新型コロナウイルス感染症向けに 抗インフルエンザウイルス薬「アビガン®錠」の生産を拡大

※このニュースリリースは、報道機関向けに発信している情報です。

富士フイルム株式会社 (社長:助野 健児) は、富士フイルム富山化学株式会社にて、新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)向けに抗インフルエンザウイルス薬「アビガン®錠」(一般名:ファビピラビル)(以下、「アビガン」)の生産体制を拡大し、増産を開始しましたので、お知らせいたします。本増産は、当社グループ会社の設備増強に加え、国内外の企業との連携により実現したものです。

◆詳細はWebページをご覧ください。
https://www.fujifilm.com/jp/ja/news/list/3245?link=atp

「アビガン」は、既に国内では抗インフルエンザウイルス薬として製造販売承認を取得している薬剤で、ウイルスのRNAポリメラーゼを選択的に阻害することでウイルスの増殖を防ぐというメカニズムを有しています。このようなメカニズムの特徴から、インフルエンザウイルスと同種のRNAウイルスである新型コロナウイルスに対しても効果が期待されており、既に臨床研究や観察研究の枠組みの中でCOVID-19患者に対する「アビガン」投与が開始されています。
日本政府は、COVID-19がますます拡大する中、緊急経済対策の1つとして「アビガン」の備蓄量を200万人分*まで拡大することを決定しました。

今回、当社は、グループ会社である富士フイルム和光純薬株式会社にて医薬品中間体の生産設備を増強するとともに、原料メーカーや各生産工程における協力会社など国内外の企業との連携により「アビガン」の増産を推進。今後、段階的に生産能力を向上させて、本年7月には約10万人分*/月(生産を開始した3月上旬と比べて約2.5倍)、同9月には約30万人分*/月(同約7倍)の生産を実現していきます。さらに、「アビガン」の原薬製造設備も増強して生産能力のさらなる拡大を図り、日本政府の備蓄増や海外からの提供要請に対応していきます。

今後、当社グループは、未だ治療法が確立されていないCOVID-19患者に一日も早く治療薬をお届けすることで、COVID-19の感染拡大の抑止や流行の終息に貢献していきます。

*1 一般社団法人日本感染症学会の「COVID-19に対する抗ウイルス薬による治療の考え方」に準拠した、「ファビピラビル」の投与方法(1日目1,800mg/回×2回、2日目以降800mg/回×2回、最長14日間)をもとに算出。
【「アビガン®錠」について】
富士フイルム富山化学が開発し、2014年3月に新型又は再興型インフルエンザウイルスを適応症として国内で製造販売承認を取得した抗インフルエンザウイルス薬です。既に日本政府は、新型インフルエンザに備えて「アビガン」を備蓄しています。
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