HP とOracleがTPC-Cベンチマークで再び世界記録を達成LinuxベースのHP Integrityサーバクラスタで世界初の100万トランザクション/分

このリリースは、オラクル・コーポレーションとヒューレット・パッカード カンパニーが、
12月9日(米国時間)に発表したリリースの日本語抄訳です。

オラクル・コーポレーション (Nasdaq:ORCL)とヒューレット・パッカード カンパニー (NYSE:HPQ)は、2003年12月9日、Transaction Processing CouncilのTPC-Cベンチマークにおいて、LinuxをOSとするHP Integrityサーバクラスタ上で1分間に118万4,893.38トランザクションという世界記録を達成しました。

この記録は、最新バージョンのOracle(R) DatabaseであるOracle Database 10g、インテル(R) Itanium(R) 2プロセッサを搭載したHP Integrity サーバ rx5670とRed Hat Enterprise Linux AS 3.0を組み合わせることで達成されたものです。このベンチマークの結果は業界新記録であるというだけでなく、「スケールアウト」したサーバクラスタ構成において、Linuxオペレーティングシステムを搭載する業界標準サーバの優れた性能を示すものでもあります。

今回の記録は、OracleとHPの2社が10月に達成した、シングルシステムのスケールアップ構成におけるTransaction Processing CouncilのTPC-Cベンチマークで1分間に100万トランザクション(tpmC)という世界記録に続くものです。これで、OracleとHPは現在までのところ、シングルシステムとクラスタの両方の構成において100万トランザクション/分を達成した世界唯一のレコードホルダーの栄誉を得たことになります。(1)

比類なき価格性能比
HP Integrity サーバ rx5670は、118万4,893.38 tpmCを記録すると同時に、価格性能比ではわずか$5.52/ tpmCという値を記録しました。これは、同等クラスの競合ハードウェアベンダーと比較しても速度で50%以上、価格性能比で30%以上上回るものです。(2)今回のベンチマークでは、4way構成のrx5670による16ノードクラスタでRed Hat Enterprise Linux AS 3.0を実行し、これにReal Application Clustersを実装したOracle Database 10gを組み合わせたシステムを用いました。このクラスタ構成では、18GB、36GB、146GBのドライブを備えたModular SAN Array 1000を含むHP StorageWorksストレージ・ソリューションが使用されています。

「今日の結果は、データベース・コンピューティングの歴史における画期的な出来事です。Oracle Database 10g の Real Application Clustersが、Linuxを実行する低コストの業界標準サーバによるクラスタで世界最高のトランザクション処理能力を発揮できることが証明されました。」とOracle Database Server Development上級副社長のアンドリュー・メンデルソーン(Andrew Mendelsohn)は述べています。

OracleとHPはこれまでもパフォーマンスにおけるリーダーシップにおいて輝かしい実績を残しており、現在でも価格性能比で業界を大きくリードしています。

HPのBusiness Critical Serversの上級副社長兼ゼネラルマネージャであるリッチー・マルセロ(Rich Marcello)は、「OracleとHPは、非常に厳しい顧客のニーズにも応えることのできる選択肢とスケーラビリティ、そして柔軟性を提供しています。本日達成されたベンチマーク記録と、10月に発表したSuperdomeでの世界記録とにより、お客様がスケールアウト構成、スケールアップ構成のどちらの環境を選択した場合でも、世界最高レベルの柔軟性とパフォーマンス、TCOを提供するという点においてHP Integrityサーバのリーダーシップはゆるぎないものとなりました。この世界記録は、HP、Oracle、インテルという3社のパートナーシップが、業界標準によるコンピューティングを新たなレベルへと押し上げて行くことを明確に物語っています。」と述べています。

インテルのEnterprise Platforms Group上級副社長マイク・フィスター(Mike Fister)氏は「1カ月の間に、1分間に100万トランザクションの壁が2度にわたって破られるのを目の当たりにしましたが、今回はインテル Itanium 2 プロセッサとLinuxを使ったHP Integrityサーバのクラスタ構成によるものでした。このデータはLinuxを搭載したItaniumベースのHPサーバの高い柔軟性を実証しています。企業のニーズを満たす最も競争力の高いソリューションを求めているITマネージャのItanium 2プロセッサのパフォーマンス、管理機能、そして費用対効果への期待が一層高まると信じています。」と述べています。

(1) 出典:2003年12月9日時点でのTransaction Processing Council(TPC)http://www.tpc.org/
1.インテル Itanium 2 1.5GHz プロセッサ 4way構成のHP Integrity サーバ rx5670 16ノード、Red Hat Enterprise Linux AS 3.0およびReal Application Clustersを実装したOracle Database 10gの組み合わせで、1,184,893.38tpmCを$5.52/tpmCというコストで達成。2004年4月14日以降利用可能。
2. HP-UX 11i v2を搭載するHP Integrity サーバ Superdome、HP StorageWorks、およびOracle Database 10g Enterprise Editionの組み合わせで、1,008,144.49tpmCを$8.33/tpmCというコストで達成。2004年4月14日以降利用可能。
(2) IBM eServer pSeries 690とTurbo 7040-681との組み合わせで768,839tpmCを$8.55/tpmCというコストで達成。2004年2月29日以降利用可能。出典: Transaction Processing Council(TPC)http://www.tpc.org/

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