【9月15日(木)入居者募集開始】日暮里繊維街から世界へ! ファッションビジネス特化の起業支援施設「イデタチ東京」の情報を紹介します。

東京都内にある企業の立地情報と、それに準じた支援制度を無料で相談・紹介する「東京都企業立地相談センター」が日暮里繊維街にあるファッション関連産業で起業したい方をサポートする施設『イデタチ東京』へ2022年9月1日(木)に特徴や支援内容の取材に行きました。

東京都荒川区の日暮里繊維街は、日本有数の繊維関連業の集積地。現在、約90店舗が軒を連ね、ファッションデザイン、手芸、ものづくりなどに取り組むデザイナーやアパレルメーカー、作家、学生から一般の買い物客まで多くの人が材料を探しに訪れている街です。

入居者同士が情報交換して切磋琢磨できる環境
入居者同士が情報交換して切磋琢磨できる環境

■『ファッション・ロー』はじめ、ファッションに特化した専門家がサポート

イデタチ東京が入居している「ふらっとにっぽり」が完成したのは2021年1月。イデタチ東京はその翌月、2月1日にオープンしました。施設は、22㎡の個室オフィス4室、各デスクがパーテーションで区切られたシェアオフィス5席、打ち合わせコーナー、宅配ロッカー、メールボックス、複合コピー機などの共有設備で構成されています。さらに、イデタチ東京の入居者は、株式会社ベビーロックが運営するプロ向け機材をそろえたシェア工房「ベビーロック・スタジオ日暮里」を特別割引で利用することもできます。 

運営事務局 統括マネージャー/コーディネータの児玉あゆこさんは、イデタチ東京の特徴を次のように話します。

「当施設の強みは、ファッションに関連した豊富な経験、知識を持つ専門家の支援体制が充実していることです。具体的には、ファッション・コンテンツ業界で多くの起業支援を行ってきたインキュベーションマネジャー2名のアドバイス、ファッションに関連する法律問題に詳しい弁護士、『ファッション・ロー』やECコマースなどの専門家7名のメンタリングを受けることができます。インキュベーションマネジャーの面談は月2回。他の都内の起業支援施設でもこうした仕組みはありますが、当施設の月2回というのは、かなり頻度が高いと思います。伴走的に定点観測し、事業の進捗を逐一報告してもらうことで、ファッションビジネスとしての基盤をスピーディーに築くことができます」

現在入居しているのは、2021年のオープン時に第1期生として入って来られた7事業者。最長3年間ここで仕事をすることができます。世代は20代から50代後半までで、中心は20代後半~30代前半。6対4ぐらいで女性の方が多いそう。

「皆さんの領域は、アパレル、テキスタイル、アクセサリーなど。クリエイターとしての技術はお持ちですし、創りたいモノや方向性も明確です。ただし、ビジネスとして継続させ、軌道に乗せるために必要な資金調達、あるいは知的財産権の管理、別のクリエイターさんとコラボする際の適切な契約書の作成などの経験が不足しているので、その部分を重点的にサポートしています」(児玉氏)

ほかにも、年4回ほど開催する、先輩起業家の貴重な体験談が聞けるトークイベント、ファッションビジネスのトレンドを知ることができるセミナーなども好評だそうです。

イデタチ東京 運営事務局 統括マネージャー/コーディネータ 児玉あゆこ氏
イデタチ東京 運営事務局 統括マネージャー/コーディネータ 児玉あゆこ氏
イデタチ東京の個室オフィス
イデタチ東京の個室オフィス

■“卒業”後、事務所用物件で事業継続すると毎月5万円×3年間、荒川区が賃料補助

荒川区 産業経済部 経営支援課長 石﨑正剛さんは、イデタチ東京がある日暮里繊維街の環境も、この施設ならではの魅力と言います。

「かつて繊維卸問屋街は日本の各地に存在していましたが、現在、プロ~一般客も訪れて買い物ができる場所はここくらいしか残っていません。繊維資材を中心に皮革、ボタン、型紙、縫製、アクセサリーなどのさまざまな専門店がそろっており、コロナ禍前は海外からも多くの人が訪れていました。すぐそばに材料を比較検討、入手できる場所があるのはイデタチ東京独自の長所だと思います」

イデタチ東京では、施設を卒業した事業者には、その後もできるだけ荒川区内でビジネスを継続してほしいと要請しているとのこと。

「ファッションビジネスの拠点は港区、渋谷区が中心という印象ですが、スタートアップ企業にとって荒川区は家賃が安く、ランニングコストをセーブできる点が魅力です。しかも“住居用ではなく事務所利用できる物件”を借りていただければ、毎月5万円×3年間、荒川区が賃料補助を継続します。また、荒川区と協働で空き家再生事業を行っている東京R不動産さんが、入居者向けのワークショップを開催予定。アトリエを構える際のノウハウや荒川区内の先輩クリエイターのアトリエ紹介などをしていただきます」(石﨑氏)

足まわりの良さも特徴です。日暮里は山手線駅で都心の主要駅に直通の上、京成本線で成田空港へは約40分。

「近い将来、世界を視野に入れて仕事に取り組んでいる人も多く、その点、成田へのアクセスが良いことは大きなアドバンテージだと思います。イデタチ東京から世界に羽ばたく人たちが出てくれたらうれしいですね」(石﨑氏)

荒川区 産業経済部 経営支援課長 石﨑正剛氏
荒川区 産業経済部 経営支援課長 石﨑正剛氏
休憩・打ち合わせコーナー
休憩・打ち合わせコーナー
イデタチ東京のエントランス
イデタチ東京のエントランス

■入居者募集(2022年9月15日現在)

フロアマップ
フロアマップ

・名称:イデタチ東京
・ 所在地 :東京都荒川区東日暮里六丁目17番6号「ふらっとにっぽり」5階
・募集区画:
 ①個室オフィス(約22㎡)1室
  料金(月額・共益費込):50,000円
  その他費用:自己負担(電気使用料、電話通信費、清掃およびごみ処理費等)
 ②シェアオフィス(約3㎡)1席
  料金(月額・共益費込):10,000円
  その他費用:管理費 月額3,000円(電気使用料、清掃およびごみ処理費)
・設備:電話回線、テレビ端子、電源、空調、機械警備
・使用期間 最長3年 ※単年契約。2回まで更新可。
・利用時間 24時間・365日
・共有設備 休憩・打ち合わせコーナー、Wi-Fi、コピー機、メールボックス、宅配ロッカー、給湯室

【入居のメリット】
①インキュベーションマネージャーによる起業・経営支援
ファッション業界やコンテンツ業界のクリエイター支援実績をもつインキュベーションマネージャーが在籍。起業や経営の支援、アドバイスを受けられます。
②メンター陣による実践的なアドバイス
ファッションデザイン、ECサイト運営、流通、ファッションローなどさまざまな得意分野をもつプロフェッショナルから、月2回までメンタリングを受けられます。
③日本有数の布の街 ものづくりが盛んな地域で起業
日暮里繊維街は、約90店舗が軒を連ねる日本有数の生地織物の問屋街。荒川区は、事業所の約2割が製造業の、ものづくりの風土が根付くエリアです。
④入居者同士の交流
入居者同士で情報交換できる場を設け、ファッションビジネスでのビジネスの成長をめざす仲間が、刺激を受けあい助け合うコミュニティを形成します。
⑤荒川区ほかの手厚い支援
施設使用終了後も区内に事務所・店舗を構えると賃料の一部が補助される制度(上限月額5万円・諸条件あり)や、施設併設のモノづくり工房「ベビーロック・スタジオ日暮里」を特別割引で利用できます。
⑥2021年誕生の新しい施設でファッションビジネスに新たな価値
イデタチ東京は、あらゆる領域を横断しながら、ファッションビジネスに新たな価値を生み出す人を応援しています。2021年に誕生した新しい施設で挑戦してみませんか。

■施設概要・問い合わせ先

施設名:イデタチ東京
住所:東京都荒川区東日暮里六丁目17番6号「ふらっとにっぽり」5階
運営:荒川区、イデタチ東京運営事務局
設立:2021年
支援内容:ファッション領域で創業、事業拡大を目指す事業者のための創業支援施設
ホームページ:https://idetachi.com/
お問合せ:https://idetachi.com/#contact

■情報配信元

東京都企業立地相談センター 担当秋山
住所:東京都江東区東陽2-4-24 サスセンター1F
電話番号: 03-6803-6280
E-mail:4909@ilsc.tokyo
ホームページ:https://ilsc.tokyo/

■東京都企業立地相談センターとは
企業や個人事業者様を対象に創業や事業拡大する「場所」探しのご相談を不動産専門アドバイザーが無料で承っております。ご希望条件をお伺いし、事務所、店舗、工場、事業用地などを取り扱う民間不動産事業者に一斉照会いたします。
その他、都や都内区市町村の公的物件情報や支援制度もご案内しております。
(東京都企業立地相談センターは東京都産業労働局が運営しております。)

■記事掲載
東京都内に立地し活躍されている企業様や区市町村の企業支援担当者へインタビュー記事を東京都企業立地相談センターホームページに掲載しており、その一部をご紹介しております。
ページURL:https://ilsc.tokyo/voice/010.html



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