オンラインからオフラインへのマーケティングにおけるユーザー分布についてACMSA2019で発表
当社社員の岩田遼が関わった研究・論文を、アジア経営科学・応用に関する学会2019 Asian Conference of Management Science & Applications(ACMSA2019)で発表いたしましたので報告いたします。なお、本研究は、青山学院大学理工学部経営システム工学科熊谷研究室と共同で行いました。
発表内容
演題名
「オンラインからオフラインへのマーケティングにおけるユーザー分布について – イノベーター理論のグラフィカルな仮説検証 -」
著者
松本健佑(青山学院大学)、蔵本薫(青山学院大学)、 栗原陽介(青山学院大学)、松本俊之(青山学院大学)、 熊谷敏(青山学院大学)、岩田遼(当社:株式会社ドゥ・ハウス)
発表概要
O2O市場が拡大している近年、オンラインとオフラインを行き来する生活者に商品を広める手段が求められています。本研究は、O2Oユーザーをイノベーター理論上のイノベーターからラガードまでのクラスターに分類する方法を開発し、商品の市場普及のための一助とすることを目的として行いました。このユーザー分類手法の検証のために、当社のO2Oサービス「テンタメ」のサイトから収集できる生活者のプロファイルと行動データ・意識データを分析しています。
結果、ユーザーを各クラスターに分類でき、さらにイノベーターはラガードよりもパーソナルスコアとコミュニケーションスコアが高いことも検証しました。
株式会社ドゥ・ハウス
当社は、リサーチ事業では、マーケターの仮説づくりや検証のためのリアルな生活者の事実データの収集・提供を行い、プロモーション事業では、ネット上での商品試用機会の提供や、クチコミによるファン育成支援を行っています。本研究も、その事業活動の中で、生活者研究のためのタスクフォースメンバーとして参画したものです。株式会社ドゥ・ハウスは今後も、企業のリサーチ・プロモーション活動を支援し、よりよい商品が生活者のもとに届くように、努めてまいります。