ICT環境を整備し、全児童がiPadを使用する革新的な教育を展開 人気ゲームを用いたプログラミング講座を放課後学習で開講

iPadを使用した授業の様子
iPadを使用した授業の様子

近畿大学附属小学校(奈良県奈良市)は、文部科学省が推進している「GIGAスクール構想」で変化する日本のICT教育の先駆けとして、低学年次から充実したICT環境の整備と全学年でのiPad導入を進めています。
令和3年(2021年)5月7日(金)からは、人気ゲーム「Minecraft(マインクラフト)」の世界感を組み込んだプログラミング授業「プロクラ」を利用した放課後学習を実施します。


【本件のポイント】
●ICT環境を充実させ、全学年で遠隔授業にも対応した効率的な学習を推進
●放課後学習として、人気ゲーム「Minecraft」を利用したプログラミング授業を開講
●児童は、低学年次からiPadの基本的操作を習得し、自宅学習でも活用

【本件の内容】
近畿大学附属小学校では、問題解決型学習の発展と、児童の考える力の伸長を目的として、平成28年(2016年)から授業でのiPad導入をはじめ、革新的なICT教育を進めてきました。また、文部科学省の「GIGAスクール構想」に伴い、4~6年生は1人1台のiPadを所有し、遠隔授業にも対応した自宅学習に活用しています。さらに、電子黒板機能付きプロジェクターの設置、無線LANの増強、3年生用iPadの追加調達を行いICT環境の充実を図っています。
今年度からは、株式会社KEC Mirizが開講する、人気ゲーム「Minecraft」の世界でプログラミングを体験できる「プロクラ」を放課後学習として実施します。本授業では仮想空間の中でブロックを使用し、ものづくりが楽しめるゲーム「Minecraft」を利用し、Microsoft社が開発したプログラミング学習プラットフォーム「MakeCode(メイクコード)」と組み合わせることで、プログラミングの基礎を学びます。カリキュラムでは、パソコンとプログラミングの基礎知識だけでなく、得た知識の活用と応用までを本格的に学ぶことができます。学校での課外活動に「プロクラ」を開講するのは、本校が初となります。

【プログラミング授業「プロクラ」開講】
<基礎コース>
日 時:令和3年(2021年)5月7日(金)開始
    毎週金曜日15:00~16:00 ※ 放課後学習
対 象:1・2年生の希望者(約20人)
内 容:プログラミングで顔をつくろう、プールを掘ってみようなどをテーマに、
    簡単なゲームでパソコンやマウス操作に慣れる
受講料:授業料とは別途 月額16,940円(税込)

<初級コース>
日 時:令和3年(2021年)5月7日(金)開始
    毎週金曜日16:20~17:20 ※ 放課後学習
対 象:3~6年生の希望者(約20人)
内 容:お城を完成させよう、お祭りを盛り上げようなどをテーマに、
    プログラミングの3要素(順次処理、繰り返し、条件分岐)を用いて、
    テーマに沿った作品作りに挑戦
受講料:授業料とは別途 月額16,940円(税込)

【Minecraft(マインクラフト)】
世界で約1億7600万人のユーザーがおり、人類史上最も売れたと言われる世界中の小学生にも大人気のゲーム。Minecraftの世界は、1辺1メートルの立方体ブロックを基本にして構成されています。プレイヤーは多種多様なブロックを自由に組み合わせ、ブロック遊びの感覚で思うままに様々なものを創造することができます。
プログラミングやアクティブラーニングなどの教育に非常に有効であるとされ、日本や欧米の教育機関やプログラミングスクールで教材として利用されるほか、スウェーデンの学校では必修科目として取り入れられています。
このMinecraftを活用したプログラミング授業「プロクラ」では、マイクロソフト社開発の簡単なプログラミング環境を用いて、Minecraftの世界でロボットを動かしたり様々なオブジェクトを操作したりすることができます。繰り返しや条件分岐といったプログラミングの基礎だけでなく、数学や論理回路の基礎などをMinecraftを通して楽しみながら身につけることができます。

授業で利用しているMinecraftの画面(左)、「プロクラ」のプログラミング画面(右)
授業で利用しているMinecraftの画面(左)、「プロクラ」のプログラミング画面(右)

【株式会社KEC Miriz(ケーイーシーミライズ)】
所在地 :大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43あべのハルカス33階
代表者 :代表取締役会長 小惊 義則
事業内容:プログラミング教室のFC展開、
     オンライン英会話パッケージの開発・販売
設  立:令和2年(2020年)
資本金 :1,000万円
URL  :https://www.kec-miriz.com/

【本校におけるICT環境整備の変遷】
平成27年度(2015年度)教員に1人1台のiPad導入
平成28年度(2016年度)児童用共有iPad30台導入
            サーバー・ネットワーク機器強化
           学習支援プラットホーム「ロイロノート」導入
平成29年度(2017年度)児童用共有iPad30台導入(計60台)
平成30年度(2018年度)児童用共有iPad60台導入(計120台)
            4~6年生教室に電子黒板機能付きプロジェクター設置
            4~6年生教室・理科・英語・音楽・図工教室に無線LAN
            アクセスポイント増設
令和元年度(2019年度)5・6年生全員に1人1台の個人用iPad導入
令和2年度(2020年度)1~3年生教室・英語・音楽第2教室に電子黒板機能付き
           プロジェクター設置
           1~3年生教室に無線LANアクセスポイント増設
           3年生用iPad130台導入
令和3年度(2021年度)4年生全員に1人1台個人用iPad導入
           3~6年生は1人1台、1~2年生は2人に1台のiPad保有
           PC教室端末にMacBook導入

【関連リンク】
近畿大学附属小学校
https://www.fes-kinder.kindai.ac.jp/fes/


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