近畿大学と文部科学省が「原子力オープンキャンパス」を開催 高校生に原子力科学の面白さに触れる機会を提供

2023-08-18 14:00
近畿大学原子炉(UTR-KINKl)

近畿大学原子炉(UTR-KINKl)

近畿大学原子力研究所(大阪府東大阪市)と文部科学省(東京都千代田区)は、「国際原子力人材育成イニシアティブ事業」の一環として、令和5年(2023年)8月24日(木)に、近畿大学東大阪キャンパスにおいて、高校生を対象とした「原子力オープンキャンパス」を開催します。

【本件のポイント】
●近畿大学と文部科学省が高校生を対象とした「原子力オープンキャンパス」を開催
●近畿大学原子炉の見学や、中性子線でレントゲン写真を撮影する体験のほかに、14大学、6企業、1研究所の原子力関係機関による取り組みの紹介・質疑応答などを実施
●高校生の原子力分野への関心を高め、将来の原子力研究開発を担う人材の確保につなげる

【本件の内容】
各組織・機関が補い合い高め合いながら、未来社会が求める原子力人材を育むことを目的に、令和3年(2021年)に文部科学省が「国際原子力人材育成イニシアティブ事業」の一環として発足させた「未来社会に向けた先進的原子力教育コンソーシアム」(以下、ANEC)に近畿大学も初年度から参画しています。ANECではこれまで、高専・大学・大学院の学生を対象としたプログラム等を行ってきましたが、将来の原子力研究開発を担う人材を確保するためには、高校生にも原子力分野への関心を高めてもらう必要があると考え、今回、高校生を対象とした「原子力オープンキャンパス」を近畿大学東大阪キャンパスで開催することになりました。
本イベントの第一部「近畿大学原子炉実験」では、高校生が原子力科学の面白さに触れられるよう、近畿大学原子炉(UTR-KINKl)の見学や実験、中性子線によるレントゲン写真の撮影体験などを行います。また、第二部では「原子力図鑑」と題して、ANECに参画する14大学、6企業、1研究所が一堂に会し、各機関が紹介・質問コーナーを設けて原子力分野の魅力を発信します。

【開催概要】
日時:令和5年(2023年)8月24日(木)10:00~16:00
会場:近畿大学東大阪キャンパス 近畿大学原子力研究所(第一部)、
   ブロッサムカフェ3階 多目的ホール(第二部)
   (大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
対象:高校生(参加無料)
定員:全日参加30人、第二部のみ参加30人
プログラム:
第一部 近畿大学原子炉実験(10:00~12:30)
10:00 挨拶、スケジュール説明、保安教育
10:10 A班「中性子ラジオグラフィ」B班「放射化と半減期測定」
11:20 A班「放射化と半減期測定」B班「中性子ラジオグラフィ」
12:20 修了証授与
第二部 原子力図鑑(13:30~16:00)
13:30 挨拶、事業説明、イベント説明
13:45 大学・企業紹介
15:45 記念撮影、まとめ、閉会

【原子炉図鑑 参加機関】
近畿大学、北海道大学、東北大学、東京大学、東京工業大学、長岡技術科学大学、福井大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学、東京都市大学、早稲田大学、福井工業大学、日立GEニュークリア・エナジー株式会社、東芝エネルギーシステムズ株式会社、三菱重工業株式会社、三菱電機株式会社、株式会社IHI、日揮グローバル株式会社、日本原子力研究開発機構

【関連リンク】
近畿大学原子力研究所
https://www.kindai.ac.jp/rd/research-center/aeri/

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