高倉健が中日ドラゴンズの鬼監督に！助っ人外国人選手と日本人監督の対立と友情を描いたコメディ。 「ミスター・ベースボール」 8月28日（土）よる7時～BS12 トゥエルビで放送

全国無料放送のBS12 トゥエルビ（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：須磨直樹）は8月28日（土）よる7時より『ミスター・ベースボール』（1992年・米）を放送します。

1．映画「ミスター・ベースボール」

大リーグから中日ドラゴンズに移籍した助っ人外国人選手と、日本人監督の対立と友情を描いたベースボール・コメディ。中日ドラゴンズ監督役を高倉健が演じている他、レオン・リーや亜仁丸・レスリーら、日本で活躍した元大リーガーも特別出演。
（英語・日本語字幕）

■監督：フレッド・スケピシ
■出演：トム・セレック、高倉健、デニス・ヘイスバート ほか
■コピーライト：© 1992 Universal City Studios, Inc. All Rights Reserved.
■番組HP：https://www.twellv.co.jp/program/drama/doyou-youga/archive-doyou-youga/doyou-youga-156/

２．みどころ（映画評論家・立花 珠樹 氏）

■日本の野球に戸惑う大リーガー　健さんがベンチのドアをける鬼監督に
フレッド・スケピシ監督『ミスター・ベースボール』は、日本のプロ野球チームに入団した米大リーグ（ＭＬＢ）のスター選手が、日米の文化ギャップに戸惑う姿をコミカルに描いた米国映画だ。
ジャック・エリオット（トム・セレック）は、ニューヨーク・ヤンキースの一塁手。ワールドシリーズの最優秀選手に選ばれたこともあるが、若手との競争に敗れ、トレードに出される。その行き先は、鬼監督、内山（高倉健）に率いられる日本の中日ドラゴンズだった。
単身、名古屋にやってきたエリオットを待ち受けていたのは、大リーグでは経験したことがない日本流の練習や、大きく異なる生活様式だ。球団が付けた通訳、西村（塩屋俊）へのいら立ち。接近してくる謎の美女ヒロ子（高梨亜矢）とのロマンス。さらに、宿敵・読売ジャイアンツとの戦いを通して、エリオットがチームの一員になっていく姿が描かれる。
根性を重んじ、怒るとベンチの奥のドアをける内山監督は、星野仙一、広岡達朗の両監督がモデルという。健さんが『ブラック・レイン』同様、英語のせりふを披露するのも見どころだ。
米国での公開は１９９２年。野茂英雄の大リーグ入りはその3年後だ。大谷翔平のＭＬＢでも二刀流の活躍が大きな話題になっている現在とは異なり、約３０年前の米国では日本のプロ野球が〝未知の世界〟だったことがよく分かる。往年の野球ファンには、試合の場面で、中日をはじめセリーグ各球団の当時の本物のユニフォームが映し出されるのが懐かしい。ロッテ、横浜大洋、ヤクルトなどで活躍したレオン・リーがアドバイザーを務め、映画の中でも顔を見せている。

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