女子大生と男子校中学生が一緒に考えるプロジェクト集大成 「歩み寄るということ」開催

 昭和女子大学(理事長・総長 坂東眞理子:東京都世田谷区)は20日、男子進学校である駒場東邦中学校 (校長:小家一彦)と連携して、女子大生と男子校中学生が一緒に考えるプロジェクト「歩み寄るということ」を開催します。異なる価値観を持つ他者を理解することを目指して2021年から続くプロジェクトで、3年間共同で取り組んだ集大成として報告をまとめる予定です。

 プロジェクトに参加するのは、昭和女子大学グローバルビジネス学部、人間社会学部1~4年生22人と、駒場東邦中学校3年生。両校は距離も近く、昭和女子大学のジェンダー平等を考えるセミナーに駒場東邦中の教員と生徒が参加したのをきっかけに、2021年に共同企画を立ち上げました。女子大生と男子中学生という「最も接点のない遠い存在」同士で対話をすることで、互いに異質な価値観を持つ他者を理解することを目指します。

 過去2年間は新型コロナウイルス感染症対策のためオンラインで実施しましたが、今回初めて対面で実施します。中学1年から参加している駒場東邦中学校3年生と、女子大生が意見交換します。両校で実施した事前アンケート結果もふまえながら、「男女別学」、「男女の仕事・役職」について、一緒に考えていきます。

◆ 開催概要

【日時】2月20日(月)13時20分~15時30分
【会場】昭和女子大学(東京都世田谷区太子堂1-7-57)
【テーマ】「男女別学」について、「男女の仕事・役職」について


★ 学生リーダー 前田ひとみ(グローバルビジネス学部 ビジネスデザイン学科3年)

 本プロジェクトの1年目は無意識のバイアスについて学び、2年目は多様性について学びました。集大成となる今年度は女子大生と男子中学生という日常ではかかわりのない二者が双方向で対話をすることで、お互いが自分とは違う立場の人の考え方を知るきっかけになれば良いと思います。

★ 駒場東邦中3学年

 3年目となる今年度は、生徒全員で昭和女子大学のキャンパスに足を運び、日常とは異質な空間の中でアクティブな活動を行います。これまでの2年間で得た「無意識のバイアス」「ジェンダー」についての理解を活かして、これからどのような世界を築いていくべきかを考えます。

★ 昭和女子大学プロジェクト担当 小森亜紀子准教授

 学生は多くの時間をかけて、中学生と一緒に話し合う内容を考えました。アンケートの分析や話し合いのトピックを選ぶ過程での先行研究レビューなどから、大きな学びを得ています。

〈 過去に取り組んだテーマ 〉
【21年】「ディズニープリンセスの変遷」「ファーストジェントルマン」
【22年】「こんなとき、あなたならどう思う?」「世の中の反応から見る固定観念の変化」

昭和女子大学ホームページ
https://univ.swu.ac.jp/


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