学生考案のオリジナルメニューを奈良病院で提供 「近大みかん」を使用し、患者様の食事満足度向上を目指す

近畿大学農学部(奈良県奈良市)食品栄養学科は、平成30年(2018年)1月17日(水)に、医学部奈良病院(奈良県生駒市)で入院中の患者様を対象にオリジナルメニューを提供します。患者様の食事満足度向上を目指し、農学部学生が本学湯浅農場で収穫した「近大みかん」を用いたメニューを考案しました。

【本件のポイント】
●奈良病院と農学部が連携して取り組む「食事満足度向上プログラム」の一環として実施
●管理栄養士を目指す学生が、本学湯浅農場で収穫された「近大みかん」を用いたメニューを考案し、患者様に提供することで、楽しい食事環境を提供する方法を実践的に学ぶ
●食事の提供を通して、入院中の患者様が季節感ある食事を味わえる機会とする

【本件の概要】
近畿大学農学部食品栄養学科では、医学部奈良病院と連携して平成28年(2016年)4月から、病院食の質の向上を目的に、奈良病院に入院中の患者様を対象に「食事満足度向上プログラム」を実施しています。今回は近畿大学附属農場(湯浅農場)で収穫した近大みかんを用いたメニューとして、食品栄養学科の学生が考案したメニュー「近大みかんと冬野菜の和え物」を提供します。季節感を感じにくい入院生活の中で、学生考案の本メニューを提供することにより、入院生活に彩りを与え、楽しい食事環境を創出します。

■日 時:平成30年(2018年)1月17日(水)18:00~(夕食時)
■会 場:近畿大学医学部奈良病院
     (奈良県生駒市乙田町1248-1、近鉄生駒線「東山駅」から徒歩約10分)
■対 象:入院患者様(一部、特別な食事制限が必要な患者様を除く)
■提供数:250食

【食事満足度向上プログラムについて】
近畿大学農学部食品栄養学科では、医学部奈良病院と連携して、平成28年(2016年)4月から、病院食の質の向上を目的に、奈良病院に入院中の患者様を対象とした「食事満足度向上プログラム」を実施しています。主に以下4点について連携企画を行っています。

1.食事に関する嗜好調査実施
従来は栄養部で年2~4回実施していた嗜好調査を、医学部奈良病院栄養部と農学部食品栄養学科学生が共同で実施しています。

2.病棟内デイルーム掲載献立表の変更
予定献立をもとに、季節感やアピールポイントを栄養部から農学部に連絡し、農学部食品栄養学科学生が入院患者様の献立表を作成しています。

3.季節献立のアピールメッセージ作成
近畿大学農学部や附属農場などで栽培された安全・安心な農産物をはじめ、奈良県産の農作物などを積極的に病院食献立に取り入れ、メッセージカードを献立に添えて情報を提供しています。

4.小児病棟入院患者様とそのご家族を対象にしたイベントを開催
本プログラムで連携する医学部奈良病院職員と農学部の学生が、小児病棟入院患者様とそのご家族を対象としたイベントを定期的に開催し、栄養学を学ぶ学生の実践的な学習を支援するほか、イベントに合わせた特別な病院食の提供による食事満足度の向上に役立てています。

【近大みかんについて】
みかんの産地で有名な和歌山県有田郡湯浅町に位置する本学湯浅農場では、宮川早生・林晩生温州という品種の「近大みかん」を栽培しています。「近大みかん」は、魚系の有機肥料を使用して栽培し、1本1本の木の間隔を広く取ることで日当たりを良くし、太陽の恵みをたっぷり浴びた風味豊かな味わいです。

学生考案レシピ 「近大みかんと冬野菜の和え物」
学生考案レシピ 「近大みかんと冬野菜の和え物」

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