スマートフォンサイトユーザビリティランキング2023<企業サイト編>発表 1位はUQコミュニケーションズ、次いでJ:COMが2位

ユーザビリティに配慮しながらタッチポイントをデジタルシフトする企業がランキング上位に

トライベック株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長:後藤  洋)は、「スマートフォンサイトユーザビリティランキング2023」を発表いたしました。本ランキングは、<企業サイト(PCサイト)編>ランキング150社からBtoC事業を展開する50社を対象に、全7業界・50サイトのユーザビリティ(使い勝手やわかりやすさなど)を100点満点で評価する調査のランキングとなっております。調査は2022年8月下旬から10月下旬にかけて実施しました。

スマートフォンサイトユーザビリティランキング2023<企業サイト編> トップ10

ランキング

調査結果の概要
ここ数年のコロナ禍を経て日常生活はデジタルを軸としたライフスタイルへと変化し、ニューノーマルとして定着しつつあります。非対面・非接触のコミュニケーションが進み、電子マネーやICカードの普及、イベントなどの電子チケットなど、スマートフォンが主たるデバイスとして欠かせない役割を果たしています。現在スマートフォンの利用率は約9割を超え、幅広い世代で必要不可欠なコミュニケーションデバイスと言えるでしょう。
一方、企業と生活者のコミュニケーションにおける重要性は言うまでもありません。企業が生活者への有益な情報発信が求められる中で、Webサイト(PC)のみならず、スマートフォンサイトとして最適な形に変換しなくてはいけません。そのためには、Webサイト(PC)に求められるものだけでなく、スマートフォンサイトならではの使いやすさ、分かりやすさといったユーザビリティ観点が欠かすことができません。

今回実施した調査におけるスマートフォンサイトのユーザビリティランキングの平均スコアは80.65点となりました。上位企業には、UQコミュニケーションズ、J:COM、ソフトバンク、Y!mobile、auをはじめとした情報通信業界のWebサイトが見られ、スマートフォンユーザーの利用が多い業界が上位を占める結果となりました。
また、食品・飲料・生活用品、自動車・自動二輪などの業界のWebサイトも上位にランクインする結果となり、これまでリアルでのコミュニケーションが中心だった各業界でも、デジタルを活用したユーザーとのコミュニケーションを強化している傾向にあることがわかります。

スマートフォンサイトに見られるユーザビリティに配慮された工夫
1.ゆったりとコンテンツを閲覧できるWebサイトが上位企業に多く見られる
生活者の情報探索に使用する機器は、スマートフォンがPCを上回る時代となっております(総務省:令和3年通信利用動向調査の結果より)。現代に普及しているスマートフォンは片手におさまらない程に大きなものが多く、液晶部分も大きいために画面に表示される情報も多くなる傾向にあります。
本調査の上位企業を見ると、ユーザーのインターネット利用環境の変化に応じて、スマートフォンサイトで表示するコンテンツを大きくゆとりをもって掲載するサイトが多い結果となりました。
一画面に情報を詰め込むのではなく、ユーザーが画面をスクロールしながらコンテンツをゆったりと閲覧できるように掲載の工夫をし、見やすくわかりやすい情報発信を行うことでユーザーがよりよいブランド体験を行えるようにすることが求められています。 

  1. スマートフォン特有の操作に配慮することは上位企業の絶対条件に
    本調査では、スマートフォン特有の操作(タップ、フリック、ピンチイン・ピンチアウトなど)に配慮されたナビゲーションを提供していることを評価する項目があります。ランキング上位の企業をみると、どのWebサイトもこれらスマートフォン特有の操作に配慮したナビゲーションを提供している結果となりました。
    また、ページが長くなる際は表示する情報をコンパクトに掲載する工夫をしたり、操作中に意図しない広告などをポップアップで表示させたりしないなど、ユーザーがページを閲覧中にストレスを感じないような工夫をする企業が多くありました。
    スマートフォンによるインターネットの利用は、PCとは異なり外出先や移動中などの限られた時間の中で行われるケースが多々あります。このような状況の中で、ユーザーがWebサイト内で情報を探しやすく閲覧しやすくすることはたいへん重要になります。
  1. チャットボット機能を活用したコミュニケーションを行う企業もランキング上位に多数見られる      
    ランキング上位の企業を見ると、チャットボット機能を活用してユーザーの情報探索をサポートするWebサイトが多数見られます。BtoC企業の場合は扱う商材が多岐に渡り、Webサイト内の情報も多くなるためにユーザーが迷子になりやすくなる場合もあります。そんな時に、質問形式にユーザーの疑問に回答するAIチャットボット機能や、オペレーターが回答する形式のチャット機能を提供することで、ユーザーがサイト内で迷子にならないように情報探索をサポートしていると考えられます。
    これまでのリアルにおける接客スタイルから、このような機能を活用したコミュニケーションにシフトすることで、デジタルにおけるユーザーとのタッチポイントを強化する傾向が高まっております。

スマートフォンサイトランキング評価対象
「情報通信」、「自動車・自動二輪」、「銀行・クレジットカード」、「証券・保険」、「商社・流通・小売」、「食品・飲料・生活用品」、「鉄道・運輸」

評価方法
トライベック・ブランド戦略研究所のユーザビリティ診断プログラムを用いて、「A.アクセス性」、「B.サイト全体の明快性」、「C.ナビゲーションの使いやすさ」、「D.コンテンツの適切性」、「E.ヘルプ・安全性」の5つの評価軸を軸における全96項目について評価しました。

参考資料

スマートフォンサイトトップ10 
順位                          企業/サイト名
1.                          UQコミュニケーションズ
2.                          J:COM
3.                          キリン
4.                          明治
5.                          ホンダ
6.                          ソフトバンク
7.                          Y!mobile
8.                          三井住友海上
9.                          au
10.                  佐川急便

スマートフォンサイト業種別トップ10 
順位                          業種名
1.                   情報通信
2.                   食品・飲料・生活用品
3.                   証券・保険
4.                   自動車・自動二輪
5.                   鉄道・運輸
6.                   銀行・クレジットカード
7.                   商社・流通・小売

◎主要企業50サイトのランキング結果をすべてご覧になりたい方はこちら
https://brand.tribeck.jp/usability/

◎ Webユーザビリティランキング2023<企業サイト(PCサイト)編>についてはこちら
https://www.tribeck.jp/newsrelease/2022/20221214.html

◎主要企業50サイトのランキング結果の詳細をまとめた冊子・データ販売サービスを始めました。詳細はこちら
https://brand.tribeck.jp/research_service/usability_communications/plan.html
 
◎「Webユーザビリティランキング2023<企業編>調査報告オンラインセミナー」を開催いたします。
セミナーの詳細についてはこちら
https://www.tribeck.jp/event/webinar/20230113/

会社概要

会社名 :トライベック株式会社
所在地 :東京都港区赤坂7丁目1番1号 青山安田ビル3階
代表者 :代表取締役社長 後藤 洋
設立  :2001年9月4日
資本金 :1億5千万円
事業内容:デジタルマーケティング支援事業、DXプラットフォーム事業、エクスペリエンスマネジメント事業、メディア/広告代理事業
URL :https://www.tribeck.jp/          

本調査に関するお客様からのお問い合わせ先

トライベック株式会社 トライベック・ブランド戦略研究所所長 長谷山
TEL:03-5413-0177 / FAX:03-5413-0178 / E-MAIL:mail@tribeck.jp

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