
●味醂やお酒で、成分は同じで値段が違う。だけれど、やっぱりメーカーの方が美味しいし信頼できるので、メーカーを選んだ。(40代、女性)
●調味料、味噌やお酢。結局、安いので買ってはみたのだが、家族に味が不評でリピート購入はやめたものがある。(40代、女性)
1年以内にメーカー品からプライベートブランド商品に切り替えた【飲料】は牛乳、お茶類、コーヒー
1年以内にメーカー品からプライベートブランド商品に切り替えた【飲料】は、「牛乳」が最多で48.4%でした。続いて、「緑茶・紅茶・他お茶類(茶葉、ティーバック問わず)」は43.2%、「インスタントコーヒー」は30.5%の人がメーカー品からプライベートブランドへと商品を切り替えていました。「その他」では「第三のビール」と回答する人もおり、清涼飲料水の他、アルコール類もプライベートブランドに切り替えている人がいることがわかりました。
【プライベートブランドに切り替えた人】
●ビールを購入しようとしてセブンイレブンに行ったら、サントリーのお酒と、セブンイレブンのPB商品のビールが置いてあった。PB商品の製造元はサントリーとあり、PB商品でも製造元が一流メーカーだから品質は変わらないと思い、結局PB商品を購入した。(40代、女性)
●メーカー品のチューハイが値上がりしたのでトップバリュの商品と悩み、口コミをチェックしたところトップバリュの評判が良かったので安心して購入する事にした。(40代、女性)
【メーカー品を買い続けている人】
●プライベートのお茶とおーいお茶、節約のためとおもったが、結局 おーいお茶にした。(40代、男性)
アンケート概要
「プライベートブランド」に関するアンケート
●調査期間: 2023年1月16日(月) ~ 1月20日(金)
●調査手法: ドゥ・ハウスのインターネットリサーチサービス『myアンケートlight』を利用。全国に住む20代~70代の男女を対象に有効回答を697人から得た。
会社概要
企業の商品開発や商品育成支援を目的に、マーケティングサービスを提供しています。生活と流通の2つのマーケティングフィールドに対して様々なサービスを提供しています。
会社名 :株式会社ドゥ・ハウス https://www.dohouse.co.jp/
設立 :1980年7月7日
代表者 :代表取締役社長 小笠原 亨