憧れの移住を現実に――実体験を生かし夢をつなぐ  移住に人気の美瑛・東川町で活動するエージェントのストーリーを公開

RE/MAX Youtopia エージェント 大塚 祐子

北海道・東川町には…

北海道・東川町には2009年、神奈川から移住してきました。

東川町は写真の町と謳われる程、自然豊かな絶景に溢れています。

当時「移住」は憧れで、叶うことがないと思っていた夢でした。

今ではその「移住」のお手伝いがお仕事となっています。




以前は神奈川県の不動産会社で10年間ほど社内システム管理の仕事をしていました。

営業実務や営業事務ではなく社内サポートシステムの構築がメインのお仕事。

社員の方々をサポートしながら、不動産業って大変そうだなぁってずっと思っていたので、今私がその仕事をしているかと思うと、自分でもすこし驚きです(笑)。

このとき宅建士の資格も取っていましたが、これが今に繋がるとは思ってもみませんでした。




北海道へは日々の疲れをリフレッシュするため、移住するまで休暇のたびに何度も訪れていました。

癒しのメインエリアは美瑛や富良野。

きっかけは美瑛の景色を世界に広めた写真家、故・前田真三さんの写真集を見たことでした。

実は小学校1年生の時にイギリスに住んでおり、その時に見ていた忘れられない美しい景観ととても似ていたんです。写真が趣味だったこともあり、一瞬で魅了され、仕事に疲れては訪れる、私のパワースポットになりました。

■写真の町 東川町
■写真の町 東川町

東川町は美瑛の隣町

東川町は美瑛の隣町です。

東川町も旭岳をはじめとする雄大な景観が魅力的な町でしたが訪れたことがなく、気になっていた場所でした。

こういう場所に住めたらいいなぁという理想はありましたが、観光で訪れる場所と考えていた私にとってはあまり現実的ではなかったので、淡い夢のように考えていました。

しかし、ある日、この町でできる期間限定の仕事をなんと発見!

というのも、幾度となく北海道の大自然に触れたことで、自然環境に関連した仕事をしたくなり、どこかで勉強できないかネットで探していたんです。

そこでここ旭岳の自然保護監視員の募集をみつけました。

仕事を辞め、半年間、東川町で生活することになるのですが、このときでさえ移住というよりも、期間限定で勉強しに行くという考えが強く、まさかそのまま住み着いてしまうことになるとは思っていませんでした(笑)。




東川町で生活を始めて、あらためてこの町が好きになりました。

自然の素晴らしさはもちろん、地元の人たちがとにかく温かくて優しい。

勉強したあとは東京に戻って仕事をするつもりでしたが、できたらこのままこの地に残りたいという想いが強くなっていました。

すると、半年の期間を終えるころ、東川町の体験観光関係のお仕事の募集があり…。そしてまさかまさかの、淡い夢だと思っていた移住が叶ってしまうことになったんです。

■エージェント仲間と
■エージェント仲間と

東川町に移住して…

東川町に移住して今年で14年目になります。

現在はRE/MAXの不動産エージェントとして活動していて、もうすぐ3年目。

この地で主人に出会い、二人の子どもたちと4人で暮らしています。

リマックスを知ったのは、所属しているRE/MAX Youtopia で同じエージェントをしている武田真由美さんのFacebook投稿。

彼女はヨガ講師もしているので、以前レッスンを受けたのがきっかけでフォローしていました。

すると、物件案内している投稿であったり、オフィスで子どもと一緒に働いている投稿がアップされていて…。

それらを見たとき、娘・息子はまだ1歳と3歳。

遅くにできた子どもたちなので、できるだけ一緒にいたいと考えており、仕事はアルバイトで短時間させてもらい、まだフルタイムで仕事は難しいと思っていたときです。

でも仕事をするのは好きでしたし、いずれ社会復帰もしたいという想いは持っていて、彼女の投稿を見たとき、子どもの傍でできる仕事があるのかと、しかも、以前取っていた宅建の資格も生かせるのではと思い、ちょっとワクワクした気持ちを今でも覚えています。




早速、RE/MAX Youtopia のオフィススタッフである橋本さんに話を聞きに行きました。

そこで、この仕事が雇用されているのではなく、個人事業主として独立した働き方であり、だからこそ、自分の裁量で仕事する場所や時間を決められ、子どもとの時間も大事にできるのだとわかりました。

これまで雇用される働き方しかしてこなかったので、少し不安は感じましたが、サポートもあり、なにより、子どもの傍で働ける環境でスキルアップもできるのであれば、これはやってみるしかないと、加盟を決めたんです。

仕事をし始めて…

仕事をし始めて、子どものそばで働けることが本当にありがたい!…と言いたいところなのですが、やはり何でも良い面、難しい面、両面はあるもので…(笑)。

オフィスにプレイルームがあるのですが、そこで遊んでしまうと楽しすぎて帰ろうとせず、せっかく時間通り終えても夕飯が遅くなったり、家での作業は子どもがまだ小さいのでなかなか集中できなかったりもします。

案件が重なり忙しくなってくると時間が足りず、仕事と子育ての両立がなかなかうまくいかず自己嫌悪に陥ることも多々ありました。

それでも、日々活動を続けてきたことで、以前は3時間かかってやっていたことが1時間でできるようになったり、子どもたちも小学校、幼稚園に通い始め、一人でできることも多くなり、親も子どもも成長しているのを感じることができています。

もう少し仕事とプライべートの時間の使い方を自分でコントロールできるようになれば、こんな良い働き方はないと心から思いますね。

今、私のお客様は…

今、私のお客様は本州などから移住を希望される方が多いです。

私がかつて経験し感じた移住者の目線。14年この地に住んだ在住者の目線、そして母としての目線を大切に、お客様に満足していただけるようお家探しのお手伝いをしています。

大好きなこの町の魅力を発信し伝え、想いを持った移住者さんがたくさん増えることで、町の発展の役に立てたら嬉しいですね。

そのためにも、学びを絶やすことなく、ゆくゆくはFP(ファイナンシャルプランナー)の資格取得も計画中。勉強した情報を伝えるというよりも、自分の中で知識を増やし理解・咀嚼して、最善のご提案に生かせればと思っています。




私の肩書は不動産エージェントですが、私の仕事は不動産を売ることだと思っていません。

移住生活を夢見る人と町の架け橋となり、移住者さんの夢へのお手伝いはもちろん、かつて移住を温かく迎え入れてくれた町の人たちや、日々サポートしてくれるRE/MAXメンバー、そして家族へ、微力ながら恩返ししていくことが、私のやりがいであり、仕事だと感じています。


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