【名城大学】薬学部の梅田孝教授が代表世話人を務める「実践スポーツ医科学研究会」を開催

五輪メダリストや大学のスポーツ指導者、研究者、学生ら約80人が参加

発表や討論の司会・進行を務めた梅田教授

本学健康・スポーツ医科学研究センターの梅田孝センター長(薬学部教授)が代表世話人を務める「実践スポーツ医科学研究会」が3月13日、東京都世田谷区の日本大学三軒茶屋キャンパスで開催されました。大学スポーツの指導者や五輪メダリスト、研究者や学生ら約80人が参加し、学生アスリートのトレーニングや試合による身体への影響などに関する5題の研究発表と質疑・討論が活発に行われました。

本学薬学部の学生が女子駅伝部の協力で得たデータの分析結果から発表

発表する押田さん
吉見さんの発表

研究会は、本学に2015年、当時の「スポーツ医科学研究センター」(現「健康・スポーツ医科学研究センター」)が開設されたのに合わせ、梅田教授がかつて在籍していた弘前大学大学院医学研究科社会医学講座で学んだ研究者やスポーツ指導者らに呼び掛けて設立されました。毎年3月に会員や関係者が集い、アスリートの育成や強化、健康管理の方法などをさまざまなスポーツの現場にどう生かし、実践・応用していくかを議論しています。

研究会は毎年、本学八事キャンパスで開催していましたが、2025年に節目となる10回目の研究会を終えたことから、第11回となる今回、初めて本学を離れての開催となりました。この日は本学薬学部特任教授で五輪金メダリストの野村忠弘さん、谷本歩実さんや「体操のお兄さん」の佐藤弘道さんも出席し、初めに梅田教授が開会のあいさつで「毎年多くの方々に参加していただいて盛会となっており、感謝しています」と述べました。

続いて研究発表5題があり、このうち梅田教授が指導する薬学部の健康・スポーツ科学研究室から、いずれも5年生の押田真幸さんが「女子柔道選手の強化合宿に伴う筋疲労と免疫機能の変化-階級別比較-」、吉見朋香さんが「女子駅伝選手の貧血状況に対する高地トレーニング合宿及びその後の低酸素室居室の影響」、平松里紗さんが「女子駅伝選手におけるNLRを用いたコンディショニング評価の有用性の検討」と題して発表しました。

発表ごとに質疑と討論 ドーピング問題では「啓発を続けることが大切」と一致

押田さんは「重量級の選手は疲労が蓄積しやすく、筋組織の変性・損傷が大きい」などと指摘。本学女子駅伝部の選手の協力で得たデータを分析した結果から、吉見さんは「高地トレーニング後に低酸素室を活用すると、貧血傾向のある選手の造血反応を効果的に高める手段になる」と強調。平松さんは免疫機能の指標となるNLRについて「測定は安価で簡便で、アスリートのコンディション管理に広く活用するべき」と提言しました。

発表ごとに梅田教授の進行で質疑応答や討論も活発に行われ、特に最後の学生ボディビル選手のドーピングに関する意識調査の発表については、ともに日本体育大学教授でボディービルダーの岡田隆さんやアーチェリー五輪メダリストの山本博さんらがドーピングに対するボディビルの大会の現状や海外と国内選手の意識の違いなどを紹介。出席者は「ドーピングに関する啓発を続けていくことが大切」との認識で一致しました。

質問に答える平松さん
佐藤弘道特任教授
野村忠弘特任教授
谷本歩実特任教授
山本博・日本体育大学教授
ドーピングに関する発表
終了後に記念撮影

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