SNSで話題の木彫り作家キボリノコンノ初の絵本 『なにができる?』を発売。木片がリアルな食べ物に大変身
全国で展覧会を開催
株式会社PHP研究所は9月23日に『なにができる?』を発売します。本書は、本物そっくりの木彫り作品をSNSに投稿し、見る人を驚かせている木彫り作家キボリノコンノさんによる初めての写真絵本です。さまざまな食べ物を彫る工程を、「なにができる?」という問いかけと、印象的なオノマトペで紹介しながら、子どもたちにワクワクとビックリを届けます。
公務員から木彫り作家に異色の転身
著者は、木彫り作家として活動する以前、静岡県内の市役所で公務員として勤務していました。コロナ禍をきっかけに木彫りにハマり、作品をSNSに投稿し始めると、本物そっくりのお菓子や、今にも溶けそうな氷など、そのあまりのリアルさや素材とのギャップに惹かれるファンが急増。現在のSNS総フォロワー数は7万人を超え、ネットで話題になったことで、テレビ番組からの出演依頼も増え、さらに注目度がアップしています。今年に入って公務員を辞め、プロとして創作活動をスタートさせました。
「なにができる?」よく見て、想像しながら読んでほしい
初めての子ども向け絵本を制作するにあたり、木彫り作品はすべて新作にこだわりました。木のかたまりが「とんとん」「ぎこぎこ」「さくさく」と切られ、削られていく過程を見せることで、「なにができる?」と想像しながら読んでほしいと考えたからです。登場する木彫りは、ゼリーやホットケーキ、ミニトマトなど、子どもたちが好きな食べ物の中でも「ぷるぷる」「ふわふわ」「じゅくじゅく」など、木とは思えない質感のものを選びました。よく見ると木目がうっすらと見えることに気づいたり、やわらかさや透明感の出し方を学んだり、本を開くたびに新たな発見があります。『なにができる?』は、観察力や想像力から好奇心、モノづくりへの興味まで、子どものさまざまな可能性も育む絵本です。
1つのき
なにが できる?
とんとん かんかん
ぎこぎこ さくさく
ゼリー できた!
ゲラを読んだ書店員の感想からは、木彫りとは思えないリアルさに驚く声や、想像しながらページをめくるワクワク感が溢れ、本書への期待が見てとれます。
●次はなにが出来るんだろう?というワクワク感と、コレが出来てしまうんだ!すごい!という驚きの連続がとても楽しかったです!(TSUTAYAサンリブ宗像店 渡部知華さん)
●本物そっくりで何度もびっくり!木彫りの温かみのある絵本で、アートな感性も磨かれます。(うさぎや矢板店 山田恵理子さん)
10月から全国巡回の「キボリノコンノ展」開催
今作と、8月に発売された作品集『キボリアル』(玄光社)の発刊を記念し、全国の大丸・松坂屋で「キボリノコンノ展」が開催されます。今作に収録された木彫り作品の制作工程や、実際に実物を見ることができる貴重な機会です。
【東京会場】2023年10月12日(木)~10月24日(火)@大丸東京店 11階催事場
【大阪会場】2023年10月28日(土)~11月20日(月)@大丸梅田店 13階特設会場
『なにができる?』について
著者
木彫りアーティスト。1988年生まれ。2021年に趣味で木彫りを始め、「あっと驚くもの」をテーマに作品を制作し、SNSで作品を発表し続けている。「溶けかけの氷」をはじめ、「注がれたコーヒー」や「シガールと袋」など、数多くの作品がTVやインターネットで話題となり、2023年からプロの木彫りアーティストとして本格的に活動を開始。全国各地で展示会やワークショップなどのイベントを開催。
<これまでの主なTV出演>めざまし8、アッコにおまかせ!、ヒルナンデス、Nスタ、スッキリ、スクール革命!、ABEMAヒルズ、ノンストップ!その他多数。
書誌情報
タイトル:なにができる?
著者:キボリノコンノ
定価:1,540円(10%税込)
発売日:2023年9月23日
判型:B5判変型上製
ページ数:32頁
対象年齢:4、5歳から
ISBN:978-4-569-88133-1
発売元:株式会社PHP研究所