経営学部生と人気和菓子店がロールケーキ風和菓子を共同開発 精華町特産のケール使用「精華ロール」と、「黒豆ロール」を限定販売
近畿大学経営学部（大阪府東大阪市）キャリア・マネジメント学科准教授 松本誠一ゼミは、京都府精華町の人気和菓子店「御生菓子司ふたば」と、「若者の和菓子離れを食い止める」をテーマに地域創生の取り組みを行っています。その一環として、令和7年（2025年）10月12日（日）に京都府精華町で開催される「せいか祭り」の限定商品として「精華ロール」と「黒豆ロール」を販売します。
【本件のポイント】
●若者に親しみやすさが生まれるように「和菓子っぽすぎない」ロールケーキ風和菓子を開発
●京都府精華町の特産品であるケールを用いたご当地和菓子「精華ロール」と「黒豆ロール」を限定販売
●学生は、商品企画から試作、パッケージ制作、販売促進までを手がけ、実学で商品開発を学ぶ
【本件の内容】
経営学部の松本ゼミでは、「若者の〇〇離れを食い止める」を研究テーマとして、さまざまな企業や自治体とともに産官学連携の取り組みを行っています。その中で、学生から「和菓子は好きだが、店に一人で入るのはハードルが高い」という意見があり、令和3年（2021年）6月から、若者が親しみやすい和菓子及び店舗の開発・プロモーションに取り組んでいます。
今回は、京都府精華町で開催される「せいか祭り」にて、精華町の特産品であるケールを使用した「精華ロール」と「黒豆ロール」を販売します。この商品は、昨年の「せいか祭り」の来場者約70人を対象に行ったアンケート調査で、「和菓子にも洋菓子のような楽しさが欲しい」という声があったことをきっかけに考案した、和と洋を組み合わせた"ロールケーキ風の和菓子"です。「精華ロール」は、ふわっと焼き上げた生地に精華町の特産品であるケールを練り込み、餡子を巻き込んでいます。ひと口で精華町を感じられるとともに、和菓子をより身近に楽しんでいただける一品です。また、敬老の日の販売が大好評で多くの方から再販の要望があった「黒豆ロール」は、黒豆ならではのホクホク感とやさしい甘さが特徴です。
松本ゼミでは、今後も若者の和菓子離れという課題解決を目指し、地域と連携し商品開発に取り組み、地域創生に貢献します。
【販売概要】
商品名 ：精華ロール、黒豆ロール
販売日時 ：令和7年（2025年）10月12日（日）9：30～15：30
※各種限定200個、商品がなくなり次第終了
販売場所 ：けいはんな記念公園
（京都府相楽郡精華町精華台6-1、JR学研都市線「祝園駅」
または近鉄京都線「新祝園駅」からバス約9分）
販売価格 ：各種1個 300円（税込）
お問合せ ：御生菓子司ふたば精華町店 担当：越田耕平（店主） TEL（0774）29-4529
せいか祭り：https://www.town.seika.kyoto.jp/kakuka/jichi/kyodo/kankou/seikafestival/28779.html
【御生菓子司ふたば】
かつて四条堀川にあった銘店「京菓子司ふたば総本舗」から暖簾分けとして、昭和45年（1970年）に城陽市で創業しました。昔ながらの製法を守る和菓子から、斬新の創作和菓子まで、日々挑戦を続けています。
ホームページ：http://wagashi-futaba.jp/
【参加学生コメント】
経営学部商学科3年 広瀬愛実さん（ふたばプロジェクトリーダー）
せいか祭りに向けて、新商品「精華ロール」を開発しました。せいか祭りは精華町で毎年開催される、地域最大のイベントです。地域の方々はもちろん、近隣の都市からも多くの人々が訪れます。今回開発した「精華ロール」は、精華町の特産品であるケールを使用し、精華町の魅力を発信するとともに、若者の和菓子離れを食い止めたいという想いから誕生しました。洋菓子であるロールケーキに和の要素を掛け合わせることで、世代を問わず気軽に楽しんでいただける商品に仕上げています。この素敵なイベントを通して、多くの方に和菓子の新しい魅力を感じていただければ幸いです。
【関連リンク】
経営学部 キャリア・マネジメント学科 准教授 松本誠一（マツモトセイイチ）
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1219-matsumoto-seiichi.html
