価格改定\第3弾/値下げの真意は?社長に聞いてみた【久世福商店】

 株式会社サンクゼールは2024年2月15日(木)より、久世福商店第3弾の値下げを実施いたします。
 価格改定に関して、社長のインタビュー記事を公開いたしました。

 

「久世福商店」がまた値下げ!?

——12月から始まり、3度目の値下げですね。お客さまからはお喜びの声と共に「こんなに値下げをしてしまって大丈夫?」というお声も届いています。

久世良太社長(以下、良太さん):色々なご意見をいただいていますが、どのような局面でも、お客さまや仕入先さま、私たちの事業に関わる全ての方に喜んでいただくことのできる商いを行うことを何よりも大切にしています。
食料品価格が高騰する中で家庭の所得は変わらないどころか、目減りしているお客さまも多くいらっしゃいます。お客さまのお声から、お客さまのお役に立てているのではないかと感じています。

久世福商店の商いで大切にしていること

——久世福商店がどのように誕生したのか、改めて教えていただけますか?

良太さん:はい。久世福商店の立ち上げは、世界の中で日本の食文化に注目が集まり、日本の文化や伝統を見直そうという機運が高まっていた時期でした。「和のブランド」をやることを決めました。でも、どんな商材を扱い、どんな事業をやるべきか悩んでいました。
当時の私たちは、いい品物を求めて、規模は小さくてもこだわりを持ってものづくりをしている、日本各地の生産者さまを1軒1軒訪ね歩きました。そこには、私たちが見たこともない食文化、郷土食が溢れていました。
味噌の作り方、醤油の作り方、おせんべいの作り方。生産者さまの手から生み出される1つ1つの商品に言葉にならない感動を覚えました。素晴らしい技が伝承されていました。

——当時全国を回ったバイヤーに話を聞くと、10年以上たった今でも目を輝かせてエピソードを語ってくれますよね。

良太さん:そうですよね。ですが、私たちの感動とは裏腹に、「いつまでこの技を残すことができるのか」事業の将来性に不安を抱えられていました。
日本の食文化を生産者の皆さまと共に守り育てるブランドにしよう。全国の生産者さまの声を聞く中で、ブランドの輪郭がはっきりとしました。これが、久世福商店の始まりです。

——そんな事があったのですね。

良太さん:はい。日本の食文化を守り育てるブランドである事が久世福商店の存在意義です。かと言って、仕入先さまの利益を優先しすぎることで、お客さまにご負担をおかけしたり、私たちの利益を大きく削ったりすることでは長続きしません。お客さま、仕入先さま、そして私たちが適正な利益を享受し合うことが大切です。

——お客さまから久世福商店の商品は「高い」といったお声をいただく事も多かったように思います。

良太さん:そのようなお声があることは承知していますが、安売りはしません。反対に、価値を水増しするような値付けも行いません。品質に見合った価格で販売します。

3度の値下げに込めた想い

——3度の値下げの対象商品のほとんどは、仕入先さまからの仕入れ品ではなく、主に私たちが企画、製造している自社の製造商品です。本当においしさは全く変わらず値下げすることができましたよね。

良太さん:そうですね。おいしい物を食べる時間は、気持ちが緩み、心が満たされる時間であると思います。私自身、どんなに忙しくても、忙しい時こそ、家族で食卓を囲む時間を大切にしています。食料品価格が高騰しご家庭の負担が大きくなる中でも、おいしい物を食べていただきたい。そんな思いがあります。
久世福商店の中でも、私たちの自社製造商品は、ごはんのお供、パンのお供、ドレッシング、テーブルソースといった日常の食に寄り添った商品群です。自社で製造しているのは、毎日の食卓に欠かせない和の定番商品です。原材料価格が高騰し、値上げをせざるを得ない状況にありましたが、製造工程を見直すことで、おいしさや品質はそのままで価格を下げることが出来ました。

——お客さまにもより身近に私たちの商品を感じていただけるのではないかと思います。

良太さん:2022年の9月以降、原材料価格の高騰を商品価格に転嫁してきましたが、約1年をかけて原材料や製造工程見直しを行ってきました。その成果をようやく、お客さまに還元できるようになりました。長引くインフレでそれぞれに大変な思いをしていた中で、今回はお客さまにご負担をかけすぎてしまったと反省しています。

——お客さまやパートナー(サンクゼールで働く従業員のこと)に喜んでいただけるように、心がけていることはありますか?

良太さん:パートナーの皆さまは、人生の大切な時間をサンクゼールに費やしてくれています。お客さまや仕入先さまに喜んでいただく事ができるからこそ、事業は成長し、長期に持続可能になると考えています。6年前に社長に就任した時、サンクゼールに生涯をかけることをパートナーの皆さまに誓いました、その思いは今も変わりません。
今回値下げした日常使いできる商品も、仕入先さまから取り寄せた特別な逸品も楽しんでいただけましたら嬉しいです。

プロフィール

株式会社サンクゼール 
代表取締役社長 久世良太

2005年に株式会社サンクゼールに入社。2018年に創業者である現会長から、代表取締役社長のバトンを引き継ぐ。お客さまの目線に立ち商いを行うこと。お客さま、パートナー、仕入先さま等当社の事業活動に関わる全ての方が「愛と喜び」を享受できる事業を行うことを大切にしている。

【インタビュアー】
株式会社サンクゼール 
経営企画室コーポレートコミュニケーションチーム  中村優希

2017年に株式会社サンクゼールに新卒で入社。久世福商店の店舗での販売員、店長を経て、マーケティング部門でファンコミュニティの運用を担当。お客さまのお声の近くで、久世福商店の事業に参加。
2024年2月より、コーポレートコミュニケーションチームの一員として、会社やブランドの魅力をたくさんの方に知っていただくための活動を開始。

 

 

会社概要

会社名 :株式会社サンクゼール
本社  :長野県上水内郡飯綱町芋川1260
代表者 :代表取締役社長 久世 良太
創業  :1979年
設立  :1982年
事業内容:ジャム・ワイン、その他食品の製造販売、
     ワイナリー、レストラン、売店などの直営、
     及びフランチャイズ展開
     オンラインマーケットプレイス「旅する久世福e商店」の運営
ホームページ URL        : https://www.stcousair.co.jp/company 
公式オンラインショップ    : https://kuzefuku.com 
楽天市場店          : https://www.rakuten.co.jp/sc-rkt/ 
オンラインモール「たびふく」 :https://kuzefuku-arcade.jp/ 
小売事業ブランド「MeKEL」  :https://mekel.jp/ 

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