HTB北海道テレビが札幌市に平岸高台公園の園名碑を寄贈　4月30日(金)除幕式開催　新たな園名碑をお披露目

HTB北海道テレビは本日4月30日(金)、HTBの創業地に隣接する札幌市の平岸高台公園(札幌市豊平区平岸)に新たな園名碑を寄贈し、同公園にて除幕式を執り行いました。午前10時から始まった式典には、天野周治札幌市豊平区長と寺内達郎HTB代表取締役社長が出席し、HTBのマスコットキャラクター「onちゃん」と共に園名碑の除幕を行い、天野区長から寺内社長に札幌市からの感謝状が手渡されました。
寺内社長は、「HTB創業の地であるこの地に足跡を残させて頂きたいとお願いをしてまいりました。札幌市、豊平区のご協力を得て、こうして足跡を残すことができて本当にありがたく思っています。HTBはこの地でさまざまな活動を行い、番組をつくってまいりました。今後とも、この平岸高台公園、南平岸の地を忘れることなく、また地元の皆さまへの感謝を忘れることなく、札幌創世スクエアで地域への貢献を果たしてまいりたいと思います。」と挨拶。天野区長は、「公園の隣には2018年までHTBの本社があり、そのご縁で大変人気のある番組を度々収録をしていただき、全国の皆さまにも、この平岸高台公園という名前を知っていただくことができました。本当にありがとうございます。この度、素晴らしい園名碑をご寄付いただき、この公園の魅力を一層高めるものと感謝しております。豊平区民は今でも平岸にあったテレビ局として愛着と親しみを持ち続けています。」と応えました。

平岸高台公園は昭和51年に完成して以来、HTBのイベントや番組収録が行われてきましたが、中でも「水曜どうでしょう」の撮影を行った場所として全国に知られており、多い年で年間5万人以上が訪れる札幌市の隠れた名所になっています。

新たな園名碑は、高さ1メートル、幅1.1メートル、奥行24センチ、すべて御影石で作られました。老朽化した旧園名碑に代わる新しい公園の顔として親しんでいただけるようにと、本体部分は特殊な加工により白樺木の丸太を積み上げたイメージに仕上げられています。前面にはHTBのマスコットキャラクター「ｏｎちゃん」と豊平区のシンボルであるリンゴのシルエットがデザインされ、園名には「水曜どうでしょう」の嬉野雅道ディレクターが書いた文字が彫刻されています。背面はHTBの旧本社が平岸高台にあったことや水曜どうでしょうのロケ地であったことが刻まれています。

＜「水曜どうでしょう」嬉野雅道ディレクター　コメント＞

嬉野です。さて、札幌の平岸高台公園で園名碑の除幕式がございました。　
園名碑と申しましても「平岸高台公園」の書は私の筆になるものですからねぇ。書道界の名のある書家が揮毫したわけでもない、サラリーマンの私がぺんてるさんの筆ペンで書いたものですよ。それが石碑に彫られている。凄いですねぇ世の中の流れというものは。これだから勢いというものは怖いです。いったい誰が言い出したんだか寡聞にして知りませんが、あれはコロナになる前でしたよ。ある日、私に「書いてくれ」という依頼が社内でありましてね。私としては半信半疑ですよ。石碑になる字を私が書くなんてあなた、ふつう、サラリーマンが体験することじゃないですよ。それでもそういうことになっちゃって。とはいえ、なかなか味のある字じゃないですかね。石碑の背面には水曜どうでしょう4人のシルエットが番組名とともに刻印されております。それが想い出多き高台公園に立つ。そして、いよいよあの懐かしいHTBの旧社屋は解体されてこの地上から消え、後には、平岸高台公園と、あの公園にカメラを据えて、大泉洋さん、鈴井貴之さんらとともに爆笑の中で水曜どうでしょうの前枠後枠を撮った長閑な日々の思い出だけが残るのです。それと、園名碑の私の手による平岸高台公園の書も残る。そういうことなんでしょうね。そして、私の死後50年、子供たちがやって来て「ママー！この公園の石の字、なんか変」「あらほんと、変な字ねぇ」みたいなことになるという。かくのごとく、人生というものは、おもしろく、奇なるものでありますね。あぁそうだ。あそこに鳥の糞とか落とされると白くつくんですよねぇ。だれか掃除してくれるんですかねぇ。
さぁ、ということでね。平岸のみなさん、そして全国の皆さん、移転はいたしましたが、これからも電波を出し続けるHTBを、どうか末永くよろしくお願いいたします。そして思い出したら園名碑の掃除もしてくださいね。