【名城大学】飯島澄男終身教授が「キング・ファイサル国際賞」を受賞

サウジアラビアの財団主催「アラブのノーベル賞」 日本人では6人目

「アラブのノーベル賞」とも呼ばれるサウジアラビアの「キング・ファイサル国際賞」の2025年の受賞者に、本学の飯島澄男終身教授が選ばれました。主催するキング・ファイサル財団が発表しました。

「電子顕微鏡を用いた先駆的なカーボンナノチューブの発見で分野を確立」と評価

1979年に創設された「キング・ファイサル国際賞」は、医学、科学などの5分野で著しい功績を残した個人に贈られます。2025年の科学分野は、電子顕微鏡を用いた先駆的なカーボンナノチューブの発見により、カーボンナノチューブの分野を確立した飯島終身教授が受賞しました。

受賞理由で「彼の研究は、エレクトロニクスからエネルギー貯蔵システム、バイオメディカルに至るまで、ナノテクノロジーの幅広い実用的なアプリケーションを開発するための新しい道を開きました」と評価されました。

飯島終身教授

1月9日朝に同財団からのメールで受賞の連絡を受けた飯島終身教授は「今までやってきた研究が認められて個人的にもうれしく、また日本全体にもグッドニュースだと思います」と話しています。授賞式は今年3ー4月にサウジアラビアの首都リアドで行われます。

「キング・ファイサル国際賞」は、科学分野で1999年に野依良治本学客員教授、医学分野では2011年に京都大学iPS細胞研究所長の山中伸弥教授、2016年に岸本忠三大阪大学名誉教授が受賞するなど、これまでに日本人は5人が受賞(他に日本ムスリム協会が2024年にイスラム奉仕分野で受賞)しています。

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