中国西安中大国際病院との協定調印式
医誠会と株式会社ISEIKAIが描く国際医療連携の新展開
医療法人医誠会(本社:大阪府大阪市、代表者:谷 幸治)は2025年9月、大阪市内の医療複合施設「i-Mall」にて中国の西安中大国際病院と株式会社ISEIKAIとの間で国際医療連携に関する協定調印式を執り行いました。本協定は、両国の医療機関が新病院構想を共有し、国際的な医療協力の新たな一歩を踏み出すものです。

国際医療協力の意義と市場背景
世界的に医療の質と安全性に対する期待が高まるなか、国際医療連携は医療分野の持続的な発展に不可欠となっています。特に中国における医療需要は急速に拡大しており、健康管理から先進医療、介護まで包括的に対応できる施設の必要性が増しています。今回の協定は、日本の医療法人医誠会と中国の西安中大国際病院が、国境を越えて新たな医療モデルを共創するための枠組みとなる点で大きな意義を持ちます。
調印式の概要と連携内容
調印式は医療複合施設「i-Mall」内にて開催され、西安中大国際病院の延 勇 社長、株式会社ISEIKAI 谷 信幸 社長、そしてホロニクスグループ 谷 幸治 代表が出席しました。式では、これまでの相互訪問や協議を踏まえ、両者が将来的に「医誠会ブランドを付与した病院構想」を進める意向を確認しました。新病院は中国・西安市の高級住宅区に隣接し、総合診療科やリハビリテーション、先進医療の導入を予定する国際基準の「医療・介護統合型健康センター」として構想されています。
今後の展望と国際的役割
本協定を通じて、医誠会はこれまで培った医療運営の経験や知見を活かし、中国における新病院構想の支援を行います。一方、西安中大国際病院は、地域住民および海外からの患者に対して高度で安心できる医療提供を目指します。両者は、今後も定期的な交流と共同研究を重ね、国際医療協力の先駆けとなる体制づくりを進めていきます。今回の協定は単なる病院建設計画にとどまらず、日中両国の医療従事者が知識と経験を共有し、国際社会に貢献していく礎となることが期待されています。


医療法人医誠会
医療法人医誠会は1979年に大阪市で創立され、ホロニクスグループとして大阪を中心に全国で病院、クリニック、介護老人保健施設などを運営しています。医誠会国際総合病院は46診療科、総職員数1,971名の体制※で、低侵襲治療、先進・先制医療、医療DX、本格的タスクシフト・タスクシェア、中央管制システム導入に取り組み、先進的かつ国際標準の総合病院を目指しています。
地域医療に貢献するとともに、2024年12月にはJCI認証を取得、国際医療ツーリズムにも挑戦します。また、救急医療では、24時間365日の体制で3次救急を目指して救急医療を提供、必要に応じて各診療科が支援する救急医療体制をとっています。救急車6台(ドクターカー4台・救急車2台)、医師9名、看護師30名、救急救命士25名で、「断らない救急」「待たせない救急」をスローガンに、様々な救急患者さんを受入れ、重症度によって医師・看護師が同乗する救急救命士3名体制の医誠会無料救急搬送を行い、広域医療に取り組んでいます。※ 2025年4月現在