キーワードは「じっくり」「考える」「探究心」 -「哲学対話」から得る寮生活に必須の力とは-

2021年4月24日(土)麗澤瑞浪中学・高等学校にて開催

麗澤瑞浪中学・高等学校(岐阜県瑞浪市/校長:藤田知則)では、勉学だけでなく、広く、「探究心」をもった生徒を育てるため、さまざま活動を展開しています。その中で生徒たちは生き生きと活動し、自らの興味関心の幅を広げ、追い求め、探究する力を養っています。そして今回、新たに「哲学」という分野で新たな探究学習「哲学対話」を実施することとなりました。
寮教育を実施する本校では、寮生に「自治」を求めて教育を推進しています。異なる背景をもつ仲間との生活では、多くの葛藤もあります。しかしその葛藤から、深く考え、異なる他者を受容できるという学びを得るきっかけにもなっています。

今回、その学びを深めるため、寮生対象にNPO法人こども哲学・おとな哲学アーダコーダ理事の幡野雄一(はたの ゆういち)氏をファシリテーターとしてお招きし、「哲学対話」を実施します。  
現代はグローバル社会が進み、これまでとは異質な考え方・価値観と交流することがより日常的になります。そのような場面に直面したとき、違いを素直に受け入れ、柔軟な思考で自由に考える力が求められています。また、すでに答えのある問いはAIが答えればいい時代です。その代わりに人間は今まで意識することのなかった<答えのない問い>に、より多く触れるようになります。

そんな時代を生き抜く生徒たちに求められるのは、今までの価値観、観点にとらわれず、物事に疑問を持ち、自分なりの答えを模索したりする力です。それらを得るためには学校生活の中で、あえて立ち止まり、みんなで、ゆっくり、じっくり考える時間が必要だと考えました。気になる「問い」を掘り起こし、時間の許す限りじっくり考えてみる。他者の問いや意見に対してじっくりと聴き、語り合う。この「哲学対話」では、身近な物事に対して疑問を素直に持てるような「問う態度」を育むことを目指します。

校長の藤田知則(ふじた とものり)は「普段の学校生活から少し離れ、改めてじっくり考えることを味わってほしい。日常生活の中で積極的に疑問を抱き、正解にこだわらずに自分なりの解決策を見つけられる人になってほしい」とコメントしています。

これからもより幅広い分野で生徒が興味関心を引き出せるよう、魅力ある活動を展開、提供していきます。今回の取り組みの概要については以下をご確認ください。

【『哲学対話』概要】

■対象者:本校中高男女寮生(希望制)※各回定員15名まで 
■場 所:本校校舎会議室
■日 時:4月24日(土)、5月15日(土)、6月5日(土)、7月3日(土)いずれも19時~

【ファシリテーター紹介】

幡野 雄一(はたの ゆういち)氏
NPO法人こども哲学・おとな哲学アーダコーダ 理事

幡野 雄一氏

【麗澤瑞浪中学・高等学校について】 

麗澤瑞浪は昭和10年、創立者の廣池千九郎(法学博士)が「道徳科学専攻塾」を開塾したことから始まります。自立、感謝、思いやりの心を育む中高一貫の私立学校です。豊かな自然環境の中、寮生と通学生が切磋琢磨しながらともに過ごし、人としての成長と高い大学進学率の両立を実現しています。『世界で活躍できる日本人を輩出する進学校』として5つの柱(探究学習・英語教育・寮教育・キャリア教育・ICT活用)を軸に教育活動を展開しています。

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