「2024年YouTube流行語大賞」発表!今年最も輝いたのは「猫ミーム」

2024-12-13 12:00

国内最大級のYouTubeデータ分析ツール『kamui tracker(カムイトラッカー)』を運営している株式会社エビリー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:中川恵介、以下エビリー)は、2024年のYouTube上でトレンドになったキーワードを調査し、YouTube流行語大賞を発表しました。調査にあたっては当社の『kamui tracker』を活用しています。

流行語大賞とは

2024年、YouTubeを盛り上げたキーワードを調査し、株式会社エビリー独自の「YouTube流行語大賞」を発表しました。
当調査は当社が開発したYouTube分析ツール『kamui tracker』で独自に集計したデータを用い、YouTube上で急上昇したキーワードの出現回数や、各キーワードに関連する動画数の増加を日次で集計しています。
これらのデータを基に、動画投稿本数や上昇率などの要素を総合的に評価し、2024年のYouTube流行語大賞を決定しました。
YouTubeは10〜70代の認知率が96%以上(NTTドコモのモバイル社会研究所調べ)という
驚異の動画共有プラットフォームです。特に若年層を中心に、新たな文化やトレンドを創り出す大きな影響力を持つ場となっています。2024年も、多くの注目ワードが話題を集めました。
今年のYouTube流行語大賞といくつかのノミネートワードを深堀りし、それぞれのワードの背景や影響をご紹介します。

流行語大賞は「猫ミーム」

『猫ミーム』とは、現場猫や仕事猫など、猫に関する*インターネットミーム全般を指す言葉です。
今年は特に、「#猫ミーム」というハッシュタグを用いて、耳に残るBGMと猫のおもしろ映像を組み合わせた動画が話題を呼び、投稿数は2万件近くに達しました。
猫ミーム動画は2024年2月頃からTikTokやYouTube Shortsで急増し、現在ではBGMとの合成だけでなく、日常の猫の姿やゲーム風の演出を取り入れたもの、さらにはセリフを加えたものなど、多様な形式で展開されています。
ジャンルを問わず多くの投稿が行われ、幅広い層から支持を受けたことから、2024年のYouTube流行語大賞に選ばれました。

*インターネットミーム:インターネットを通してさまざまな人が模倣して広がる、ネタ要素の強い動画や画像、文章のこと

その他ノミネートワードのご紹介

ノミネートワードの一覧(順不同)

Bling-Bang-Bang-Born / Creepy Nuts
都知事選
円安 / 新NISA
8番出口
大谷翔平、50-50
にじGTA
しかのこのこのここしたんたん / シカ色デイズ
はいよろこんで
ショートドラマ

「猫ミーム」と合わせて、10のキーワードをノミネートしました。音楽系のワードが3つ、ゲーム系のワードと政治経済系のワードを2つ選出しました。多種多様のキーワードがありましたが、「踊ってみた」等でバズることの多い音楽系が頭ひとつ出た形となります。 ここから3つのノミネートワードを深掘りし、2024年のYouTube流行の背景を探ります。

Bling-Bang-Bang-Born / Creepy Nuts

『Creepy Nuts』の『Bling-Bang-Bang-Born』は、アニメ「マッシュル-MASHLE-」第2期のオープニング主題歌として大ヒットを記録しました。
YouTubeに投稿された公式ミュージックビデオは、現在までに2.7億回以上再生されています。
さらに、アニメのオープニングムービーに合わせた「BBBBダンス」が楽曲のテンポの良さと相まって話題となり、各SNSで「踊ってみた」動画が次々と投稿されました。この現象により、楽曲とアニメの認知がさらに広がり、多くのファンを獲得しました。

都知事選

2024年7月に実施された東京都知事選挙では、立候補者数が過去最多の56人に上りました。YouTubeを活用した選挙活動の増加が顕著で、4年前の『都知事選』と比較すると、関連動画の投稿数は約2倍に増加していました。
特に、元広島県安芸高田市長の石丸伸二氏によるSNSを駆使した選挙活動が注目を集めました。石丸氏は市長時代から議会とのやり取りをメディアやSNSで発信しており、その実績を生かしたSNS戦略によって、今回の都知事選でさらに知名度を向上させました。
石丸氏の関連動画は、選挙期間中に総視聴回数1.5億回を記録しました。そのうち半数近い6,700万回が切り抜き動画によるもので、演説の拡散を積極的に呼びかけた石丸氏のYouTube戦略が功を奏しました。また、無党派でありながら、小池百合子氏に次ぐ2番目の得票数を獲得するという快挙を成し遂げました。

8番出口

『8番出口』は、いわゆるウォーキングシミュレーターと呼ばれるジャンルのゲームです。駅の通路に閉じ込められたプレイヤーが、間違い探しをしながら『8番出口』を目指すという内容になっています。
ゲームの基本的なルールは非常にシンプルです。通路に異変がなければそのまま進み、異変があれば通路を引き返すだけ。
一見すると単純なゲーム性ですが、発生する異変が非常にユニークであったり、気づきにくいものだったりするため、プレイヤーは何度も挑戦したくなってしまいます。また、こうした異変は「配信映え」するものが多く、ゲーム配信者をはじめ、アイドルやVTuberなど、さまざまなジャンルのクリエイターが実況コンテンツを配信していました。

その他のノミネートワードについての深掘りは下記を参照してください。
https://kamuitracker.com/?p=20605
今後、流行の発信源としての力をさらに強めていくであろうYouTubeに注目が集まります。エビリーでは、引き続きYouTubeに関するデータの提供を行ってまいります。
調査概要
調査期間:2024年1月1日〜2024年11月5日
調査ツール:YouTubeデータ分析ツール「kamui tracker」
調査対象:上記調査期間に投稿された国内チャンネルの動画 11,700,102本
調査条件:2023年の投稿本数と比較した時の上昇率、実際の投稿本数、動画コンテンツ内容など総合的に評価し、ノミネートと大賞を選出
株式会社エビリー

所在地:東京都渋谷区渋谷1-2-5 MFPR渋谷ビル 12F
代表:代表取締役社長 中川恵介
資本金:3億円(資本準備金含む)
従業員数:52名(正社員のみ、2024年10月時点)
URL: https://eviry.com/

事業内容

SaaS事業
・クラウド型動画配信システム『millvi』
・クラウド型動画配信プラットフォーム『millviポータル』
・※YouTubeデータ分析ツール『kamui tracker』
・動画制作プロジェクト管理ツール『kamui studio』

Solution事業
・インフルエンサーマーケティング
・YouTubeチャンネル運用サービス
・動画SNSアカウント運用サービス
・各種動画制作
・ライブ配信

※【YouTubeデータ分析ツールのkamui tracker】 https://kamuitracker.com/about
◯登録者数1,000名以上の国内YouTubeチャンネルの視聴データが分析できる(22.7万チャンネル、7,000万動画)
◯タイアップ動画(案件動画)を、業種・商材・企業ごとに検索できる。競合や業界の分析が可能!
◯年間200件以上のYouTuberタイアップ案件を実施しているエビリーのノウハウが詰まっている(美容、食品、家電、ゲーム、ECサイトなど実績多数)

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