noteで注目をあつめた、ルポ「つけびの村」が晶文社から書籍化
9月25日に『つけびの村 噂が5人を殺したのか?』(高橋ユキ・著)が発売されました
noteに投稿されて注目をあつめた高橋ユキさんのルポ「つけびの村」が、9月25日に『つけびの村 噂が5人を殺したのか?』として晶文社から発売されました。本作は、2013年夏に12人が暮らす山口県の集落で5人の村人が殺害された「山口連続殺人放火事件」をノンフィクションライター・高橋ユキさんが取材したルポです。
2017年に取材後、お蔵入りになりかけていた記事を、著者の高橋さんが2018年夏にnoteへ投稿。全6記事中、3記事目以降は有料(1記事100円)で公開されたものですが、大きな話題を呼び、ひろく読まれました。書籍はnoteの投稿内容に追加取材と大幅な加筆修正をおこなって構成されています。
「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」をミッションに掲げるnoteは、これからもクリエイターのみなさんの活動をサポートしていきます。
『つけびの村 噂が5人を殺したのか?』(高橋ユキ・著/晶文社)
この村では誰もが、誰かの秘密を知っている。
2013年の夏、わずか12人が暮らす山口県の集落で、一夜にして5人の村人が殺害された。犯人の家に貼られた川柳は〈戦慄の犯行予告〉として世間を騒がせたが……それらはすべて〈うわさ話〉に過ぎなかった。
気鋭のノンフィクションライターが、ネットとマスコミによって拡散された〈うわさ話〉を一歩ずつ、ひとつずつ地道に足でつぶし、閉ざされた村をゆく。〈山口連続殺人放火事件〉の真相解明に挑んだ新世代〈調査ノンフィクション〉に、震えが止まらない!
書籍化の記録:https://note.mu/tk84yuki/m/m9104df869f77
ルポ「つけびの村」:https://note.mu/tk84yuki/n/n264862a0e6f6
著者略歴 高橋ユキさん
1974年生まれ、福岡県出身。2005年、女性4人で構成された裁判傍聴グループ「霞っ子クラブ」を結成。殺人等の刑事事件を中心に裁判傍聴記を雑誌、書籍等に発表。現在はフリーライターとして、裁判傍聴のほか、様々なメディアで活躍中。著書に、「霞っ子クラブ 娘たちの裁判傍聴記」(新潮社)「霞っ子クラブの裁判傍聴入門」(宝島社)「あなたが猟奇殺人犯を裁く日」(扶桑社)(以上、霞っ子クラブ名義)「木嶋佳苗 法廷証言」(宝島社、神林広恵氏との共著)「木嶋佳苗 危険な愛の奥義」(徳間書店)「暴走老人・犯罪劇場」(洋泉社)ほか。Web「東洋経済オンライン」「Wezzy」等にて連載中。
高橋ユキさん コメント
本書は、昨年夏にnoteへアップした『ルポ つけびの村』という6篇のテキストをもとにした原稿に、追加取材と大幅な加筆を経て、完成した事件ノンフィクションです。すこし毛色の変わった作品であるため、いくつかの雑誌やムックを例外として、なかなか発表の場を得られなかったのですが、note版を読み、拡散して下さった読者の皆様のおかげで、多くの出版社さんから直接、私にご連絡をいただき、晶文社の江坂さんの協力を得ることで、書籍化にいたりました。
特別な支援プログラムや有料サービスを使うことなく、いちユーザーとしてnoteを利用したことで、結果として作品を発表する可能性が広がったことに驚いています。素敵な帯文は、インスタグラムやブログで、note版『ルポ つけびの村』に言及してくださっていた藤原ヒロシさんにいただきました。秋の夜長に、小旅行の際に、自由にお読みいただければ何よりです。
刊行記念イベント
高橋ユキさん×村井理子さん トーク&サイン会 怖すぎる有名犯罪をめぐって――連続殺人犯とその軌跡
https://www.yaesu-book.co.jp/events/talk/16908/
10月8日(火)19:00~@八重洲ブックセンター ※18:30開場
出演者:高橋ユキさん、村井理子さん(翻訳家)
高橋ユキさん×村井理子さん トーク&サイン会 人の闇をひとり歩く
https://www.kinokuniya.co.jp/c/store/Shinjuku-Main-Store/20190915100006.html
10月9日(水)19:00~@紀伊国屋書店新宿本店 ※18:45開場
出演者:高橋ユキさん、村井理子さん(翻訳家)
「ノンフィクション万歳!」
http://www.aoyamabc.jp/event/nonfiction/
10月15日(火)19:00〜@青山ブックセンター ※18:30開場
出演者:チームつけび(高橋ユキさん、藤野眞功さん、江坂祐輔さん)、水谷竹秀さん(ノンフィクション作家)、広野真嗣さん(同)
『ノンフィクション』はオワコンなのか――言葉を売って生き延びるには
http://bookandbeer.com/event/20191031/
10月31日(木)20:00〜@下北沢B&B ※19:30開場
出演者:チームつけび(高橋ユキさん、藤野眞功さん、江坂祐輔さん)、山口紗貴子さん(弁護士ドットコムニュース・副編集長)、辻陽介さん(『HAGAZINE』編集人/『ヴァイナル文學選書』編集者)
note(ノート)
メディアプラットフォーム note は、クリエイターが文章やマンガ、写真、音声を投稿することができ、ユーザーはそのコンテンツを楽しんで応援できるウェブサービスです。だれもが創作を楽しんで続けられるよう、安心できる雰囲気や、多様性を大切にしています。プロもアマも混ざり合って、好きなものを見つけたり、おもしろい人に出会えたりするチャンスが広がっています。2014年4月にサービス開始し、現在までに約350万件の作品が誕生して月間アクティブユーザー数は1000万人に達しています。
株式会社ピースオブケイク
ピースオブケイクは “だれもが創作をはじめ、続けられるようにする。“をミッションに、表現と創作の仕組みづくりをしています。メディアプラットフォーム・note(ノート)では、クリエイターが各自のコンテンツを発表してファンと交流することを支援しています。多彩なクリエイターや出版社と連携しているコンテンツ配信サイト・cakes(ケイクス)は、cakes発のベストセラーを多数輩出しています。
所在地:〒107-0061 東京都港区北青山3-1-2 青山セント・シオンビル 4階
設立日:2011年12月8日
代表取締役CEO:加藤貞顕
コーポレートサイト:https://www.pieceofcake.co.jp/