ROY株式会社、インドネシア建築研修センターにて「内装工事及び木材の加工・組み立て研修」を実施

2024-12-12 11:00

ROY株式会社(神奈川県川崎市、代表取締役：大石竜次)は、建築業界の人材不足解消を目指し、インドネシア・カラワンに設立した建築研修センターにて、外国人技能実習生向けの『大工工事研修』の一貫として「内装工事及び木材の加工・組み立て研修」が2024年9月7日～12月7日にかけて実施されました。本研修プログラムでは、内装工事の基礎技術や木材の加工・組み立てスキルを3ヶ月にわたり指導し、20名の実習生が即戦力となる技術を習得しました。

建築研修センターでの研修について

当施設では、外国人技能実習生が日本の建築業界で活躍するための技術と知識を育成する様々なプログラムを、全体で6～8ヶ月かけて実施しています。
日本の木造住宅を再現した当施設を使用し、実際の現場での工事トレーニングを行うことで、実践的なスキルを身に付けられる環境を提供しています。建物自体が教材となっているので、間取り変更や解体、立て直しなどの大規模な工事の経験も積むことができます。講師には、ROYの社員を派遣しており、日本の職人技を直々に伝授します。

過去行った防水工事やドライバー研修に引き続き、今回は内装工事及び木材の加工・組み立て技術を教える『大工工事研修』を実施しました。
内装工事の分野では、建物の修繕や改装において欠かせない作業である「間柱の交換・新設」「ボード工事」「クロス工事」「床下下地交換」「床板張り替え」といった基本的な技能研修が行われました。
さらに、木材家具やウッドデッキ等のものづくりを通して、大工用具の使い方や、木造建築の大工工事に必要な知識・技能を学ぶ機会を設けました。

特に、クロス工事の研修では、インドネシアの住宅にクロスが使われないことや、その技術の難しさから、初めは作業に戸惑う研修生たちでしたが、何度も挑戦する中で少しずつコツを掴み、技術を習得していきました。

▼過去の研修プログラムの様子はこちら
・防水工事研修　： https://www.atpress.ne.jp/news/405524
・ドライバー研修： https://www.atpress.ne.jp/news/409349

研修生の声

「木材の切断や測定方法といった基本的な技術を学んだことで、作業がより正確かつ効率的に進められるようになりました。」
「最初は工具の使い方に慣れるのが大変でしたが、研修を通じて手際よく扱えるようになり、作業の仕上がりにも自信が持てるようになりました。」
研修生たちは、この研修プログラムを通じて基本的な技術から応用まで幅広く学び、自身の成長を実感しています。その結果、建築作業に対する理解が深まり、即戦力としての意識が高まったとの声が多数寄せられています。

ROY株式会社で働く技能実習生

当施設の開設に先駆けてインドネシアで採用した12名が、すでに日本で職人として業務に従事しています。
技能実習生による内装工事の様子は下記ページにて掲載しています。
https://momo-roy.com/school-report/1269/

日本企業の皆さまへ

ROY株式会社では、技能実習生の日本企業での受け入れを積極的に支援しています。
既に本研修を修了した技能実習生は、日本国内の建設現場で高い評価を受けており、即戦力として活躍しています。
本研修で育成された技能実習生は、日本の建築業務においても、その技術と意欲を存分に発揮できると期待されています。
外国人技能実習生の受け入れを通じ、貴社の事業のさらなる成長にお役立ていただけますと幸いです。

▼詳細やお問い合わせはこちらをご覧ください
https://momo-roy.com/

建築研修センターについて

ROY株式会社は、建築業界全体で深刻化する人手不足を解消するため、インドネシアに建築研修センターを開校しました。当施設では、日本で必要とされる専門的な職人技術と日本語を包括的に指導することで、実践力のある人材の育成を目指しています。

建築研修センターは今後、ジャカルタ・バンドン・バリ島での開校も予定しており、特定技能人材として飲食料品製造業や、2024年度から新たに追加されたタクシーやバス、トラックの運転手の分野にも拡大し、5年後には年間3,000名の卒業生を送り出す計画です。