【調査レポート】保護者はカメラ目線の写真を望んでいる?自然な姿を望んでいる? 学校写真(スクールフォト)において、家族がほしい写真と園が届けたい写真のギャップを考察

「保護者はカメラ目線の写真を望んでいる?」「自然な姿を望んでいる?」 学校写真(スクールフォト)において、家族がほしい写真と園が届けたい写真のギャップを考察するためアンケートを実施しました。

幼稚園・保育園・認定こども園・小学校他における写真や映像の撮影・販売を行うリンクエイジ株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:藤田 俊)は自社で運営する『memoridge』 会員様のアンケートを実施しました。
【調査レポート】保護者はカメラ目線の写真を望んでいる?自然な姿を望んでいる? 学校写真(スクールフォト)において、家族がほしい写真と園が届けたい写真のギャップを考察について調査を行いましたので、その結果をお知らせします。本記事の見解は、弊社コーポレートサイトにて公開しております。

【背景】

弊社は、2022年4月、【調査レポート】学校写真において家族がほしい写真はどんな写真?という、「保護者の望む写真はどのようなものなのか」https://www.lage.co.jp/news/report0001/。、それを受け「では、園が保護者に届けたい写真とのギャップは何か」また「そのギャップを埋めるためにはどのようにすべきか」という観点で『memoridge』の会員様にアンケートを実施しました。さらに、そのニーズに沿った写真を撮影するため、当社フォトグラファーへアンケート結果を共有しました。という視点にフォーカスを当てた調査を実施しました本調査では

【調査内容】

本調査は、幼稚園・保育園・認定こども園に通われているお子様の保護者の方々を対象に11項目からなるアンケートを実施するもので、計464名から回答を得ました。弊社の考察も交え、調査内容をレポートいたします。

調査対象:memoridge会員 464名(20歳代から50歳代)
調査日:2022年8月から11月
調査方法:インターネットによる特定条件の会員様から任意回答

【調査結果サマリー】
本記事の見解は、弊社コーポレートサイトにて公開しております。

※本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。

引用元が「スクールフォトサービス memoridge(メモリッジ)による調査」である旨の記載
該当記事(https://www.lage.co.jp/news/report0003/ ‎)のリンク設置
リンクエイジ株式会社(https://www.lage.co.jp/)へのリンク設置

Q メモリッジ(スクールフォト)で写真を見よう(登録しよう)と思った時のあなたの気持ちに最も近いものをひとつ選んでください。

・とにかく早くお子様の写真を見たい!
・入園式や遠足、運動会など園の行事があったので、その様子を見たい!
・入園式や遠足、運動会など園の行事よりも、日常保育の様子を見たい!
・先に登録だけして、掲載開始のお知らせリマインダーが届くようにしたい!

Qメモリッジ(スクールフォト)で購入された写真をどのようにご活用されていますか?最も頻度の高いものをひとつ選んでください。

・アルバムやケースなどで保管・整理して、見返している
・フォトフレームやコルクボードなどを使って飾っている
・ご親族様(祖父母・叔父、叔母など)に送っている
・お子様やご家族とのコミュニケーション
・特に活用していない

【保護者からの写真に関してのコメント(一部抜粋)】

・暑い中お疲れさまです、コロナ禍や諸事情で保護者がなかなか難しい園での子の姿を写真を通して見れるのは幸せです。 我が子が写っている写真はすべて購入してしまいました(笑) 尊いですし、複数買ってキーホルダーとかも作って持ち歩いてます。
・幼稚園の行事は勿論、日常も撮影してくださっていて、幼稚園での様子が分かるので有り難いです。幼稚園で取り組んでいる遊びをしている様子や、他のお子さんと一緒に遊んでいる様子、先生との関わりのシーン等、多面的な角度から撮影したものや、もっと枚数自体も増えると嬉しいなと思います。よろしくお願いいたします。
・毎回良い写真を撮って頂いてると思います。本人もカメラ目線でポーズを取るようになったので、つい買ってしまいます。
・カメラ目線でピースサインよりは、普段観ることのできない自然な笑顔とかお友達と盛り上がっているところが多いと良いかな…と思います。初期のころはそういう写真が多かった印象ですが、最近は一人ずつのキメポーズの写真が多い気がします。コロナ禍なのでいたしかたないですよね…
・いつもお世話になっております。 コロナ流行によりなかなか親が園に行くことが出来ず、子ども達の普段の様子を知ることが難しい昨今、写真を撮って提供していただけるのはとても有難いことだと常々感じています。 これからも子ども達の楽しそうに遊ぶ写真をたくさん撮っていただけると嬉しいです。
・年齢が低いクラス(0-2歳児)のためか、食事写真や子ども単体の写真が多めに感じます。家庭内では見ることができない、お友達と遊んでいる場面や保育士の先生を交えた日常保育の様子が写真で見られるとありがたいです。
・限られた時間と撮影場所という過酷な状況の中、園児一人一人の写真を撮ることの大変さにいつも感謝しながら、我が子の写真を見させていただいています。 表情の面白い写真を見て子どもと笑いあいながら見たり、次の写真次の写真と見ると、動画のように動いて見える写真もあって、楽しみながら見させていただいています。いつも本当にありがとうございます。
・いつもお写真ありがとうございます。個人の写真も嬉しいですが、子どもたちの顔も写りつつ、先生や状況がわかるアイテムを含めてひきの写真もあると生活の様子がわかって購入しやすいです。よろしくお願い致します。
・私自身が現役の保育教諭で、担任が子ども達の様子を撮影し販売しています。メモリッジはプロのカメラマンさんが撮影しているので、子ども達の自然な表情、行事での頑張っている瞬間、先生や友達との関わっている姿を上手に撮影して頂いてるのでとても嬉しいです。ありがとうございます。

その他にも様々なご意見、叱咤激励、撮影方法やシステムの改善改良要望を多く頂きました。一つずつ良い言葉だけで満足せずに改善を早急に進めて参ります。

【総括】

ハレ(行事)とケ(日常の保育)のバランスを取り、時間軸を意識した撮影・販売機会の創出が必要である。そして、フォトグラファーは、育ちの要素を理解する訓練が必要である。
・行事(ハレ)
アップ目で撮影+発表会や運動会、ハロウィンのような特別な衣装を着ているようなイベントは、事前リハーサルなどで個人写真(スナップ+ポートレート撮影。つまりカメラ目線でポーズを決めた写真である)を撮影すれば保護者ニーズに応える写真は撮影できる。そして、スケジュールや各クラスの動き方を把握しつつ、都度変わる現場の状況を当たり前のものとして、そこにあわせられる柔軟な対応が必要となる。
・日常系(ケ)
数人ずつ引きの様子をメインに撮影+遊び込んでいる個人または集団の様子を保育環境と共に撮影するのが望ましい。ただしフォトグラファーは、普段の保育において日常的な人的環境ではないため、存在感を消して空間に馴染む必要がある。そのため、フォトグラファーには訓練が欠かせない。また写真のクオリティをどう見るか、日常系の写真の目的をどう置くかによっては、これまで行事の写真においてご法度と捉えられがちだった撮り漏れや枚数差の許容も必要と捉えてもいいのかもしれない(撮り漏れや枚数差よりも優先して表現するものがあるとも考えられる)。

保護者にとって日常保育は、「行事を感動するための準備であり積み上げである」
園にとって日常保育は、「日々の育ちの連続性の記録である」

そうなると、日々の育ちを定期的に見る必要、順番に見る必要があると考えられる。しかし、写真には音声や動きはないので不完全なものである。そうなると必然的に言葉・会話が必要になる。親子でコミュニケーションをとる時のツールとして写真を使う場合を考えてみよう。自分の子どもが写っていれば「これは何してたの?何を作ってたの?どんな気持ちだった?」と保護者 も問いやすいし、子どもも具体的事象を振り返れるため会話のキャッチボールは弾むだろう。このコミュニケーションは、自分の子どもが写っていない写真でも、更には人物の映っていない保育環境のみの写真であっても成り立つのではないだろうか。

例えば、園庭の写真。
「いつもどこで遊んでるの?好きな遊具は?」と問えるだろう。

例えば、砂場の写真。
「私が小さかったときはよくお山を作って遊んだよ。そこで川を流して・・・・」と自分の過去と重ね合わせる語りも可能だろう。

語る必要性、語れる仕掛けとして保護者に写真を素材として提供することができれば、教育が共育と呼ばれることがあるように、皆が共に育つことができるのではないだろうか。言葉も写真も不完全であるが故に素晴らしい。両方あわせて伝えるためのツールにしてほしい。言葉ではイメージしきれない姿を写真で表現することが必要だ。あわせて写真だけでは伝わらない子どもたちの興味関心、写真に写った前後の時間にどんなことがあったのかを、信頼関係のある担任の先生、そして最愛の保護者の温かい言葉で添えていただき、全ての愛を皆が明日を生きる力に変えていってもらうことこそが、写真屋の夢見る未来である。
写真、ネット販売、ICT他は全て「全ての愛を力に変える」ツールではないだろうか。それらにより業務の効率化をはかりつつ、空いた時間でいかに子ども達と各家庭を見つめることができるか。その先に大切なものがあるのではないだろうか。
どれだけ便利に時代が進んでも、保育において、ひいては人が生きるということにおいて、大切なものは最終アナログの中にあるように思えてならない。

【調査元】

リンクエイジ株式会社は、インターネット写真サービス「memoridge」を運営しています。教育機関を中心にスポーツ団体や、さまざまなイベントの写真や動画撮影、インターネット上での販売を行うサービスです。現在は全国1,700団体以上の導入実績があります。2021年10月には新サービス「memoridge drive(メモリッジドライブ)」を開始いたしました。「全ての愛を力に変える」をミッションに写真1枚から、愛情を増幅させ、世の中に変わらない愛の循環を生んでいきたい。 そして、その愛はきっと明日を生きる力に変わる。 そんな愛ある会社を目指しております。

【新サービス】memoridge drive(メモリッジドライブ)

【サービスサイト】https://drive.memoridge.com/lp

【本件に関するお問合せ先】
リンクエイジ株式会社 経営戦略室
URL:https://www.lage.co.jp/
電話:03-6417-9926
E-mail:info@lage.co.jp

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