人工知能による面接診断サービスをAIスタートアップと共同開発

就活生の「面接力」を可視化し、就活対策のサポートを強化

2021-12-01 18:00

ポート株式会社（代表取締役社長：春日博文、所在地：東京都新宿区、以下：当社）は、AIソリューション事業を展開しているスタートアップ企業、オプティメース株式会社（創業者CEO：ジェイン・ラグベンドーラー / 代表取締役：長山大介、所在地：東京都江戸川区、以下：オプティメース）と、当社からオプティメースへの出資を含む資本業務提携を行うことを決議いたしましたので、お知らせいたします。就職領域において、AIを活用した面接診断サービスを共同開発し、就活生の「面接力」の可視化を推進、就活対策のサポートを強化していきます。

概要

当社は「世界中に、アタリマエとシアワセを」をミッションに掲げ、社会課題に対して、テクノロジーとマーケティングを活用し、解決していくことを目指し、主に就職領域、リフォーム領域、カードローン領域、エネルギー領域でマッチングDX事業を展開しております。

就職領域においては、国内最大級の就活ノウハウ情報サイト「キャリアパーク」や、国内最大級の就活生向け企業口コミ情報サイト「就活会議」などのマッチングDXメディアを運営し、会員数は44万人と就活生の73%(※1)が会員となっています。また、模擬面接や面接対策に関しては、動画コンテンツを提供するなど、幅広いチャネルを展開して参りました。

近年、就職活動においては、AIを活用した人材マッチングシステムや、選考フローに、AI面接を導入する企業が増えるなど、AIを活用した採用活動が増えてきております。一方、就活生側の就活対策においては、Webコンテンツでの情報収集が主流であり、客観的なフィードバックや評価を得る機会が多くない状況でした。また、昨今の新型コロナウィルスの影響によって、人との接触が少なくなる中で、経団連企業会員が「新卒採用の選考時に重視する要素」として16年連続で一位に位置づけた「コミュニケーション能力」を磨く機会は非常に限られてしまっていました。そこで、今回、AIスタートアップ企業、オプティメースとの資本業務提携を通じて、面接対策におけるAIを活用したツールを共同リリースすることにいたしました。AIに深い知見のあるスタートアップ企業との提携により、就活生の「面接力」の可視化を推進し、就活対策のサポートを強化していきます。

※1：当社2022年３月期第２四半期決算説明資料　参照

オプティメースについて

オプティメースは、2019年に創業したAIスタートアップ企業であり、表情、姿勢、動作、音声など、人の「コミュニケーション」や「自己表現」に関連した様々な要素を分析するAIを開発してきました。創業者CEOのラグベンドーラー氏は、インド最高峰の情報技術系大学、Indian Institute of Information Technologyを卒業後、日本の国立情報学研究所で博士号を取得し、ロボットAI開発や伝染病拡散AIモデルなどの研究に従事した後、民間セクターでもAIエンジニアとして活躍してきました。同社は、ラグベンドーラー氏を中心に博士号保有の専門チームを組成しております。代表取締役の長山氏は、シリアルアントレプレナーであり、テクノロジースタートアップ企業であるC1X, Inc.（本社：米国カリフォルニア州サンタクララ郡、代表者：Mukundu Kumaran、長山大介）など、複数のスタートアップを経営、また海外ベンチャーキャピタルのパートナーも務めています。
今回、AIに関する深い知見を有するオプティメースとの資本業務提携により、就活生の面接力を可視化し、就活生の対策サポートをより強化していけるものと考えております。

具体的な取り組みについて

オプティメースと共同でAIによる面接診断サービスをリリースいたします。話のスピード、ピッチ（音程）、エネルギー、表情、姿勢などの様々なボディランゲージと言語コミュニケーションを検知・分析し、就活生に対して、AIによるフィードバックやパフォーマンススコアを提供します。就活生はフィードバックをもとに、面接対策を行い、就職活動に活かすことができます。