読者の疑問を解決！犬の散歩って食前と食後のどっちがいいの？

愛犬の散歩を考えた時に、多くの方が悩む疑問に「散歩は食前・食後のどっち？」があります。この疑問に意外と答えることのできない飼い主さん多いのではないでしょうか？
今回の記事では、そんな散歩について食前・食後に行く事のメリットをそれぞれ紹介します。
さらに最後には、季節によってどの時間帯に散歩に出かけるのがベストなのかもお伝えしていますので、最後まで読んでみてください。

1､愛犬の散歩を食前に行くメリットとは？

運動による胃捻転や胃拡張を起こしにくい

食前に散歩を行くほうが良いと言われる理由の主なものはこの2つです。
胃捻転や胃拡張は、食事をした後に運動すると胃が揺られ過ぎて腸へ行かず、胃に食べ物が溜まってしまい胃の不調をきたす病気です。また胃に溜まらず、そのまま食べ物が逆流して嘔吐してしまうこともあります。
特に胃捻転は重症化すると生命に関わる病気に発展することがあるので注意が必要です。
そういった可能性を考慮した場合、やはり食前に散歩に行くのがいいでしょう。

2､食後に散歩をするメリットとは？

食後の運動はダイエット効果が高い

一説によると、肥満傾向の犬がダイエット目的で食後に散歩をすることで肥満が解消されたという話があります。人もそうですが、食後には運動をすることがなくなるので太りやすいというのは言われていることです。またその理由として食後の高血糖も考えられます。高血糖は運動で改善することが分かっており、運動の最も効果的なタイミングは食後の1時後と言われています。

食前の散歩ではエネルギーの消費が少ない

食前の空腹状態では、なるべくエネルギーを使わないように体が変化しています。なので、食前の運動ではダイエット効果が低いと言われています。また脂肪の燃焼も少ないため体重減少の効果も望みにくいです。
むしろ、食前に散歩した後に食欲が増してしまい結果として肥満になることもあります。

胃捻転や胃拡張は防止できる

食前に散歩することで防げると言われているのが胃捻転と胃拡張ですよね。どちらも食後に起こるものですが、食後であっても数時間間隔を空けることで十分リスクを回避することが出来ます。
なので、食後に散歩へ行くときにはしっかりと食休みすることを忘れないようにしてください。

3､結局どのタイミングで散歩に行くのがベストなの？

肥満傾向のない愛犬の場合

胃捻転や胃拡張のリスクが低い食前がオススメです。
食後にわざわざ運動するメリットよりも、食前の安全をとる方が愛犬の健康にいいでしょう。

肥満傾向の愛犬の場合

この場合は間違いなく食後に行くべきでしょう！
ただし、食後と言っても数時間は食休みをして胃捻転や胃拡張のリスクを軽減する心掛けは必要です。

時間帯はこのタイミングがベスト

季節によってお散歩に出かけるタイミングは違ってきます。
夏の場合は暑さを避けるために、朝は6時ごろ（結果的に食前に行くことになる）、夜であれば21時ごろに行くのがベストです。なので夜は食後に行くことが出来ます。
反対に冬の場合は、気温が上がってくるお昼間と、気温が下がりきる前の夕方に行くのがベストタイミングになります。

まとめ

愛犬の散歩のタイミングで健康を害することがあることに初めて気づいた飼い主さんもいたんじゃないでしょうか。
散歩は健康のために行う習慣なので、せっかくなら愛犬の健康を守るタイミングで行いたいですよね。まずはあなたの愛犬が肥満傾向か違うのかによって食前に行くか食後に行くか考えるといいでしょう。それを踏まえて、季節ごとに愛犬に負担がかからない時間帯を選んで散歩を楽しみましょう。
ぜひ、愛犬の健康を守るために今回の記事の内容を参考にして下さい。