スーツをリサイクルした防災毛布を輪島市へ寄贈 3月25日「輪島市民防災の日」に贈呈式を開催

2022-03-18 11:00
2021年3月25日に開催された贈呈式の様子(左:坂口副市長(当時)、右:加納店長)

青山商事株式会社(本社:広島県福山市/代表取締役社長:青山理(おさむ))は、この度石川県輪島市へ「災害支援用リサイクル毛布(防災毛布)」100枚を寄贈いたします。これを受け、3月25日(金)に輪島市役所にて贈呈式を開催することになりました。輪島市への寄贈は、2019年から始まり今回で4度目となります。 

輪島市への防災毛布の寄贈は、同市が遠隔地という地域特性であるとともに、2007年3月25日に発生した「能登半島地震」の教訓から3月25日を「輪島市民防災の日」と定め、市民の防災意識向上や災害対策の備えを継続して強化されていることから2019年から実施しています。また、「洋服の青山 輪島店」を2004年4月から2021年5月まで営業しており、これまでお世話になりました地域の皆さまへの社会貢献活動として、この度寄贈させていただく運びとなりました。今回は輪島市 新市長 坂口様と、同じ能登半島に所在する「洋服の青山 七尾店」店長(前:輪島店店長)が出席します。

弊社では、エコ活動の一環として全国の「洋服の青山」「ザ・スーツカンパニー」の店頭にて、お客様から不要になったスーツなどの衣料品を回収しています。回収した衣料品は、主に海外へのリユース、車の断熱材や荷物の緩衝剤などにリサイクルしており、2018年からは近年の全国的な自然災害の増加を受けて防災毛布へのリサイクルを新たに開始しました。これに伴い2019年より災害対策の備えとして、輪島市の他に離島や遠隔地である新潟県佐渡市、鹿児島県奄美市・龍郷町(奄美大島)、熊本県天草市の計5自治体に寄贈させていただいております。

リサイクル防災毛布

贈呈式 概要

日時:令和4年3月25日(金)10:00~
場所:輪島市役所 新館2階 応接室
出席者:輪島市長 坂口 茂様  ・ 洋服の青山 七尾店 店長 加納 誠(前:輪島店店長)
寄贈:災害支援用リサイクル毛布 100枚(大きさ:200㎝×140㎝)

スーツのリサイクル工程(防災毛布)

・「洋服の青山」「ザ・スーツカンパニー」で回収されたスーツの一部は、工場で裁断され、ガーネット反毛織で綿状に加工されます。

・綿状になった原料と再生ポリエステルを混ぜ合わせ、糸の元が作られます。
・専用機械で撚りをかけて糸に仕上げます。

・この糸を紡織機で織り上げて反物にし、表面を起毛させ毛先を揃えます。
・反物の端にパイピング仕上げを施して毛布が完成します。
・出来上がった毛布は真空パック詰めし、段ボールに梱包して弊社の商品センターにて保管しています。

回収量に応じて森林保全団体「more trees」に寄付

今年度より、お客様から不要になった衣料品の回収量に応じて森林保全団体「more trees(モア・トゥリーズ)」に寄付する取り組みを新たにスタートしました。1キロあたり2.5円を森林保全団体「more trees」へ寄付予定です(年間上限100万円)。これまでに「more trees」とは、スーツの売上金の一部を寄付する活動も2015年から始めています。
※2020年度(2020年4月~2021年3月)回収量実績は約300トンです。

【一般社団法人「more trees」について】
一般社団法人more trees(モア・トゥリーズ)は、音楽家・坂本龍一氏が代表を務める森林保全団体です。加速する森林破壊と地球温暖化の危機的状況に行動を起こすため、坂本龍一氏らが発起人となって、100名以上の賛同人とともに2007年に設立されました。
地域との協働で森林保全を行う「more treesの森」の展開、国産材を活用した商品やサービスの企画・開発、セミナーやイベントを通じた森の情報や魅力の発信など、「都市と森をつなぐ」をキーワードに「森と人がずっとともに生きる社会」を目指した様々な取り組みを行っています。

私たちは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。
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