和歌の聖地・和歌の浦誕生1300年記念「六義園文化祭」開催のお知らせ|2月18日(火)から24日(月・休)まで
江戸に残る和歌の浦を楽しむ1週間!
紀州(現在の和歌山県)和歌の浦が和歌の聖地とされてから1300年を迎えたことを記念し、この地に縁のある六義園では「六義園文化祭」を開催します。
さまざまなテーマで和歌の浦と六義園のつながり、六義園の歴史を振り返る特別講座や、和歌の浦をはじめ和歌にちなんだ景観が散りばめられた園内を解説付きで巡る庭園ガイド、和歌や園内に残る石柱の文字を書き写す体験などをお楽しみください。開催期間は2月18日(火)から24日(月・休)までの1週間です。
和歌の浦と六義園
724年、訪れた和歌の浦の美しさに感動し、その景色を末永く守るよう命じた聖武天皇。この時、行幸に従った歌人・山部赤人が和歌の浦の情景を詠んだ歌を、紀貫之が古今和歌集で取り上げたことから、この地が和歌の聖地として崇められるようになったと言われています。
一方、六義園は五代将軍・徳川綱吉の御用人・柳澤吉保が下屋敷として与えられた駒込の地に造園し、和歌の浦の景勝や和歌に詠まれた名勝の景観が八十八境として映し出されています。園内で一番高い築山「藤代峠」は和歌山県海南市にある藤白峠を模して造られ、滝見茶屋の辺りは和歌の浦に注ぐ紀ノ川の上流をなぞらえた「紀川上」があります。
出汐湊は、「和哥の浦に月の出汐のさすまゝによるなくたづのこゑぞさびしき」という和歌にちなみ名づけられた大きく美しい曲線を描く大泉水の池畔。
開催期間
2025年2月18日(火)~ 24日(月・休)
内容
(1)ガイド塾特別講座
【日時】期間中毎日 15時~16時
【テーマ】2月18日(火)『六義園の冬支度』/2月19日(水)『六義園と岩崎家』/2月20日(木)『六義園和と神仙の庭』/2月21日(金)『六義園と和歌の浦』/2月22日(土)『六義園の植栽と環境』/2月23日(日・祝)『六義園と柳澤家』/2月24日(月・休)『六義園と和歌』
【定員】各回20名(先着順)
【講師】ガイドボランティア/サービスセンター職員
【会場】六義園サービスセンター多目的室 ※18日は園内、雨天時は多目的室。
【申込方法】電話よりお申し込みください。
(2)庭園ガイド
六義園の見どころを、ガイドボランティアの解説とともにご案内します。ご参加の方には「特製六義の栞」をプレゼントします。
【日時】期間中毎日 11時・14時
【参加方法】時間までに正門窓口横へお集まりください。事前申し込みは不要です。
(3)俳句・短歌募集
ご来園の皆さまから俳句・短歌の作品を募集し、園内に展示します。和歌の浦を模した六義園の風景を詠んでみませんか。作品は園内に設置された投句箱に入れてください。たくさんのご応募お待ちしています。
【設置場所】心泉亭および正門窓口横
【設置期間】期間中毎日 10時~16時
(4)六義園アート展
六義園ガイドによる絵画や写真作品を展示します。
【日時】期間中毎日 10時~16時
【会場】心泉亭
(5)クイズラリー
園内6か所に設置されたチェックポイントを巡り、クイズに挑戦!ご参加の方には、ポストカードをプレゼントします。
【日時】期間中毎日 10時~16時
※台紙の配布はサービスセンター窓口、プレゼントの引き換えは心泉亭で行います。
(6)書写体験
和歌の浦を詠んだ和歌や園内の石柱の文字を書き写します。歌人の気分で、流れるように筆を動かしてみましょう。
【日時】2月22日(土)10時~12時
【参加費】500円
【定員】20名(先着順)
【会場】六義園サービスセンター多目的室
【申込方法】電話よりお申し込みください。
※お使いいただいた筆ペンは、お土産としてプレゼントします。
(7)バードウォッチング
日本野鳥の会より講師をお招きし、六義園に訪れる野鳥の観察を解説付きでお楽しみいただけます。
【日時】2 月24日(月・休)9時30分~12時
【定員】20名(先着順)
【申込方法】電話よりお申し込みください。
(8)ワークショップ
跡見学園女子大学の学生と一緒に小さなランタン(LED照明入り)を製作します。お子さまから大人まで参加でき、完成した作品はお持ち帰りいただけます。
【日時】2 月23日(日・祝)10時~14時
【会場】六義園サービスセンター多目的室
【参加方法】当日、会場にお越しください。事前申し込みは不要です。
※材料がなくなり次第終了となります。
お申し込み
ガイド塾特別講座、書写体験、バードウォッチングに参加ご希望の方は、電話よりお申し込みください。
【申込専用電話】03-3941-6277(10時~16時)
その他
○書写体験以外の参加費は無料です。
○別途入園料が必要です。
六義園について
国指定特別名勝。五代将軍徳川綱吉の寵臣・柳澤吉保によって造られた和歌の趣味を基調とした回遊式築山泉水庭園です。江戸時代に造られた大名庭園の中でも代表的なもので、明治期には三菱の創業者である岩崎彌太郎の別邸となりました。庭園は万葉集や古今和歌集に詠まれた紀州(現在の和歌山県)の景勝地「和歌の浦」の景色をはじめ、その周辺の景勝地や中国の故事に因んだ景観が映し出されています。
開園時間
午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)
休園日
年末・年始(12月29日~翌年1月1日まで)
入園料
一般 300円
65歳以上 150円
(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)
アクセス
JR山手線「駒込」(南口)下車 徒歩7分
東京メトロ南北線「駒込」(N14)下車 徒歩7分
都営地下鉄三田線「千石」(I14)下車 徒歩10分
※駐車場はございません。
お問合わせ
六義園サービスセンター
〒113-0021
東京都文京区本駒込6-16-3
TEL:03-3941-2222