旅館・ホテルのコンサルティング会社「リョケン」 令和5年「旅館の経営指針」を発刊
旅館・ホテルのコンサルティング会社である株式会社リョケン(以下、リョケン)は、令和5年「旅館の経営指針」を発刊します。
リョケンは1949年結成の旅館経営者有志による勉強会「旅館経営研究会」を引継ぎ、生まれました。以来、「旅館経営研究所」(通称「旅研」)の名で活動を続け、1999年に「リョケン」に社名変更して現在に至っています。
リョケンは創業の当初から今日まで、旅館・ホテルの繁栄・発展を願い、そのために思い入れを持って、調査研究と現場でのコンサルティングを続けている会社です。
1975年(昭和50年)から毎年発行している「旅館の経営指針」は、リョケン社員全員で旅館・ホテルの経営に経営者の皆様とともに向き合い、書き上げています。経済環境の動向から消費者ニーズの動向、宿泊業界やレジャーに対するお客様の動きなどをまとめ、商品計画の方向性や内部運営のポイントなどを整理してあります。旅館・ホテル経営における1年間の活動の羅針盤として、多くの経営者の皆様にご活用いただいています。
https://www.ryoken-jp.com/publish/10367
代表のコメント
「旅館の経営指針」では、これまで表現を変えながらも、一貫して変革の必要性を訴えてきました。それは、変革こそが経営持続のために必要な活動だからです。
しかし、この数年はあまりにも特別で、もはやこれまでと同じ意識で「変革に取り組もう」と言うだけでは追い付かない状況にあります。そこで、抜本的な立て直しの糸口をつかんでいただくため、本年のテーマを「ゼロベース発想 今できることを探せ!」といたしました。
「ゼロベース発想」とは、既存のものを捨て去ることではなく、開き直ることでもありません。過去の延長に固執することなく、既存の枠を取り払ってもう一度「捉え直す」こと。全体を俯瞰して見て、ポジティブに考えることです。現状を仮にいったんゼロに戻して、そこから新しいこと、変革への可能性を考えることです。課題解決に向けて、まだまだやるべき余地はあるはずです。新たな視点で根本から捉え直すことで変革を実現させることができるでしょう。本書が貴社の発展への指針となれば幸いです。
株式会社リョケン 代表取締役社長 佐野 洋一
令和5年「旅館の経営指針」目次 ※一部省略
I 経営環境の変化とその対応
(1)私たちをとりまく経営環境
- 世界と日本の経済の動き
- 旅館業界にからむ動向
(2)ゼロベース発想
- 本格的回復へ
- ゼロベース発想
- 「遠く」と「足元」
- 今できることを探せ!
II 旅館の重点施策
(1)今こそ、更なる「進化」へ
- 「ゼロベース発想」から「進化」へ
(2)「真化」:真の価値が問われる時代へ~自社にとっての「本物」の“商品”を追求する~
- 「商品づくり」は自館の価値発揮
- 「価値」ある商品の提案
(3)顧客との関係をゼロベースで考える
- 持続的成長を可能にする関係性に親化
- 顧客は「管理」から「親化」へ
(4)「信化」する組織・運営~充実、信頼の組織を目指して~
- 中期ビジョン(構想)、キャリアプランの明示は必須
- 責任あるポジションづくり
- 生産性向上と社員待遇向上の実現
- 運営の見直しとシステムの有効活用に向けて
III 観光市場と旅館・ホテルの動向
(1)2021年の観光市場の動向
(2)旅館・ホテルの営業動向
価格
一般 1冊 :3,300円(税込)
旅研くらぶ会員 1冊:2,640円(税込)
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