発売前重版決定!オードリー・タン、約2年ぶりの最新刊。世界屈指の頭脳が実践している人生の質を高める方法がこの一冊に

株式会社かんき出版(本社:千代田区 代表取締役社長:齊藤龍男)は、『オードリー・タン 私はこう思考する』(オードリー・タン/語り 楊倩蓉/取材・執筆 藤原由希/翻訳)を2024年11月7日より刊行いたします。
書誌情報:https://kanki-pub.co.jp/pub/book/9784761277673/

◆「天才に近づくための思考法」がわかる

「大人になってから、何をするにも人と比べることはなくなりました。IQ160という数字も、人と比べるためのものではないのです」――唐鳳(オードリー・タン)

 14歳で中学校を自主退学し、プログラマーとしてスタートアップ企業数社を設立。19歳のときにシリコンバレーでソフトウエア会社を起業した後、プログラミング言語Perl6の開発に貢献。そして、台湾史上最年少となる35歳の若さで閣僚に就任するという、異色の経歴で活躍し続けている世界のカリスマ、オードリー・タン。

 常に未来を先取りし、世界全体を俯瞰するような視点から新しいシステムを構築し続けている彼女は、物事をどう捉え、どのように思考しているのか。
 その本質に迫ったのが、日本での最新刊となる本書です。

 思考、仕事、学び、未来の4つのパートから、私たちの働き方、学び方、未来との向き合い方、ひいては生き方まで、人生の質を高める方法が語られています。
 巻末には、「オードリー・タンの一問一答」も。本文に収め切れなかったオードリー・タンのきらりと光る言葉をまとめました。常識にとらわれず、先の読めない時代を生きていくための指標が、この本から見つかるはずです。

◆古い枠組みを打ち壊すヒントが見つかる

パンデミックを通じて新たなテクノロジーが次々と生まれ、仕事も生活も劇的な変化に見舞われている。旧来の直線的思考に基づく教育や仕事のモデルでは、もはや新たな世界に適応できなくなっている。幼いころに独学を始めたオードリーは、早くから未来に向き合う準備ができていた。彼女の考え方・本の読み方・働き方・世界の見方は、直線的思考から空間的思考へと進化した。まるで未来から来た客人のように、未来から現在を見つめ、オープンで透明性の高い方法で思考をシェアしてくれる。

本書は、オードリー・タン個人の学習歴と生活経験から、仕事・学習・行動を見直すヒントを与えるものだ。働き方や学び方から、親子のコミュニケーションのとり方まで、古い枠組みを打ち壊すきっかけが見つかるに違いない。(本文より)

【目次】

Part1 私はこう思考する――協働、共創、共有
第1章 多元的な知識体系の構築:家にいなくても独学はできる
第2章 世界よりもっと広い世界:読書が深い思考への扉を開く
第3章 競争から共好(ゴンハオ)へ:共に仕事をし、互いに成果を得る

Part2 私はこう仕事する――垣根を越えた協力
第4章 人生で二度の「世界ツアー」:開放せよ、世界のすべてはあなたのもの
第5章 時間の主人になる:自分の人生の主導権を握る
第6章 集中力と心の安定を保つ:GTD仕事術と心のマッサージ法
第7章 睡眠記憶法:大脳の働きを生かす
第8章 リーダーは管理者ではない:グループに必要なのは「コーディネーター」
第9章 平行線を打ち破る会議法:「門を開けて車を作るので、できると思えば参加を」

Part3 私はこう学ぶ――学びは自身への啓発
第10章 人は機械ではない:「役に立たない人」になるために学ぶ
第11章 空間思考の目覚め:真の成功は価値の共創から

Part4 私は未来をこう見る――リアルとバーチャルが共存するマルチバース
第12章 未来の世界はバーチャル化しない、リアルとバーチャルが共存する世界へ
第13章 メタバースは私たちの未来か?
第14章 未来の働き方:斜槓(シエガン)より単槓(ダンガン)が尊敬される時代

おわりに 自分の心を知れば、アルゴリズムに意思決定権を奪われずにすむ
後記 オードリー・タンの一問一答

【著者プロフィール】

オードリー・タン
元台湾デジタル担当政務委員(閣僚)。台湾初のデジタル大臣、台湾の無任所大使である。
1981年、台湾台北市生まれ。幼少時から独学でプログラミングを学習。14歳で中学校を自主退学、プログラマーとしてスタートアップ企業数社を設立。19歳のとき、シリコンバレーでソフトウエア会社を起業する。2005年、プログラミング言語Perl6開発への貢献で世界から注目を浴びる。トランスジェンダーであることを公表。2014年、米アップルでデジタル顧問に就任、Siriなどの人工知能プロジェクトに加わる。その後、ビジネスの世界から引退。蔡英文政権において、35歳の史上最年少で行政院(内閣)に入閣、デジタル政務委員に登用され、部門を超えて行政や政治のデジタル化を主導する役割を担った。2019年、アメリカの外交専門誌『フォーリン・ポリシー』のグローバル思想家100人に選出。台湾の新型コロナウイルス対応では、マスク在庫管理システムを構築、感染拡大防止に大きく寄与した。

【取材・執筆者プロフィール】

楊倩蓉(ヤン・チエンロン)
ジャーナリスト・作家。政大(国立政治大学)のコミュニケーション学科で修士号を取得。20年以上の報道経験を持ち、『遠見』『商業周刊』『Cheers』『30』などの各種雑誌で編集者・主筆などを歴任。著書に、『吳敏求傳:從零到卓越的識與謀』『疫無反顧:亞東醫院作對的事』(いずれも共著)などがある。

【翻訳者プロフィール】

藤原由希
中国語翻訳者。書籍、映画、ドラマの字幕・吹き替えなどの翻訳を手がける。訳書に、『拡散〈上〉〈下〉 大消滅2043』(文藝春秋)、『竹久夢二の世界―美人画からモダンデザインまで―』(パイ インターナショナル)などがある。

【書誌情報】

書名:『オードリー・タン 私はこう思考する』
定価:1,870円(税込)
判型:46判
体裁:並製
頁数:296頁
ISBN:978-4-7612- 7767-3
発行日:2024年11月7日
https://kanki-pub.co.jp/pub/book/9784761277673/

Amazon:https://amzn.asia/d/94sbeu1
楽天:https://books.rakuten.co.jp/rb/18028252/

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