近畿大学生物理工学部×自衛隊和歌山地方協力本部 地域防災に係る連携・協力に関する協定の締結式を実施

学校法人近畿大学
近畿大学生物理工学部と自衛隊和歌山地方協力本部の連携・協力に関する協定の締結式

近畿大学生物理工学部(和歌山県紀の川市)と自衛隊和歌山地方協力本部(和歌山県和歌山市)は、令和5年(2023年)6月12日(月)、地域防災に係る連携・協力に関する協定の締結式を行いました。これにより、教職員、学生の防災に関する知識・技能を高め、防災に強い人材を育成し、地域防災に貢献します。

【本件のポイント】
●生物理工学部と自衛隊和歌山地方協力本部が地域防災に関する協定を締結
●自衛隊の活動を知ることで地域の防災力向上や災害被害の予防・軽減に貢献
●南海トラフ地震に備え、地域防災の担い手として活動する

【本件の内容】
和歌山県では、県内全域が南海トラフ地震により著しい地震災害が生じるおそれのある「南海トラフ地震防災対策推進地域」に指定されています。さらに、キャンパスがある紀の川市には、中央構造線断層帯の一部である根来断層・桜池断層帯が走っており、より強固な防災対策が不可欠です。
自衛隊和歌山地方協力本部は、和歌山県における防衛省・自衛隊の窓口として部外との連絡および協力に関することや、広報に関すること、自衛官等の募集事務を行っています。自衛隊が教育訓練や災害派遣など各種の活動を行うためには、地域からのさまざまな支援・協力が不可欠であり、日頃から地域の団体・組織と連携を強化することが重要です。このため、自衛隊和歌山地方協力本部では、国民保護・災害対策連絡調整官を設置するほか、県内の大学や高校等において、自衛隊の救急法等を始めとした災害時に役立つ技術の提供や県内商業施設等で防災イベントを開催する等、地域防災に関わる広報活動に積極的に取り組んでいます。
これまでに近畿大学生物理工学部では、避難訓練や放水訓練など、防災に関するさまざまな取り組みを行ってきましたが、今回、自衛隊和歌山地方協力本と地域防災に係る連携・協力に関する協定を締結することにより、さらなる人材の育成を図り、地域の防災力向上や災害被害の予防・軽減に向けて地域を守ることをめざします。

【近畿大学生物理工学部】
所在地 :和歌山県紀の川市西三谷930
学部長 :古薗 勉
在籍者数:学生 2,023人、教職員 121人
HP   :https://www.kindai.ac.jp/bost/

【これまでの防災に関する取り組み】
教職員、学生を対象にシェイクアウト訓練(地震発生直後の危険回避のための初期行動訓練)や避難訓練等を実施し、災害対策に取り組んでいます。また、平成31年(2019年)4月には学生・職員によるボランティアで地域の消防活動に貢献する消防団「紀の川市消防団本部近畿大学部」を結成し、地域の安全に貢献できるように定期的に放水訓練等を行っています。また、令和4年(2022年)2月1日に那賀消防組合と「災害時における各種活動の支援に関する協定及び覚書」を、令和5年(2023年)2月1日には和歌山県と「和歌山県広域受援計画における広域防災拠点に係る覚書」を締結しました。

【自衛隊和歌山地方協力本部】
所在地 :和歌山県和歌山市築港1丁目14-6
代表者 :自衛隊和歌山地方協力本部 本部長 栫 憲記
活動内容:陸上自衛隊・海上自衛隊・航空自衛隊の共同機関で、和歌山地方協力本部は県下6つの担当地域に分け、地域事務所または募集案内所を設置し、和歌山全域にわたって企業・地域・住民の皆様と自衛隊を結ぶ窓口として活動しています。
HP   :https://www.mod.go.jp/pco/wakayama/

【関連リンク】
生物理工学部
https://www.kindai.ac.jp/bost/