座談会からわかるフェムテック・フェミニンケア関連の話題のむずかしさ
株式会社ハナミスイ(本社:東京都西新宿、代表取締役社長:方 智煥 以下、ハナミスイ)は、株式会社 Motherplus(本社:大阪府大阪市、代表取締役:巽 房子 以下、マザープラス)の協力のもと、腟洗浄器の「インクリア」を囲み「ママだからこそ知っておきたいフェムテック・フェムケア意見交流座談会」を2023年11月21日に実施いたしました。
この座談会は女性特有の健康課題をテーマに、フェミニンケア商品を通してママたちのフェムテック・フェムケアに関する生の声を集める場となりました。日頃から家族とコミュニケーションが多いママに、この座談会を通じてフェミニンケア関連の話題は家族同士でも非常にハードルが高いことが浮き彫りになりました。
座談会開催の背景
2003年12月の設立以来、女性の健康を支える製品開発に注力してきたハナミスイは、多くの女性が日常的に抱える悩みに対して解決策を提供し続けています。主力商品の「インクリア」は、フェムテック・フェムケアという言葉がメディアで盛んに使われるようになる前から、全国のドラッグストア約17,000店舗で販売されておりますが、認知度はあまり高くない商品でした。そこで、ママたちは家族とフェムケア関連の話をするのか、今後どうしたら「インクリア」をもっと知ってもらえるか、率直なご意見をいただくためハナミスイの本社にて、東京近郊のマザープラスにご登録の主婦7名をお迎えし座談会を実施いたしました。
座談会参加者のフェムテック・フェミニンケアについての印象
フェムテックとは、Female(女性)とTechnologyをかけあわせて作られた言葉で、女性特有の健康課題をテクノロジーで解決するための商品やサービスの総称としてここ数年日本でもよく目にするようになりました。経済産業省から発表されている日本におけるフェムテックの経済効果は2025年で約2兆円の規模になると予測されています。そんなフェムテック・フェミニンケアについて、身近な人々はどのように感じているのでしょう。
丸山さん 30代 横浜在住
フェムテックという言葉は最近、メディアでもよくみかけますが、都会的な印象でフェムテックを気にしている人は意識が高い系の人のイメージで、自分にはちょっとハードルが高く感じていました。フェムテック/フェムケアの話をするのは、世代的に抵抗が少ない人と、そんな話はするものではないという人達とに分かれると思います。そして、後者の人が多い印象です。
石川さん 30代 千代田区在住
フェムテックやフェミニンケアは女性にとってはすごく優しい言葉で、ありがたい時代だと思っています。
田畑さん 40代 江東区在住
フェムテック・フェムケアは紙面やネットで文字としては見るけれど、まだ周りからは聞くことがないので新しい分野のイメージです。わからないことも多く、詳しく話を聞けるチャンスがなかったので、この座談会は良い機会でした。
李さん 30代 中野区在住
フェムテック・フェミニンケアにもいろんな種類があるのを知らなかったのですが、自分はインフルエンサーとしても活動をしているので、周りにどのように伝えていったらいいかなと思いました。
鈴木さん 40代 文京区在住
フェムテックは本来身近なはずですが、隠されてきたり今まで触れてはいけないかんじで扱われてきた分野だと思います。女性として自分の体をよく知り、必要なケア方法を知ることは大事だと思います。40代になり、体の変化がいろいろおこってきているので、どうしたらいいのでしょう。
松坂さん 30代 千葉県在住
フェムテック商品は、以前布ナプキンを使用していましたが、洗うのが面倒で断念しました。フェミニンケアは女性だけが知っておけばいいものでもないため、家族や周りのママとも話ができるようになればいいなと思っています。フェムケア商品にはどんなものがあるかも知らなかったので、説明を聞き使ってみたいなとは思いました。お友達とフェムケアについて話したことがないので、いろんな人と話してみたいと思いました。
フェミニンケアアイテム 腟洗浄器の「インクリア」について
インクリアは、アプリケーター型の家庭用管理医療機器で弱酸性のジェルで腟内を直接洗うことができる腟洗浄器です。弱酸性のジェルは腟の自浄作用を妨げず、腟内に注入した後は水で洗い流す必要がないため、場所を選ばずに手軽に使用できます。ジェルは腟内にゆっくり広がり、腟内を洗浄し自然と腟口から排出されるため、ライナーやナプキンを併用します。代官山ウィメンズクリニックの佐藤院長もインティメイトエリアを清潔にすることは、細菌による感染症対策、かぶれ、かゆみ、ニオイ対策の面で有効だと言っています。
「インクリア」の特徴
● 管理医療機器:日本で初めて認証されたアプリケータータイプの腟洗浄器
● 弱酸性洗浄ジェル:腟の自浄作用を妨げずに腟を直接洗浄可能。
● 生理期間を短く:生理の終わりかけ4~5日目の茶色の排泄物も洗浄
● お風呂に入れない時も使える:怪我や病気でお風呂に入れない時でも使える利便性
● アウトドアにも重宝:手軽に持ち運べて、アウトドアも快適に
座談会参加者の腟洗浄器「インクリア」に関しての感想
-学生の時の生理は、授業もあるので途中で帰れないし、においなども気にして思春期なので余計に敏感になり憂鬱だったので、学生の時にすごく知りたかったし、出会いたかった商品です。
-娘がおり、結構オープンな家庭環境ですが、インクリアの説明を娘にするのはハードルが高そうだと感じました。小学生の頃には、このようなケア商品があるよ、程度の知識だけもっておいてもらい、高校生くらいになった時に自分から使ってみたいとなるのが一番いいような気がします。
-娘が高校生くらいの時に、このような商品があり生理の終わりかけにすっきりできるよ、と話せる関係を今から作っていけたらいいと思いました。かわいいパッケージであればもう少し親しみやすいかもしれないですね。
-お母さんがインクリアを必要、大丈夫なものと理解をしていないと、お子さんにも使うことを進めることが難しいと思います。その部分を開拓していけたらいいのではないでしょうか。お母さんたちにまずは使用してもらい、商品に対しての理解をしてもらう、今回のような機会がスタートだと思います。
-産婦人科に行ったときに、器具を入れられた時の怖さが残っています。中にアプリケーターを入れるのに抵抗があるので、購入の前に、痛さなどがないよ、というのが伝わるといいのかなと思いました。
-病気の関係で、生理がないのですが、だからこそ腟からなにも出てこない。そこで何かケアができないかと思っていましたが、アプリケーター型の腟洗浄器は画期的。清潔にできるかと思うとすごく使ってみたいと思いました。インクリアは、生理が終わった人が使えるのもうれしいです。子宮摘出の手術をしたため、苦労したので病院の売店にあったらよかったな、と思いました。
座談会を終えて
この座談会を通して、フェムテック・フェミニンケアを話題にする際の皆さんの意識や、腟洗浄器「インクリア」に対する多くの意見を聞くことができました。フェムテック・フェミニンケアに関しては家族間でも難しく、想像以上に話題にしにくいトピックでした。世代によっても差があるため、今まさに過渡期にある市場だと感じました。
また、腟洗浄器の「インクリア」については、商品説明を聞いてようやく使ってみたいと思ってもらえた商品でした。企業が発信することにより、少しずつフェミニンケアの必要性や、女性の健康課題のために作られている商品の理解を深めていただくことが大切だと改めて知ることができました。
座談会は地域によっても反応が大きく変わるようなので、次回は場所を変え2024年秋ごろに大阪での座談会の開催を検討しております。フェミニンケアという習慣を当たり前にできるよう、今後も情報発信に努めてまいります。
株式会社マザープラスについて
企業名: 株式会社 Motherplus
代表者: 巽 房子
所在地: 大阪市中央区太郎町3-5-5 丸忠第一ビル303号室
設立: 2008年5月8日
事業内容:ママの総合代理店
資本金: 1843万750円
URL: https://www.motherplus.net/
会社概要
企業名: 株式会社ハナミスイ
代表者: 方 智煥
所在地: 東京都新宿区西新宿6-15-1 セントラルパークタワー ラ・トゥール新宿 609号
設立: 2003年12月
事業内容: 医療用機器の製造・販売及び輸出入、化粧品、日用品雑貨の製造・販売及び輸出入、それに付帯する一切の業務
資本金: 1000万円
URL: https://hanamisui.jp/