11月14日は世界糖尿病デー。「穀物繊維」で糖尿病予防

今こそ見直そう穀物のチカラ ~穀物をおいしく、みんなを健康に~

「今こそ見直そう穀物のチカラ」は株式会社はくばくが大麦や雑穀を始めとした穀物の持つ様々な健康機能を紹介し、穀物を通して人々の健康と豊かな食生活を実現していくために発行するニュースレターです。
 今回はVol.9として、全世界で糖尿病の啓発キャンペーンが実施されるこの日に、糖尿病の発症や重症化を予防する栄養素として重要な食物繊維、特に穀物の食物繊維=「穀物繊維」のエビデンスを紹介します。

食物繊維の摂取が糖尿病患者の死亡リスクを低減

 計8300人分のデータを含む前向きコホート研究2つと1789人分のデータを含む42の比較対象試験(いずれも糖尿病患者または予備軍の人を対象)を解析した報告※1によると、食物繊維を1日35g摂取すると、19g摂取する場合と比べて全死亡リスクが35%減少することがわかりました。また食物繊維の摂取量を増やすと、糖尿病診断の基準値となるHbA1cや空腹時血糖値、総コレステロール値、LDL-コレステロール値、中性脂肪値、体重などが有意に改善することもわかりました。食物繊維の摂取は糖尿病の予防や改善に欠かせない栄養素だと言えます。

(PLos Mes., 17, 3, e1003053, 2020)
(PLos Mes., 17, 3, e1003053, 2020)

“穀物繊維”が糖尿病の発症リスクを低下させる!

 また、53のメタ解析(注)を統合して解析した報告※2によると、2型糖尿病の発症リスクに関わる食品でエビデンスの質が高かったのは全粒穀物、赤身肉、加工肉、ベーコンの4つでした。全粒穀物は摂取量を30g/日増やすごとに発症リスクが13%下がる一方で、赤身肉、加工肉、ベーコンはそれぞれ100g/日、50g/日、2切れ/日増やすごとに発症リスクは17%、37%、107%リスクが上がることがわかりました。
 主要な栄養素別に分析をすると、エビデンスの質が高かったのは穀物繊維のみでした。穀物の食物繊維の摂取量が10g/日増えるごとに2型糖尿病の発症リスクは25%下がりました。総食物繊維、野菜の食物繊維、果物の食物繊維も少なからずリスクを下げましたが、エビデンスの質は中程度と穀物の食物繊維よりも低いものでした。

(BMJ., 365, I2368, 2019))
(BMJ., 365, I2368, 2019))

 食物繊維と聞くと野菜や果物を想像しがちですが、実は穀物の食物繊維「穀物繊維」が糖尿病予防の鍵だったのです。食物繊維が豊富な穀物と言えば大麦です。日々の主食を白米ごはんから麦ごはんに変えるだけで手軽に穀物繊維たっぷりの食事に切り替えることができます。

(注) メタ解析;過去に行われた複数の研究の結果を統合し、統計的方法を用いて解析する手法。

※1 PLos Mes., 17, 3, e1003053, 2020
※2 BMJ., 365, I2368, 2019

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発行元:株式会社はくばく PR課 (pr@hakubaku.co.jp)

■はくばくについて

【The Kokumotsu Companyとして】

 当社の社名「はくばく」は白い大麦という意味です。創業社長である祖父が「もっと麦ご飯を喜んで食べてもらいたい。」という思いから、大麦を一粒一粒半分に割って黒い筋を目立たなくした製品を開発しました。
 以来、我々はくばくは穀物とともに歩み、精麦の他、雑穀、和麺、麦茶、穀粉、米を事業として手がけるようになりました。
 人類を太古から支えてきた大切な「穀物」を、現代の食卓へもっと多く登場させ、もっと楽しんで食べてもらうこと。それは家族の笑顔が増えること。またそれは家族が健康になることだと考えています。これを実現するために、我々はくばくは「穀物の感動的価値を創造する」ことを社員一丸となって本気で目指して参ります。
(株式会社はくばく 代表取締役社長 長澤 重俊)

社名 : 株式会社はくばく
所在地 : 〒409-3843 山梨県中央市西花輪4629
代表 : 代表取締役社長 長澤 重俊
設立 : 昭和16年4月15日
資本金 : 98,000,000円
事業内容: 食品製造および販売
URL : https://www.hakubaku.co.jp/


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