世界標準の認証「エコテックス®」 コロナ禍での貢献と、国内外でさらなる広がり

エコテックス®最高峰のラベル「MADE IN GREEN」 米国アマゾンが展開する「気候フレンドリープログラム」での採用も決定

 一般財団法人ニッセンケン品質評価センター・エコテックス®事業所(理事長・駒田展大)が欧州以外で唯一認証を手掛ける「エコテックス®認証」が、コロナ禍という障壁にも関わらず、国内外で広がりを見せています。

エコテックス®国際共同体の調べでは、 2019年-2020年度の年間実績としてエコテックス®認証全体で24,205件の認証を発行し、13%の伸びを記録。環境負荷や労働背景なども含めた企業や工場のサステナブル証明「STeP」は新規認証が55%増加し、さらにはエコテックス®最高峰のラベルであるトレーサビリティ証明「MADE IN GREEN」の取得件数は1,304件から2,808件と前年対比215%となり、急速に伸びていることがアニュアルレポートと共に報告されています。
日本でも、今年初めに国内第一号のMADE IN GREENラベル製品としてミドリ安全社のユニフォームが登録されました。
https://www.midori-anzen.co.jp/ja/eco/oeko-tex.html

 継続的な広がりの要因として、コロナ禍への対策も挙げられます。世界中の人々に安全なマスクを提供するため、エコテックス®国際共同体はマスク認証の初回登録料を免除する施策を展開。2020年1月から9月まで、世界270以上のマスクメーカーがSTANDARD 100による認証を取得しました。また、サプライチェーン間の遅滞等に対応するため、認証保有者が試験サンプルを集めるための猶予として3ヶ月を設け、企業の認証継続をサポートしました。

また、先日米国Amazonが開始した、環境に対してサステナブルな製品を対象にした「気候フレンドリープログラム」において、MADE IN GREENラベル製品が対象となることが決定。何百ものサステナブルに関する外部認証の中から選抜された19の認証の一つに、エコテックス®MADE IN GREENがサステナブルメリットの高いラベルとして選ばれました。

米国Amazonの「CLIMATE PLEDGE FRIENDLY」  サイトイメージ
米国Amazonの「CLIMATE PLEDGE FRIENDLY」 サイトイメージ

 消費者の安全はもちろん、地球の保全や働く人の労働環境への配慮などに向けた取り組みが世界で急速に求められている今、世界標準でのサステナブルな選択であることへの証明として「エコテックス®」が浸透し、人や地球に優しい消費が促進され、持続可能な未来につながるよう、各企業のものづくりへのサポートを推進してまいります。

【エコテックス®認証 国内の主な展開事例】

日本のエコテックス®認証製品においても、多方面で広がりを見せています。


【株式会社ソーイング竹内】(布製マスク製品)
https://www.sewing-takeuchi.co.jp/
新型コロナウィルスへの取り組みとして展開中のエコテックス®国際共同体の特例支援策の活用と共に、国内で初となる「マスク製品」として布製マスクで認証を取得。OEMでの多くの依頼対応やドラッグストア等での販売のみならず、24時間テレビのチャリティー企画で採用され、全国の障がい者施設・介護施設などの福祉施設1,000か所へ10万枚が配布されるなど、多方面での貢献にもつながっています。関連リリースはこちら
https://oeko-tex-japan.com/pdf/OEKO-TEX_news_20200515.pdf


【IKEUCHI ORGANIC株式会社】(布製マスク製品)
https://www.ikeuchi.org/c/organic/organic-mask

「最大限の安全と最小限の環境負荷」を理念に掲げ、2000年からほぼすべてのアイテムでスタンダード100認証を取得し続けるIKEUCHI ORGANIC社。同社の製品を愛用する多くの顧客からマスク対応への問合せを受け、オーガニックコットンを使用し、縫い目のないシームレスな立体マスク「オーガニックマスク」を展開。もちろんスタンダード100認証品です。


【豊島株式会社】(染め糸)
http://www.foodtextile.jp

日本の繊維業界におけるサステナブルへの取り組みを牽引する豊島社。
食品残渣から抽出された天然染料を使用した棉染め糸「フードテキスタイル」の6種でエコテックス®スタンダード100を取得。
安全性が必ず問われる海外市場に向けた取り組みで、早くも引き合いが多数届いているとのことです。


【株式会社カツクラ】(カーテン生地)
https://www.katsukura-corp.co.jp/

今年100周年を迎えた、老舗カーテン生地メーカーのカツクラ社。
近年、サステナブルが世界的に意識される中、スイス大手インテリアファブリックメーカーに卸している製品でスタンダード 100認証を取得。コロナ禍による巣ごもり化が進む中、インテリア業界においても、エコに着目しサステナブル化を進める同社のさらなる展開に注目が高まります。


【ユニ・チャーム株式会社】(ベビー用 紙オムツ)

ついにエコテックス®ラベルが国内のTVCMに登場しました。https://youtu.be/UTE_LEaw8-I
国内外で幅広いヘルスケア製品を展開するユニ・チャーム社が、国内初のスタンダード100認証取得ベビー用 紙オムツ「ナチュラルムーニー」の新CMを展開し、高い安全性をアピール。また、産院や各ベビー専門店・ECサイト等でも様々なPRの取り組みをされています。
関連リリース: https://oeko-tex-japan.com/pdf/OEKO-TEX_news_20200803.pdf


【青山商事株式会社】(ビジネススーツ・シャツ等)

ワイシャツから始まり、スーツ・レディースアイテムまで、スタンダード100認証商品を拡大する青山商事社。高まるSDGsへの意識と共に、「安心・安全」なビジネスウェアをより多くのお客様にお届けしたいという想いを背景に、「洋服の青山」の銀座本店をはじめ国内有数の集客を誇る3店舗にて、エコテックス®の大型プロモーションビジュアルを設置・展開中です。
洋服の青山エコテックス®特別ページ:https://www.y-aoyama.jp/c/campaign/oekotex.html


【東亞合成株式会社】(化学薬剤)

安全性や持続可能性に向けた顧客ニーズの高まりを受けた取り組みとして、繊維に練り込み可能な銀系の無機抗菌剤ノバロンAG1100がエコテックス®認可剤として登録されました。また、ノバロンを含め、消臭剤など3種の薬剤でエコパスポートを取得。無機系材料は優れた耐熱性と耐洗濯性を持つことから、既にスポーツウェアブランド等からも引き合いが来ているとのことです。
https://www.toagosei.co.jp/products/performance_chemicals/amenity/


【エコテックス®️認証とは】 https://oeko-tex-japan.com/
世界中で広がり続ける「エコテックス®/OEKO-TEX®」
350種類以上の有害化学物質を対象に安全性の確認・試験をした、「エコテックス®スタンダード100」は、日本の規制はもちろん、より厳しい各国・各規制をクリアできる世界トップレベルの安全な繊維製品の証として、世界100ヶ国・1万6000以上ブランド・メーカー・小売店での採用実績を持ちます。
また、エコテックス®は、染料・助剤等の化学薬剤の安全証明「エコパスポート」や、廃水などの環境対策や労働環境の管理なども含めた企業や工場のサステナブル証明「STeP」、さらにはトレーサビリティまで証明できる「メイドイングリーン」まで、幅広い認証シリーズが存在。世界における取引や消費の指標となっています。

【本件に関するお問い合わせ】

一般財団法人ニッセンケン品質評価センター エコテックス®事業所 
広報チーム 瀧瀬 もも
〒111-0051 東京都台東区蔵前2-16-11 
Tel: 03-5809-2810   E-mail: oeko-tex.pr@nissenken.or.jp
エコテックスⓇ日本公式サイト:https://oeko-tex-japan.com/


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