「アナ雪」の「ありのままで」への訳はどのようにして生まれたのか? 特別講義「ミュージカル作品からみる日本語と英語」
12月18日(月) 高橋 知伽江 氏をお迎えして。
麗澤大学(千葉県柏市/学長:徳永澄憲)の国際学部特別講義として、「ミュージカル作品からみる日本語と英語」を開催し、「アナと雪の女王」「アラジン」など劇団四季の作品の翻訳多数、「バケモノの子」のミュージカル版の脚本を書かれた翻訳家・脚本家の高橋 知伽江(たかはし ちかえ)氏を講師としてお迎えします。
本特別講義は国際学部が掲げる「多様性をつなぐ“グローバル人材”」のモデルを学生に紹介し、学生に自身の将来のキャリア像をイメージする機会を提供する「グローバルインフルエンサープロジェクト」の一環として実施されます。
国際学部国際学科日本学・国際コミュニケーション(JIC)専攻では、日本文化・日本語に関する学びを中心に、異文化理解・多文化共生や言葉を使って「伝える」ことを学んでいます。日本語がどんな言語かということ、英語との違い、日本文化と外国の文化との違いに興味を持つ学生たちが多くいます。今回の特別講義は、第二言語習得の基礎を理解し、効果的な日本語教育を考えられるようになることを目的とした国際学部の授業「ことばの学習と習得」で行われます。
当日は、海外で上演されている作品を日本上演する際、英語のセリフや歌を日本語に訳す場合の言語・音声の特徴や文化的背景による難しさや、工夫が必要なこと、また日本語だからこそ伝わることなどを、翻訳者・脚本家のご経験をお話しいただきます。
特別講義の概要は以下をご覧ください。
【特別講義 「ミュージカル作品からみる日本語と英語」】
■日時:2023年12月18日(月)13:10~14:50
■場所:麗澤大学 校舎「かえで」
(〒277-8686 千葉県柏市光ヶ丘2-1-1)
■テーマ:「ミュージカル作品からみる日本語と英語」
■授業名:ことばの学習と習得
■対象:麗澤大学国際学部、外国語学部学生
【講師プロフィール】高橋知伽江(劇作家・翻訳家)
東京外国語大学ロシア語学科卒。劇団四季勤務を経て、1997年よりフリーランスで演劇台本の執筆、翻訳、訳詞を手がけ、なかでも『手紙』(サンライズプロモーション)、『生きる』(ホリプロ)、『バケモノの子』(劇団四季)など、オリジナル・ミュージカル創作に力を入れる。舞台翻訳は『ノートルダムの鐘』『アナと雪の女王』等多数。ディズニー映画「アナと雪の女王」、「実写版 美女と野獣」等の訳詞も担当。2013~2017年 水戸芸術館演劇部門芸術監督。2011年、ノエル・カワードの戯曲翻訳で第4回小田島雄志・翻訳戯曲賞受賞。2016年、『アラジン』の訳詞で第23回読売演劇大賞優秀スタッフ賞受賞。
【麗澤大学について】
麗澤大学は昭和10年、創立者の廣池千九郎(法学博士)が「道徳科学専攻塾」を現在のキャンパス(千葉県柏市光ヶ丘)に開塾したことから始まります。「知徳一体」という教育理念のもと、心豊かな人間性を養い、国際社会に貢献できるグローバルリーダーの育成を目指し、教育改革を進めています。「THE 日本大学ランキング」の国際性分野では2017年から連続して千葉県1位の評価を受けています。