近畿大学薬学部生による紀州アカモクPRイベント第4弾 「美になる海藻 紀州アカモクを味わいに行こう!!」

紀州アカモクの加工の様子
紀州アカモクの加工の様子

近畿大学薬学部(大阪府東大阪市)の学生と紀州日高漁業協同組合(和歌山県御坊市)は、「紀州アカモク」を使用したメニューなどをPRするため、令和4年(2022年)11月19日(土)・20日(日)に、道の駅・白崎海洋公園と大引漁港(ともに和歌山県日高郡由良町)で、「美になる海藻 紀州アカモクを味わいに行こう!!」と題したイベントを開催します。

【本件のポイント】
●薬学部生が成分分析などの研究を生かして開発に参画したメニューを、イベントで自らPR
●コロナ禍での中断を乗り越え、3年ぶりにPRイベントを開催
●イベントを通して、学生が海洋保全や地方創生に貢献

【本件の背景】
紀州日高漁業協同組合は、加工事業においてワカメを主な産品としていましたが、組合員の高齢化に伴い生産が困難になってきていました。そこでワカメに代わる産物として、5年前からアカモクの収穫を積極的に行っています。
近畿大学薬学部医療薬学科教授 多賀 淳は、紀州日高漁業協同組合より依頼をうけ、平成28年(2016年)から和歌山県で採れるアカモクの成分分析研究を行い、「紀州アカモク」の中に美容成分であるフコイダンという水溶性食物繊維が多く含まれていることを確認しました。これを受け、薬学部生と紀州日高漁業協同組合が共同で、健康に配慮しつつ美味しく食べられる「アカモク丼」や「アカモクカレー」等のメニューを開発し、近畿大学内の食堂での限定販売や、地元スーパーでの販売イベントを行うなどして紀州アカモクをPRしてきました。その後、紀州アカモクはプレミア和歌山(和歌山県優良県産品)にも選ばれて、人気を集めています。

【本件の内容】
「美になる海藻 紀州アカモクを味わいに行こう!!」は、産地である和歌山県の方々に紀州アカモクを知ってもらおうと、平成29年(2017年)から行っている紹介イベントの第4弾です。コロナ禍で2年間休止していましたが、今年から、絶景の地として人気の白崎海洋公園と大引漁港で再開することになりました。
当日は商品開発に関わった薬学部生も参加して、アカモクのネバネバ成分である「フコイダン」の説明や紀州アカモクの試食会などを行い、アカモクの認知度を高め、「漁の邪魔」と忌み嫌われる海藻だったアカモクの活用による海洋保全を呼びかけます。試食会では、アカモクという素材の良さを味わってもらうため、出汁で味付けしただけの最もシンプルなメニュー「冷製アカモクうどん」を提供するほか、「紀州アカモク」および紀州アカモクから生まれた美容液「AKKYURA」の販売も行います。

【開催概要】
日時  :令和4年(2022年)11月19日(土)・20日(日)10:30~16:00
場所  :
19日 道の駅 白崎海洋公園
(和歌山県日高郡由良町大引960-1、湯浅御坊道路「広川IC」から車で約24分)
20日 大引漁港
(和歌山県日高郡由良町大引、湯浅御坊道路「広川IC」から車で約20分、白崎海洋公園から無料シャトルバスで約3分、紀伊由良駅から無料シャトルバスで約12分)
対象  :一般の方(入場無料、事前申込不要)
主催  :紀州日高漁業協同組合、一般社団法人紀州の環
お問合せ:紀州日高漁業協働組合 TEL:0738-22-0451

【紀州日高漁業協同組合】
所在地:和歌山県御坊市塩屋町南塩屋450番地4
代表者:代表理事組合長 松村 德夫
資本金:320,431,000円
職員数:13人

【アカモクについて】
アカモクは日本全土に分布する海藻の一種で、シャキシャキとした食感と粘り気が特徴です。ポリフェノール、食物繊維、ナトリウム、マグネシウムなどのミネラル類も豊富に含まれており、花粉症改善やダイエットへの効果・効能が期待されています。近畿大学薬学部による成分分析においても、ナトリウム、マグネシウムに加えて、カリウム、カルシウム等のミネラル類および美容成分として知られるフコイダンが高濃度で検出されました。また、水銀等の重機金属類が検出されなかったことから、安全性もあわせて確認される結果となりました。

紀州アカモク
紀州アカモク

商品名 :紀州アカモク(100g)
価格  :300円(税込)
お問合せ:紀州日高漁業協働組合
     TEL(0738)22-0451

【美容液「AKKYURA(アキュラ)」】
「AKKYURA」は、近畿大学薬学部と紀州日高漁業協同組合が共同開発した美容液です。薬学部の多賀研究室では、アカモクから高分子のままフコイダンを取り出し、無臭化させる精製方法を最適化して、高い保水性を持つことを確認しました。また、原料製造企業と共同で、アカモク由来フコイダン抽出物の規格化および測定法を短期間で確立し、化粧品に利用するための原料化に成功しました。この研究成果を生かして、地元の漁師と大学が連携して、令和3年(2021年)から「AKKYURA」を販売し、漁業従事者だけでなく地域全体が潤うような地域内循環を目指しています。

美容液「AKKYURA(アキュラ)」
美容液「AKKYURA(アキュラ)」

商品名 :「AKKYURA(アキュラ)」美容液(50g)
価格  :4,950円(税込)
お問合せ:紀州日高漁業協働組合
     TEL(0738)22-0451

【関連リンク】
薬学部 医療薬学科 教授 多賀 淳(タガ アツシ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/806-taga-atsushi.html

薬学部
https://www.kindai.ac.jp/pharmacy/


AIが記事を作成しています