「痩せたけど、バストはサイズダウン」ダイエットの失敗はなぜ起こる?
小さくなったバストは脂肪注入で解決!
ダイエットで体重を落としたら、バストが小さくなっちゃった! そんな経験はありませんか? もともとバストが大きな人は問題視しないかもしれませんが、小さめのバストがさらに小さくなってしまったとしたら……ショックですよね。
ほかにも体重は減ったけれど、お腹周りの脂肪が取れない。下半身がちっとも細くならない。一度痩せても、倍返しのリバウンドが起きるなど、思うようにダイエットの成果を残せないのはなぜでしょうか。
今回は、ダイエットの失敗に悩んでいる人へ、美容外科医の立場からメッセージを送ります。
誰もが経験したことのあるダイエットの失敗…なぜ?
ほとんどの女性がダイエットの経験を持っていると思いますが、「成功経験しかない!」と豪語できる人は少ないのではないでしょうか。
短期間の食事制限や運動は頑張ることができても、継続は難しく、結局リバウンドしてしまうとか、痩せたいところが痩せずに途中で諦めてしまう人もいるでしょう。
いったいなぜ、ダイエットに失敗してしまうのか、多くの人がはまりがちな理由をあげてみましょう。
やせる目的が不明確…
「体重を落としたい」「痩せたい」といった、ふわっとした意識でダイエットを始めてしまうと、気持ちを維持することが難しくなります。「このスカートがはけるようになりたい」「好きな人に告白したい」「友人より痩せたい」など、何でもいいのですが、具体的な目標を持つことで、モチベーションを保つことができます。
過酷すぎるダイエット…
絶食や好きなものを一切食べない、毎日10キロ走るなど、極端すぎる決め事は挫折しがちです。週に一度は好きなものを食べて良いとか、夕食だけ糖質オフにする、週に2回ウォーキングをするといった余裕を持ったスケジュールを立てたほうが継続しやすくなります。
ライフスタイルに合わないダイエット計画を立てている…
週3回ジムに行くと決めたとしても、残業続きで行かれない日があると「もう、いいか…」となってしまいがちです。自分のライフスタイルを見つめ直し、守れる範囲の計画を立てるべきです。
嫌いなこと、面倒だと思うことばかりをやろうとする…
運動嫌いなのに毎日エクササイズをする、嫌いな食材ばかりでメニューを組み立てるなど、ネガティブな気持ちになるダイエットプランは避けましょう。自分が「楽しい」と思えることを組み込んで、笑顔で頑張れるようにしましょう。
決めたことを完璧にクリアしなければ!と自分を追い込む…
計画したことの5割できればOKくらいの緩い気持ちが長続きさせるコツ。追い込んでしまうと、ダイエットをやめたあとのリバウンドも激しくなってしまいます。
理想とするボディと、計画しているダイエットの方法が合致していない…
痩せたい部位と、それほどシェイプしなくても良い部位を把握したうえで、運動や食事のプランを立てるべきなのですが、一人で計画すると、誤った方法を選択してしまうことがあります。本気で体を変えたいときには、プロの意見を聞くことも重要です。
痩せたけど、バストまで痩せちゃった
体脂肪率25%未満の人は、ダイエット時に注意が必要
バストの中身は9割以上が脂肪です。体脂肪が減っていくときには、バストの脂肪も含めて、全身からまんべんなく脂肪が消えていきます。ですから、体重が減ったときにバストが小さくなるのは仕方のないことです。
ただ、もともとの体脂肪率が大きい場合は、全体の割合から考えて、多少体重が減っても 、ウエストサイズの減少と相まって、見た目のバストサイズに大きな変化は起こりません。
体脂肪率で言えば、25%未満の人の場合には、体重を落とすとバストがいっきに小さくなったように感じるはずです。逆に体脂肪率が25%以上であれば、多少、体重を落としても、極端にバストが小さくなったと感じずにすむでしょう。
バストの大きさを変えずに体重を減らす方法はあるのか?
現在の体脂肪率が25%以上であるなら、25%まで落とすことを目標にダイエットをしましょう。有酸素運動と筋トレを組み合わせ、食事は糖質を控えめに、バランスよく献立を考えるようにします。
現在の体脂肪率が25%未満の人の場合は、食事量は減らさずに筋トレを中心としたダイエットを行うのがおすすめです。場合によっては、たんぱく質の摂取量を増やし、筋肉量を上げていくことも大切です。バスト周囲の筋肉を鍛えることで、バストに張りを持たせていきましょう。有酸素運動に力を入れすぎると、脂肪が減り、バストも小さくなってしまうので注意してください。
気になるところがなかなか痩せない
人それぞれ、痩せる方法は異なる
骨格や内臓の位置、姿勢、生活スタイルなどによって、人それぞれ、脂肪のつきやすい部位は違います。そのため、同じような運動と食事を組み込んだダイエットをしても、同じように脂肪が落ちていくわけではありません。
下半身が太くて悩んでいるのに、上半身が痩せてしまうとか、体重は落ちているのにお腹周辺の脂肪がいっこうに落ちてくれないといった悩みに対しては、部分痩せのテクニックが必要となります。
動画サイトや書籍などで部分痩せのエクササイズが紹介されてはいますが、自己流で行うとケガをしたり効果が出にくかったりします。できるだけ早く、効率的な結果を求めるなら、個別指導が必要になるでしょう。
ジムに通っている人であれば、パーソナルトレーナーをつけて、悩みを解消するダイエットプログラムを組んでもらうのがおすすめです。
リーズナブルな個別トレーニングに挑戦してみる
ジムに加入し、食事と運動、両方のプログラムをつくってもらい、その計画で適切な効果を上げられているか……という点までチェックをしてもらうとなると、支払う料金はかなり高額になります。そのうえ、厳しい食事メニューを提案されて、気持ちが萎えてしまう人もいるかもしれません。
最近はパーソナルトレーナーとのマッチングアプリも充実してきていますから、自分にフィットするトレーナーを見つけてみるのも手かもしれません。
脂肪注入で、部分痩せも豊胸も同時に実現!
時間がない、気力も続かない、そんな人におすすめ
自分で、あるいは専用トレーナーと一緒に計画を立て、運動と食事の両面からダイエットを実践するというのは確かに理想です。
しかし、時間がないし、気力も続かず、計画的なダイエットは難しい人もたくさんいると思います。
そんな人におすすめするのが脂肪注入法による豊胸術です。脂肪を落としたい部位は痩せて、バストは大きくできる、一石二鳥の施術です。
部分痩せとバストアップが短時間で叶います
脂肪を採取するのは、二の腕、背中、ウエスト、下腹部、ヒップ、太ももなど、ご自身の気になるところでOK。採取した脂肪は、バストの脂肪として生着しやすいように加工してからバストへ注入します。
これならダイエットをするとバストが小さくなってしまう……という悩みも解消できますし、痩せたいところが痩せられないという不満にもこたえることができます。
思うようにダイエットの成果が得られなかった人は、一度、美容クリニックのカウンセリングを受けてみてください。長期間にわたるダイエットで苦しまなくても、気になる部分をシェイプとバストアップが叶います!
南クリニック 院長:南晴洋
京都第二赤十字病院形成外科勤務、大手美容外科院長を経て1997年 南クリニック開業。創業以来、豊胸に力を入れている。注射で豊胸を行う「成長再生豊胸」を海外の学会でも発表。