調理師学校生全国No.1を決めるコンクール 「グルメピック」全国大会(オンライン開催)開催報告

14,000人の頂点「内閣総理大臣賞」は大野結衣さん(宮城調理製菓専門学校)に決定

 公益社団法人 全国調理師養成施設協会(会長:服部幸應、所在地:東京都渋谷区) は、調理師学校の学生・生徒が調理技術を競う大会「第37回調理師養成施設調理技術コンクール(通称:グルメピック)」の全国大会(決勝)を、2月上旬に大会史上初の動画審査で実施しました。 2022年2月22日(火)に受賞者が決定し、オンラインで結果発表式を行いました。

全国大会 概要

第37回大会は、学生が身に付けた調理技術について、客観的な指標により審査する競技となるよう、課題・実施方法を変更し、新方式で行う初めての大会でした。全国大会には、昨年10~11月に行われた地区大会(予選)を勝ち抜いた42名が参加しました。当初は対面での実施を予定していましたが、コロナ感染拡大予防のため、選手が調理する様子を撮影した動画で審査することとなりました。
 厳正なる審査により、最高賞である内閣総理大臣賞は、日本料理部門の大野 結衣さん(宮城調理製菓専門学校)に決まりました。

大野結衣さんの調理作業撮影風景 (提出された動画より)
大野結衣さんの調理作業撮影風景 (提出された動画より)

・大臣賞等受賞者
※選手は三つの料理部門より一つを選択してエントリーします。(下記「出場部門」参照)
※この他、後援団体長賞受賞者も決定しました。

・受賞結果発表式 2022年2月22日(火)実施

 受賞結果発表式には、(公社)全国調理師養成施設協会会長の服部幸應氏、外部審査委員(現場で活躍する若手料理人)、全国大会出場選手が参加しました。
 発表式は、服部氏による開会挨拶より始まりました。
 外部審査委員による講評では、田中佑樹氏(日本) 、丸山典孝氏(日本)、野田達也氏(西洋)、井上和豊氏(中国)より選手へ心のこもったアドバイス及び激励のメッセージをいただきました。
 受賞者発表では、内閣総理大臣賞受賞者の大野結衣さんをはじめ、受賞者が時には涙を流しつつ、喜びの言葉を述べていました。
 最後に、服部氏が挑戦した全ての選手へエールを送り、発表式は終了し、異例ずくめの今大会は締めくくられました。

・課題      
部門ごとに1作品。各調理師学校で、選手が制限時間以内に課題を調理する様子を2点のアングルから撮影し、その動画を提出。

・審査項目   
審査員は選手より提出された動画を視聴して審査を行う。
調理技術や衛生管理、盛り付けの美しさなどについて審査し、その合計得点を競う。

・審査委員
外部審査委員:現場で活躍する若手料理人(9名)、内部審査委員:調理師学校の実習教員(9名)
         

〈外部審査委員一覧〉
〈外部審査委員一覧〉

第37回大会概要

名称
第37回調理師養成施設調理技術コンクール

目的
調理師学校生の調理技術の向上に寄与し、社会で活躍できる人材を輩出する。

出場対象者
全国の調理師学校(280校)に在籍する卒業見込者約14,000人(校長の推薦を受けた者)

出場部門
日本料理部門・西洋料理部門・中国料理部門(いずれかを選択)

地区大会出場者
各調理師学校の学内選抜を通過した者134名(日本52名・西洋51名・中国31名)

全国大会出場者
2021年10~11月に行われた地区大会通過者42名(日本17名・西洋17名・中国8名)

主催
公益社団法人 全国調理師養成施設協会

後援
厚生労働省、文部科学省、農林水産省、国土交通省観光庁及び調理関係15団体

公益社団法人 全国調理師養成施設協会とは?

1973年(昭和48)設立。全国213校の調理師養成施設(いわゆる調理師学校)を会員とし、質の高い調理師の養成に力を注いでいる。主な事業は、当大会の運営をはじめ、教材の出版、各種資格付与事業、「調理技術教育学会」等。
調理師養成教育は、専修学校をはじめとして、高等学校、各種学校、短期大学等さまざまな学校群・教育課程で展開されている。

会長 服部幸應
会長 服部幸應

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