入社式における社長訓示

阪急阪神エクスプレスでは、4月1日に新入社員37名の入社式を行い、代表取締役社長 谷村和宏が訓示を述べましたので、お知らせいたします。

入社式

日時 :2020年4月1日13時~
場所 :大阪新阪急ホテル
新入社員数 :37名

入社式訓示 要約

はじめに
本日、入社された37名の新入社員の皆様、誠におめでとうございます。今日こうして入社式を迎えることが出来た皆さんには心からお祝いと歓迎の意を表します。

2019年度を振り返って
2019年度は当社にとって非常に厳しい年でした。2018年末から米中貿易摩擦の影響を受けて航空貨物需要が大きく減少、私が入社した1983年以降でも、1997年からのアジア通貨危機、2001年の米国同時多発テロとITバブル崩壊、2002年のSARS流行、2008年のリーマンショックなど、様々な逆風を経験しましたが、それらの時よりも厳しい状況だと感じています。

重点施策について
日本の製造メーカーの海外シフトや日本の国内消費の鈍化などへの対応として、今年度も引き続き8つの重点施策に取り組んでいきます。「祖業である航空貨物に頼っている収入構造からの脱却を目指して海運事業やロジスティクス事業を伸ばす」、「海外現法を中心にグローバルでの営業力を強化する」「IT等を使った業務革新と人員構造改革を行う」などの施策をしっかりと前に進めて、我々の前にある課題から逃げずに取り組んでいきます。

構造改革について
ITの発達により全ての産業においてビジネスモデルが変わってきており、構造改革もIT抜きには考えられない時代になってきています。当社も、今年度、海外現法から新基幹システムを導入していく予定で、それと同時にRPAやAI-OCRを使った業務改革に取り組んでまいります。どうすれば無駄のない業務がスピーディーにミスなく出来るか、数年を要するプロジェクトですが、今年を構造改革元年として、皆さんと一緒にいいものを作り上げていきたいと思っています。

人の力について
これらの施策をスピーディーに且つしっかりと推し進めるのは人の力になります。会社が決定した施策やお客様から頂いたご要望などを【ちゃんとやる】、会議で意見を言うだけでなく、皆の意見を基に方向性を【決める】、問題や課題に対して決して【逃げない】、という基本的なことを皆さんにも大切にして欲しいと思っています。

お世話になった人達、ご両親への感謝
最後に、皆さんがこれから社会人として活躍していかれるためのけじめとして、今までお世話になった人達やご両親に、今日社会人として一歩踏み出したことを、感謝の気持ちと共に報告して頂くことをお願いします。

皆さんのこれからの社会人生活が、公私ともに輝かしいものになることを祈念して、私の祝辞とさせて頂きます。

▲全体写真

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発行元:阪急阪神ホールディングス
    大阪市北区芝田1-16-1

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