「第24回北区内田康夫ミステリー文学賞」の大賞が決定
3月21日(土曜日)、北とぴあ・さくらホール(王子1-11-1)で「第24回北区内田康夫ミステリー文学賞」の授賞式が行われた。
応募のあった203作品の中から大賞(賞金100万円)に選ばれたのは、千葉県在住の豊田旅雉(とよだりょち)さんの『墨痕(ぼっこん)鮮(あざ)やか23点』。大賞と区長賞の2作品の受賞者に、賞金目録や記念品などが贈られた。受賞作品は、「Webジェイ・ノベル(実業之日本社)」*1に掲載される。あわせて授賞式・記念イベントの来場者や受賞者、出版関係者等に第24回の受賞作品を掲載したブックレットが配布された。
授賞式後の記念イベントでは、前回の大賞作品『紅屋(べにや)お菊(きく)と出戻(でもど)り狐(ぎつね)』(原作:室星 尚明(むろほしひさあき))を舞台化し上演。566名の観客は、演者たちの臨場感溢れる演技と作品の世界観を表現する演出で、会場全体がミステリーの世界へ引き込まれていった。


「北区内田康夫ミステリー文学賞」は、北区の知名度や文化的イメージを高めるため、北区アンバサダー(大使)として活動された、北区西ケ原出身の内田康夫氏の協力を得て、平成14年に創設。今回で24回目を迎え、昨年4月から9月中旬までに作品を募集したところ、203作品の応募があった。選考委員代表を務めた推理小説研究家の山前譲(やままえゆずる)氏が選考中に急逝されたため、選考委員代表代理を新名新(にいなしん)氏が務め、区長やミステリー関連出版社の編集者らで構成された選考委員会による、厳正な審査の結果、大賞と区長賞を決定。この日、北とぴあさくらホールで授賞式と記念イベントを開催した。
大賞に選ばれたのは、千葉県在住の豊田 旅雉(とよだりょち)さんの『墨痕(ぼっこん)鮮(あざ)やか23点』。賞状と賞金100万円の目録、記念品が贈られた。豊田さんは、「浅学非才の身には余りある栄誉で、ただただ恐縮しております。」と受賞の喜びを語った。
また、区長賞には愛知県在住の鮎村 咲希(あゆむらさき)さんの『薄い壁』が選ばれ、賞状と賞金10万円の目録、記念品が贈られた。大賞受賞作品は、今後、舞台化し上演される予定となっている。
授賞式後の記念イベントでは、前回(第23回)の大賞受賞作品『紅屋(べにや)お菊(きく)と出戻(でもど)り狐(ぎつね)』(原作:室星 尚明(むろほしひさあき))を舞台化して上演(演出:深寅 芥(みとらあくた)、脚本:吉田 康二(よしだこうじ))。566名の観客は、演者たちの臨場感溢れる演技と作品の世界観を表現する演出で、会場全体がミステリーの世界へ引き込まれていった。
各受賞作品のあらすじ
大賞受賞作品:「墨痕鮮やか23点」(原作:豊田 旅雉)
房州新聞・記者の引田昌也が、交通事故で死亡した。かつて引田の先輩であった中房総新聞・記者の月崎大介は、葬儀の際、引田の最後の取材先が市立美術館で、事故の加害者が同館の職員だと知り、違和感を覚える。月崎は美術館を訪ね、引田と加害者の間で何かトラブルがなかったかを探り始める。
区長賞受賞作品:「薄い壁」(原作:鮎村 咲希)
薄い壁のアパートの202号室で暮らす大学生・冬川深織は、隣室の201号室の生活音が気になっていた。ある日深織は、101号室の住人・曾根井夕輔から声をかけられる。夕輔もまた上階の音を耳障りに感じているようだった。その会話を機に、深織は一つの疑念を抱き始めた。
*1 「Webジェイ・ノベル(実業之日本社)」北区内田康夫ミステリー文学賞 特設サイト
<参考> 応募状況
応募総数:203編
地域区分
北区内:15編
都内(北区除く):50編(区部:44、市部:6)
都外(国内):137編
国外:1編
平均年齢
57.6歳(最年少:19歳、最高齢:87歳)



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