「ウイルス」と「菌」の違いとは?意外と知らない・答えられない「ウイルス」と「菌」の違いをご紹介します|Cutalyst+(カタリスト)
ウイルスと菌は、目に見えない小さな生き物という点では同じですが、生物学的には全く異なるものです。
そのため、それぞれに対する対策も全く違ったものです。
抗菌機能はよく目にすることがあると思いますが、それだけではウイルスに対して効果は少なく、ウイルスが残ってしまうことになります。
上記の図のように、菌は細胞のある生物で、その大きさは1~10μm。自分で移動することができ、栄養素のあるところでは増殖して、無いところでは死滅していきます。
一方、ウイルスは細胞を持たない「生物のかけら」のようなもので、その大きさは菌の1000分の1くらいです。栄養を必要とせず、自ら移動することもありません。
ヒトなどの体の細胞に入り込むことで増殖します。
ウイルスがその効力を失うためには
菌は生き物だから、生まれたり死んだりします。
しかし、ウイルスはそもそも生きていないただのかけらのようなものなので、「死ぬ」ということはありません。
ウイルスの効力を無くすためには、感染力を奪うことです。ウイルスの組織を分解することで、細胞に入る力がなくなったり、入ったとしても効力を発揮することが出来なくなります。
ウイルスは死ぬのではなく「不活化」
抗ウイルスの機能を持つ壁紙は、アルコール等をかけた時、ウイルスの構造を変化させて、その機能を失わせます。
このことを「不活化」と言います。
不活化されたウイルスはその感染力を失い「無害」のものになります。
どうでしょうか。
意外と知られていない「ウイルス」と「菌」の違いをお分かりいただけましたか?
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