日揮、プロジェクト遂行データの分析基盤にDelphixを採用

~未来の新たな分析要件も、データを過去に遡って実現~

株式会社アシスト(本社:東京都千代田区、URL: https://www.ashisuto.co.jp/ 、以下、アシスト)が提供するDataOpsプラットフォーム「Delphix(デルフィックス)」(開発元:Delphix Corp.)が、日揮グローバル株式会社(本社:神奈川県横浜市、URL: https://www.jgc.com/jp/about/related-companies/overseas.html 、以下、日揮)のデータ基盤に導入されたことを発表します。

1928年の創業以来、石油精製、石油化学、天然ガス処理、LNGプラントの建設を中心に、世界80ヵ国で2万件以上のプロジェクトを遂行してきた日揮では、以前からEPC(設計・調達・建設)プロジェクトにおいて積極的にITを活用してきました。2018年10月に策定されたIT戦略「ITグランドプラン2030」に基づき、AI/IoT等のデジタル技術を積極的に活用し、プロジェクト遂行とプロジェクトマネジメントの革新に取り組んでいます。

世界各地で進められているプラント建設事業は、経験豊富な責任者の指揮のもと、めざましい成果を上げています。こうしたプロジェクト遂行の知見が詰まったデータを可視化して共有することが、EPC事業の革新を実現し、競争力をさらに高められると考えた、オイル&ガス プロジェクトカンパニー プロジェクトマネジメント本部 建設部は、2019年1月にデータ基盤「DATA BOX」の構築に着手しました。

「DATA BOX」の構想とは、現場のプロジェクトDBからETL処理によってデータを「収集・変換・蓄積」し、それをセルフサービスBIや、高いデータリテラシーを持つ担当チームによって「分析」を行うといったものです。しかし、この構想には以下の課題がありました。

・ETL処理に必要な500テーブルそれぞれに対して増分ロード処理が必要となり、その開発工数は250人日を要する
・将来的に新たな分析要件が発生した際、ETL処理で蓄積していないデータは過去に遡って取得できないため、分析要件が満たせない

そこで、日々のデータを全て蓄積する方法の検討を開始しました。プロジェクト遂行データを漏れなく蓄積できれば、将来的にどのような分析要件が発生しても、過去に遡って抽出・分析が可能となり、想定外の要件発生時に対応できます。「全てのデータの蓄積」が、容量などの観点で実現できないDBやDWHが多い中で、それを可能にしたのはアシストから紹介されたDelphixでした。

Delphixは、スナップショット機能によって、変化する日々のデータを少ない容量で仮想データベースに蓄積します。新たな視点でのデータ分析が必要になった際は、好きな切り口でのデータ抽出が可能です。Delphixの仮想データベースは、既存のETL処理のデータ・ソースとしても活用できるため、あらかじめ定義された500テーブルに対する増分ロード処理の開発も不要です。

日揮では、2019年8月からDelphixによるデータの蓄積を開始しており、今後は、蓄積されたデータを多角的に分析してプロジェクトへ共有し、担当者に依存しない高品質なプロジェクト遂行を実現します。プロジェクトがリスクを検知した際は、過去のプロジェクトデータに基づいて対策を検討し、その対策を実施した場合の効果をシミュレーションによって明らかにすることで、その後の最適なプロジェクト計画が可能になります。「ITグランドプラン2030」が目指す進行中プロジェクトの将来予測とリスクの低減、プロジェクト遂行のキャパシティアップ、プラントの品質向上、ひいては顧客のプラントコスト削減による事業価値向上というブレイクスルーを実現していきます。

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■「Delphix」について
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DataOpsの業界リーダーであるDelphixは、グローバル企業のデジタル変革を加速します。Delphix DataOpsプラットフォームは、企業全体の大量データに対しコンプライアンスを遵守した最新のCI/CDワークフローの自動化、迅速なクラウドへの移行、AIテクノロジーの連携によるカスタマーエクスペリエンス変革を実現します。
URL: https://www.ashisuto.co.jp/delphix/

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■ニュースリリースに関するお問い合わせ
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株式会社アシスト 広報担当:田口
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■「Delphix」に関するお問い合わせ
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株式会社アシスト 
東日本技術本部 情報基盤技術統括部 ビジネス推進部 担当:中村 剛
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